一国の首相だがペテン師と呼ばれた男への包囲網
突っぱねるなら解散もいとわず突っぱねるべきだった菅総理だが、野合のようなことをするから面倒になってしまった。
門の中で何かをする、つまり密談とは政治狸の騙し合いだから、こんな時に限ってこんなことが起こるのだ。
ちゃんと、門の外、つまり公の場で堂々と戦う器量が無かったのか、菅総理は身内に刃を突き立てたようなものだったろうことに結果はなった。
反撃が出た。
今日のテレビを見ていると、総理の女房役であるはずの枝野幸男官房長官が「長く居座る気持ちはない。そんなに遅い時期ではない」と言明した。
加えて民主党の安住淳国会対策委員長も都内で「首相は早晩決断するだろう。この夏が一つの区切りになる」と発言したという。
国対委員長が、こんなこと言い出すと早期の予算成立確率さえどんどん低くなる。もちろん、参議院で否決され、衆議院に戻り結果予算は通るにしても復興時期は大幅に遅れることだろう。
今、総理が変わる時期ではないと今でも思っているが流れは来週にさえ変わろうという勢いだ。ともあれ次の総理になる人の顔は見えない。いやある意味では次期総理は枝野氏であり、離れ業で自民党党首の谷垣氏であり、飛道具で小沢氏という可能性はあるのかしらん。
勝ち戦のときに大将は誰に変わろうが変わりはない。負け戦のときの大将交代は、ほとほと厄介を倍加させないか大いに心配である。
余談だが、この騒ぎの裏に菅夫人のいないことを祈っている。
かぐや姫のペテン師
