覚醒剤取締法違反(使用)容疑で逮捕され、19日に不起訴処分で釈放された歌手のASKAさん(58=本名・宮崎重明)が20日昼、自身のブログを更新した。
「ずっと考えていました」のタイトルで綴られたブログを「みなさんが、今回の事件をどのような思いで見つめているのかを」と書き出したASKAさん。「これで、有罪になるようなことがあれば、この国は異常だと。なぜ、僕が検尿で、お茶にすり替えたのか?」と警察の捜査に対する怒りを表明した。
「当日、瞬く間に警察が9人家にやって来ました。被害を訴えて警察に連絡したはずでした。appleのアカウントが、1週間で2回も書き換えられてしまいました。何度も、このような目に遭ってきました。もう、我慢ができません。警察のサイバー課の方を紹介してください。喋ったのは、わずかこれだけです」と逮捕当日の自身の行動を説明。「警察は『わけのわからないことを言っている人がいる』。僕の名前を、確認すると、麻薬などを専門に扱う『組隊五課』に連絡をしたのです。これが、今回の出来事の始まりでした」と続け、「『わけのわからないことを言っている』人権問題です」と再度、怒りをあらわにした。
「検尿を求められるだろう。メディアに『ASKAが、意味不明なことを言っているので、検尿をした』と発表しかねません。それだけでも、大きな記事になるでしょう。目の前にお茶がありました。仕事部屋に置いてあったスポイトを思い出しました。尿ではなく、スポイトで吸い上げたお茶を出してみよう。見つかったときには、素直に検尿に応じればいい」と尿検査に「お茶」を提出した理由を説明した上で「これは、僕の斜めからの思考だと思ってください。ちょっと、意地悪な回路をくぐり抜けたのかもしれません。尿を出してしまったら終わりだ。必ず、陽性にされてしまう」と、その時の心理状態も説明。
「あまり詳しいことは書けませんが、3日目には、陽性となりました。ありえません。この経緯に関しては、もう少し語らなくてはならなくてはならないことがあります。近いうちに、詳細をお伝えさせてください」と長文のブログを結んでいる。
ASKAさん19日の釈放後も「不起訴でした。」のタイトルで投稿されたエントリーで「無罪です。様々なことは、また、改めて書かせていただきます。すべての行動には、理由があります。いまは、それしかお伝えできません」と主張。「みなさんを、最高のアルバムでお待ちします。今日は、少し疲れてます。おやすむね(原文ママ)。みなさん、信じてくれてありがとう。 ASKA」と結んでいた。
尿検査時に「お茶」とは。警察の大失態ですね。