Kukuna'okala Essay&Diary

Kukunaokala Nakamura official blog

メレちゃん

2018-03-11 | Wanko

メレちゃんの小さな命が奪われてから今日で1年になる。
この1年間、毎日毎日メレちゃんの名前を呼んでメレちゃんの思い出をたどって涙を流す、の繰り返し。
私が助ける道を間違えたばかりに、私のせいでメレちゃんは逝ってしまった。
どんなに苦しくて、痛くて、寂しくて、寒かった事だろう。
どんなに私が迎えに来るのを待っていただろう。

今でもメレちゃんが私を呼んで鳴いている声が聞こえる。

メレちゃんは本当に小さな子で、生後50日で私の元に来た。
700グラムしかないメレちゃんを大事に大事に育てたつもり。
中々ひとりでご飯を食べられないので、いつも抱っこしながら離乳食を作り食べさせた。
そして、メレちゃんは体が弱くて夜中に何度も救急病院に駆け込んだし、ひきつけを起こしたり咳が止まらなくなったり、12歳半で命が途切れるまで随分気を使う子ではあった。
そんなリスクのある子に全身麻酔、足の手術は初めから無理だったのに…
なぜ信じてしまったのだろう?
なぜ預けてしまったのだろう?
「大丈夫、何の心配もありません。1週間後には元気に帰れます」という言葉を信じてしまった。
なぜセカンドオピニオン、サードオピニオンという選択をしなかったのか?

なぜあの時に…悔やんで次から次へと自分を責めてしまう。

そうして1年が過ぎていった。
速かった、メレちゃんを失って1年があっという間に過ぎた気がする。

もちろん仕事に追われる日常なので 時が過ぎるのが速く感じるのかもしれないけれど…

けれどやっぱりメレちゃんに会いたい。
もう一度抱っこしたい。

これからの1年も又メレちゃんを思いながら、ごめんなさいと言いながら過ごしていく。

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