Kuniのウィンディ・シティへの手紙

シカゴ駐在生活を振り返りながら、帰国子女動向、日本の教育、アート、音楽、芸能、社会問題、日常生活等の情報を発信。

日本の学校に向けて、親の心の準備!~帰国への道その4

2008-10-09 | 教育一般
今週、息子たちが日本に帰国してから通うことになるさいたま市の公立中学と小学校に連絡し、必要な手続きと当初準備しなければならないことを聞いた。

メールで問い合わせるのがいいのか、電話か迷いながら、ホームページを見ると更新されていないので、メールよりも確実な電話をかける。まず私にとって未知の世界、日本の公立中学から。

11月2日に日本に到着し、3日が文化の日で休みなので、4日にまず市役所で転入届けを行い、その足で中学に向かい、市役所で交付される「就学指定校通知書」とシカゴ日本人学校から受け取る「在学証明書」「教科書給与証明書」を提出して手続きを行う。4日から息子にすぐ授業を受けさせたかったので、そのままクラスの教室にいけるかと思ったら、制服を着ていないと、教室には入れないと言う。ちょっと驚き。そこまで厳しいのか!制服は後からでもいいかと思っていた。

しかし、学校のPTA事務室に生徒が来ていた制服のストックがあるという。身長を聞かれて、170センチぐらいと言ったら、「高いですね。あるかしら。PTAの方にすぐに調べてもらいます」すぐに調べてくれて、2種類のウエストサイズの170センチサイズの制服をとっておいてくれるという。しかも、たった1000円。かなり親切で、その安さにびっくりした。何万もすると聞いていたので。上着のボタンは、近所の文房具屋で買うように言われた。ここの中学は、ボタンが1つでも取れていると注意されると友達から聞いている。

そして、学校指定のジャージ、体育着、上履きを離れた駅の商店まで行って、買わなくてはいけない。ジャージの名前は刺繍入り、体育着は名前をアイロンでつける。上履きは、学年で色が変わり、中2は緑だという。

息子に上記のことを言ったら、「そんなに規律が厳しいのか?!」と少しびっくりしていた。日本の中学なら普通にやらなければならないことなのだろが、こちらで服装に関しては、体育着も含めてすべて自由で育っているので、ちょっと窮屈に感じるだろう。しかし、それが日本の国の掟であるからして、慣れるしかない!昨日も他のお母さんたちと話していたのだが、どうして日本はすべてみんな同じでなければいけないのか、異質なものは排除されるのか、理解に苦しむ。まあ、ファッションに鈍感な息子のことだから、服装のことはたいして気にせず、毎日選ぶ時間が短縮されて楽だととらえるだろう。

さて、小学校の方だが、こちらはラッキーなことに、4日がお休みだった。5日は朝最初の授業から受けられる。去年2日ほど体験入学をしたことも教務主任の先生が覚えてくださった。あり難い。こちらは、上の息子も1年生の2月まで通っていたので、なんとなくわかる。しかし、給食があるので、(この給食は学校内で作っていて、かなりおいしいと評判)ナプキン、おはし、マスク、歯ブラシを用意してくるように言われた。ちょっと待てよ。これらを入れる小袋がいる。小袋は、どこにいってしまったか。みんなにあげてしまったぞ。船便に1つだけ入れたっけ?処分することで忙しかったので、まったく記憶がおぼろげだ。必要なもの、小袋、小袋・・・とまたメモ書き。

上履きもできるだけ指定の商店で買うように言われた。でも、白っぽい運動靴ならいいという。教科書はとりあえず今使っているのを持ってきてもらって、新しいのをすぐに渡してくれるという。ラッキーなことに、国語と算数は同じ教科書だった。ほっとする。とにかく、初日に来たときに担任の先生が必要なものは説明してくれるらしい。上履きの袋などもとりあえず入れる袋でいいという。またまた、ほっとする。でも、子供はみんなと同じでないといやだろうなあ。

最後に思い切って、アメリカで小さな頃から育っているため、(帰国子女なので)それなりに対応のいい先生を担任にしてもらえないかと図々しくお願いしてしまった。ウーン、言うべきことを言ったので、あとは「天命を待つ」気分。清水の舞台の幕は引かれた。後は飛び降りるのみ。