旧い自販機巡りと趣味と(アーカイブ)

3大レトロ自販機を巡り、その他諸々も綴ってます。新規更新はありません。アーカイブとしてお楽しみ下さい。

トミックス 旧12系客車の修理

2020-09-20 03:00:00 | 趣味の話
今回は趣味の鉄道模型のお話です

本来は購入時点で記事にしたかったネタですが
思いもよらず修理をする事になりまして
その内容を先に出す運びとなりました(笑)




トミックス オハ12

旧製品でして、香港製の商品です

型番については、今では別製品に割り振りされてますので割愛します

Nゲージ黎明期の製品のひとつとして知られる物で
まだまだバリエーションが少ないNゲージ製品の中で出されていた物で重宝した方も多かったのではないでしょうか?

特に、キハ58との切り継ぎで作る
キハ65のベースにされた向きも多かったのでは?

ディテール等は、その頃の標準的な物で
今時の製品とは比べ物にならない施に緩い仕上がりでしたが
逆に温もりを感じる出来映えが、私には心地よい製品のひとつです

さて破損と修理のお話です



お座敷運転を終えたあと
その事象が起きました

オハ12の台車です

この頃の製品としては、床下はかなり緻密に作られた製品でしたよね

無論、今時の製品とは比べ物にならない位の仕上がりですが
走らせている時の様に、遠目で眺める分には
充分通用する感じですよ

後発の製品が出される中で
時折リサイクル店で目にする製品ですね



運転を終えて、ケースに戻す際に
画像の赤線が記している部分で台車が壊れました

車輪を支える部分が「ポロ」っと折れてしまいました(汗)

特に何かした覚えは無く破損しまして
旧い製品故に、素材の劣化も考えられますね

幸い破断した断面は綺麗に「パックリ」と、もげた感じで
このまま廃車にするのも惜しくて
接着剤に頼りましたよ

その際の画像が無く、全て修理後の画像なのはご勘弁を…(笑)



台車を車体から外して作業に入ります

車輪を支える軸受が伴う部分なので
色々と力もかかる事を想定し
単に破断面を接着するのみならず
補強もする事にしました

破断面に穴を開けて、軸を入れることも考えましたが
技量の問題で諦めまして
破断部分を支える形での補強をする事にしました



車輪の回転の妨げにならない範囲で
金属の棒を台車に接着する事で補強としました

樹脂だけの接着だと、曲げに弱い事を想定し
接着面が歪まない対策もかねての工法です

手持ちの適当な金属棒を台車枠に瞬間接着剤で接着して
何とか事なきを得た様です

樹脂同士では瞬間接着剤の効果を期待しにくいですが
異なる材質を用いる事で接着の効果を狙ってます

製品自体はかなり旧く、メーカーのサポートも期待できないので
何とか自力で補修してやるしかありませんし
代替部品を加工して組み込む手もありますが
元のままで使えるならば、そちらを重視しました

そうして愛着も増すって事ですよ(笑)



接着剤が乾いてから試運転に入ります

小判型の線路を往復させて
金属棒が走行に支障を来していないか、接着に歪みが無いかを確認して
台車を車体に戻しました

簡単な作業ですが
旧いモデルを愛でていると
時折ぶつかる修理の壁ですね(笑)

この頃の製品は
走行抵抗も大きくて、何かと台車に負担もかかる仕組みだったと思いますので
軸受部分のバリを除去し、車輪の回転に対する負担軽減も試みてます

取り敢えず補修した台車ですが
今後、どうなるのか等
耐久性は時間をかけて認識したいと思いました

トミックスの旧12系客車に関しては
後日改めて記事にするとして

最後の画像にある「釜」についても
記事に出来たらと思ってますよ(笑)

そんな鉄道模型
Nゲージのお話でした…m(_ _)m