九里 【九里】を探して三千里

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足利義澄の小袖鎧 『足利氏累代相傳小袖鎧』の意味 改訂

2021-03-08 | 雑記

先ほどまで、中途の記事を出していて失礼しました。

眼鏡をかけずに、黒ぽちボタンを動かしていたら、間違っていました!!

 

【六角定頼 武門の棟梁、天下を平定す】 村井祐樹著 ミネルヴァ書房

 

人名索引には『九里宗恩』 85,86頁とあるが、その他にもクノリ、九里、等の記載が文中にある。

近江国、とくに近江八幡、更にその時代の足利氏との関係などが、俯瞰してみることができ、六角氏の置かれた立場も分かったような気がした。

気がしただけで、まだ理解したとは言えないが何度も読んで行くうちにわかってくるかもしれない。

何度も読み返す価値のある本だと思う!!

 

面白かったのが、小袖の部分であった。

九里浄椿が預かっていた小袖がどのような小袖であったのかが、初めて知ることができた。

その小袖は、足利義澄が急に亡くなってしまったために、九里の許に残されていた物で、『足利氏累代相傳小袖鎧』と言われている代物。

 

本の中よりその興味を引いた部分を書くと、

「御小袖」が鳴動する時には必ず凶事があり、…』とある。

其の鳴動の時の例が挙がっており

・嘉吉の乱 将軍義教が打たれる前に鳴動。

・義政時代 鳴動したので居を移した、その建物崩壊。

・永禄八年 1565年(九里から返還した後)何度も鳴動したにもかかわらず、将軍義輝が何もしなかったため、討死となる。

 

この九里宗恩(浄椿)が返還するまでの事情が「菅別記」(東坊城和長)に簡単に記されているそうである。

「菅別記」も新しい情報である。

===*===

九里の記載されている本は極めて少ない!!

そのため、非常に貴重な本と思う!

 

 

 

 

 

 

 


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