【くりのみ会】のお仲間から、素晴らしい質問が届きました。
こんな内容です。
「ロジャーズのいう“有機体の実現傾向”は、仏教でいうとどんな言葉になるのでしょうか?」
手元にある『パーソナリティ理論』には次のように記述されている。
実現傾向とは、有機体を維持し、強化する方向に全能力を発展させようとする有機体に内在する傾向である。
「自己構造の発達にともなって、この実現化傾向への一般的傾向は有機体の経験のうち自己というものに象徴される部分を実現化するという形であらわれてくる。自己と有機体の全経験が比較的一致していれば、実現傾向も比較的統一されたままである。自己と経験が不一致である場合には、有機体を実現する一般的傾向は、その動因の下部組織である自己を実現させる傾向と互いに反対に作用するであろう」
道元さんの「全機」「全機現」といった言葉が思い出されますが、皆さんのご意見もお聞かせください。
今年もよろしくお願いします。
早速のコメントありがとうございます。
自己を、身口意の連関・関係性から「部分」でなくて「全体」でとらえるとのご指摘、その通りですね。つい、馬鹿な頭で考え、部分と理解していました。
「願」についての質問ですが、「願」とは、人間の根源的なところでも「自利利他円満」への衝動のおこるところと押さえてよろしいいでしょうか?
本年も宜しくお願いします。
コメント感謝です。
畳表ドラ猫さんは、密教の方も勉強をしているのですね。
明日、カウンセリング研究会【くりのみ】の勉強会あります。
畳表ドラ猫さんのコメントをコピーして、皆さんに配布します。
ありがとうございます。