三越伊勢丹HD

　百貨店業界で売上高４位の三越と、５位の伊勢丹は２３日、来年４月１日に共同で持ち株会社「三越伊勢丹ホールディングス」を設立し、経営統合することを、それぞれの取締役会で決めた。

　両社を合わせた売上高は約１兆５８００億円で、今年９月に経営統合する大丸と松坂屋ホールディングスの持ち株会社Ｊ・フロントリテイリングを抜いて、業界首位となる。人口減少などで厳しい環境が続く百貨店業界は、高島屋と、そごうと西武百貨店が統合したミレニアムリテイリングを加え、売上高１兆円規模の「４強」に再編される。　

　共同持ち株会社名は「三越伊勢丹ホールディングス」に決定。ＨＤ傘下に完全子会社として三越、伊勢丹が事業会社でぶら下がる。それぞれの店名は残す。ＨＤ経営陣には会長兼ＣＥＯ（最高経営責任者）に武藤信一・伊勢丹社長、社長兼ＣＯＯ（最高執行責任者）に石塚邦雄・三越社長が就く。役員構成は伊勢丹、三越ともに３人。本社は三越銀座店がある東京・銀座に置く。

　統合比率は過去約半年の株価などをもとに算定。に伴って伊勢丹の株式１株に対して、持ち株会社の株式を１株、三越株１株には０・３４株を割り当てる。資本金は５００億円。

　百貨店業界は、人口減少に伴う市場規模の縮小や大型ショッピングセンターを展開するスーパーなど他業種との競争激化に直面しており、三越と伊勢丹も規模拡大で生き残りを図る。

　　　―――三越、伊勢丹が経営統合決定　売上高１兆５８００億円　業界首位に(産経新聞)

客層が違うことが統合の利点となるのか、
裏目に出るのか。。

今日の天気