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日記(11.19)キログラム原器

2018-11-19 08:04:35 | 日常
11月19日   (月曜日)


▼重くなったり、軽くなったり、
 解釈の余地があってはならない
 重さの定義が、
 約百三十年ぶりに変わるのだという。


 フランスでの国際度量衡総会で「キログラム」の定義変更が諮られる。


▼変更となれば、日本国キログラム原器は来年、お役御免になるらしい。
 一メートルや一秒などは、すでに定義に膨大な数字が登場し、
 人の実感から懸け離れてしまった。

▼簡単に「原器の質量」で定義されてきたキログラムは残された大物のようだが、
 極小分野の科学の進展などで、誤差を排除する必要が生じていたという。
 物理学の「プランク定数」で記述されるそうだが、
 直感からは懸け離れている。

▼時代の要請はよく理解できる。が、物理学の言葉で書かれる新定義に、
 何ともしれないよそよそしさを感じる。

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キログラム原器廃止へ
質量の単位「kg」再定義、プランク定数に基づく定義へ変更
アンペア、ケルビン、モルもちょっと変わります

11月16日にフランスで開催された国際度量衡総会にて、
約130年間、「1kg」の定義に使われてきた国際キログラム原器(IPK)を廃止し、
2019年5月20日からはプランク定数を基準年経計算で求める方法に変更することが決定されました。

国際キログラム原器とは、パリ郊外にある国際度量衡局に保管される
白金-イリジウム合金製の1kg分銅のこと。

この分銅が世界で使われる1kgの基準とされ、
メートル条約加盟国にはその複製が置かれています。
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2018年現在、世界的に用いられるSI単位系で人工物を基準とする単位はキログラムだけでしたが、
人工物の場合は表面の汚染(酸化などの化学変化や摩滅)が発生すると数値が変わることがありえます。
このため微小なナノレベルの技術開発が進む昨今、
キログラムにおいても誤差なく利用できる物理定数を基本とする方式への変更が求められていました。
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なお、われわれの生活レベルでは2019年5月20日以降も1kgの扱いが変わることはありません。
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今回の変更はキログラムだけではなく、
電流の単位であるアンペア(A)がクーロンの定義を元にした方式から
電気素量(陽子、陽電子1個分の電荷) を基準とする方式に、

熱力学温度の単位ケルビン(K)が水の三重点(水蒸気、水、氷)が共存する温度の1/273.16、
つまり絶対零度(0ケルビン)を基準とする方式からボルツマン定数を正確に1.380649x10の-23乗J/Kに定めて求める方式に、
そして、物質量を表すモル(mol)は炭素12(C12)0.012kg中に存在する原子数に等しい要素粒子を含む系の物質量(炭素スケール)を1molとするという一般人にはよくわからない定義から、
6.02214076x10の23乗個の要素粒子を含むという.
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やっぱり一般人にはよくわからない定義へと改められることも決定されました。
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