旧い自販機巡りと趣味と(アーカイブ)

3大レトロ自販機を巡り、その他諸々も綴ってます。新規更新はありません。アーカイブとしてお楽しみ下さい。

手持ちのNゲージ動力について

2020-07-10 03:00:00 | 趣味の話
今回は趣味の鉄道模型、Nゲージのお話です

とはいえ、全く車体や車両が出てきませんし、個人的な呟きで、話が長くなりますので
予めご了承下さい(笑)

近頃は
旧いモデルばかりを手にする機会が増えました

発端は、今まで手を出さなかった
しなのマイクロ製の動力が手に入った事でした

たまたま手にする機会があり、
勉強のつもりで手にしたのでしたよ(笑)



ダイキャスト外側が、うす緑に塗られた電車用の動力ユニット

封印シールも懐かしい、ご存じの方なら分かる「あれ」です♪

しなのマイクロ製Nゲージと言えば
かなり以前に、電気機関車は手にした事がありました

電車となると、付随車両は手にした事がありましたが
動力ユニット、動力車両は手にした事がありませんでしたね

同社では私鉄車両や国鉄車両をラインナップし、分売の動力ユニットもありましたね

ミドリヤブランドの製品や
後のマイクロクス、マイクロエース(アリイとは異なる会社時代)と移り変わり、作られて来ました

何より、しなのマイクロ時代は日本初のNゲージ動力にフライホイールを搭載していた事も特徴でしょう
しかも30年も前に成し遂げていた訳ですよ
その恩恵は、正直微々たる物でしたが…

この頃の動力ユニットは
エンドウの動力ユニットの様に
なかなか滑らかな走りを見せてくれる物でしたね

ですが、その後の仕様変更に伴い
その滑らかな走りが叶わなくなった気がします
勿論、個体差もあったでしょうが
少なくとも複数ある手持ちの動力や、店頭で試走した中古品を比べても
仕様変更の影響を感じたりもします
あくまでも個人的な意見ですけどね



こちらは旧マイクロエース時代の動力ユニットです

しなのマイクロ時代の、うす緑の塗装は省かれ、フライホイールも無くなる仕様変更をしてますね

金型の精度が落ちたのか、しなのマイクロ時代よりも
台車とダイキャストとの取り付けにガタがある様にも感じるものもありました

ダイキャストの内側の形状にも差があり、フライホイールが入っていた部分の空洞が小さくなった物や、台車内のギアの一部が金属製からプラ製になるなどの変化がみられます

この動力ユニットの仕組みは後に、旧マイクロエースの185系にも使われた物でもありました
車体への取り付け方法の差から
ダイキャスト外側の造りも変わった物でしたね

新生マイクロエース(アリイ)となり
同じく185系にも使われましたが

台車内のギアが減りやすいとの声も聞かれ、あまり評判が良くない動力ユニットになってますね…

私は、新生マイクロエースで
185系を手にした事がありました

サロ車に動力が入っている部分も、旧マイクロエースから引き継がれた製品でした

走りは、過渡期のトミックスにも似た感じでしたね

あとで知ったのですが
モーターが当初の物とは変わり、トミックスで言う「M5モーター」に準じた物が使われていたそうで
当然、似た感じの走りになったのですね(笑)

さて
旧いモデルを手にする理由ですが、ある程度の調整を
自力で弄って叶えられるところにあるかと思います

無論、安価で手にする事が出来るのもありますが
調整、整備を重ねて
滑らかな走りを見せてくれる姿を見れば
その苦労も報われるものですよね(笑)

改めて、しなのマイクロ動力の実力を知った私でしたよ

旧マイクロエース時代の動力ユニットを含め
簡単な手入れと、調整で
ある程度の走りを見せてくれる

特に初期の、しなのマイクロ動力は、なかなか滑らかな走りを見せてくれる事を知り
良い勉強になりました(笑)




こちらはKATO動力です

1世代前と言えば良いのでしょうか?

現行の主流である
3極モーターにフライホイールの組合せの動力になる前の物です

製品によっては、今も使われている動力ユニットで
生産もされていますから、充分現役の、完成された仕組みと言えますかね

こちらの動力ですが、ジョイントと呼ばれる
モーターの軸に差し込む部品の劣化への部品交換と、集電系統の清掃を怠らなければ
安定した走りを見せてくれる物ですね
経年で柔軟性が失われる樹脂パーツにも注意は必要ですが
神経質になる事は無いと思ってます

この動力にも大変お世話になりましたし、今もお世話になってます

正直、調整ポイントが掴めない頃は
他社製品よりも劣る印象を持っていましたが

ポイントを掴んだ今では
なかなか使い勝手の良い動力だと思っています
何より頑丈なイメージを持ってからは
指名買いの様に、旧製品ばかりに手を出してますからね(笑)

手持ちのKATO製品は、ほぼこの動力の製品でして
簡単な整備で滑らかな走りを見せてくれる姿を眺めるのが昨今の楽しみでもあります

さてさて
こうして自分のNゲージの楽しみ方を振り替えると
何だか、調整や整備といったワードが浮かんできました(笑)

作る、集める、走らせる以前に、点検整備の方の弄る喜びを得てしまったのかもしれませんね(笑)

そんなNゲージの動力についてのお話
分かる方にはご賛同頂ける内容でしたかね…m(_ _)m



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