午後から参加しました。
分科会「アクティブラーニングと学修成果の見える化:主体的・対話的で深いよりよい学びのために」についてのメモを記載します。
入院やその後のリハビリもあって、久しぶりに大学教育の実践についてインプットすることができました。発表内容も興味深く、大変楽しいものでした。
*以下、例によって、私の理解した、書けた範囲でのメモ。
■日本福祉大学における初年次対象の教育の質を高めるための取組(日本福祉大学 全学教育センター 村川)
○単に活動を実施したということでなく、成長と気づきを促したい。
○「攻略法」
・ほぼ全ての学生が経験のあるゲームでの用語
・活動に対する留意点、という意味
・学生自らルーブリックを作成する。
S/A/B/C の基準も自ら作成。
・「振り返りシート」毎週2枚
■三重大学教養教育院「スタートアップセミナー」における学修成果の可視化(三重大学 下村)
○「スタートアップセミナー」
・1年前期 全学必修 2単位。統一テキスト・シラバス・授業案
・担当教員7名。毎週ミーティング(状況の共有、内容改善)
・PBL型授業
・評価指標、細かく設定
○学修成果の可視化への取り組み
・課題≠宿題。課題をしないと次の授業ができないような内容(10分でできる程度)。
・ワークシートを作成。他者の意見も、違う色のペンで記入。
・何かを調べてくる際は、1項目を1枚のポストイットに記入。グループごとに紙に貼り付け
→誰がどれくらい調べてきたか分かる
・グループでの振り返り、毎週1回 30分でも定期的に集まるように。
学び合い、高め合う個人の集まりとなるように仕向ける。
○今後の課題
・大学・学生の変化や実情に沿った改善
-パソコン必携化(2018年度入学生~)
-デジタル機器の日常的使用
手書きの多い方式 → Moodle で電子化
・初等中等教育と高等教育の接続
-「総合的な探求の時間」の創設
グループ活動に慣れている学生が増えてきている印象。
こちらの意図が上手く伝わらないことも。
・大学が求める学びと学生の興味・関心
大学が教育したい内容に、学生の興味・関心をいかに引きつけるか(学生を前のめりにさせるか)
■全体討論
○論点
・どんな実践法が有効か
・どんな評価法が有効か
○まず参加者近くの4名で感想の共有(5分ほど)
・ルーブリックを学生自ら作れる? どう作らせる?
→結構できるのでは。考えを引き出して、共有させて…
・学生の対話慣れ、議論慣れを感じる。論理的な思考は弱いか。
○全体で
・学生からの意見、評判は?
→少しずつ書いてもらうことで、なんとかなっているのでは(最初に数十枚渡すより)。
→先輩からの評判が引き継がれる傾向も。評判は良くないのではないか(但し、授業期間中に関して)。
課題の意味を伝えられたら、学生は進んでやってくる。教員の教育力が問われる。
・ルーブリックを学生自ら作れる? どう作らせる?(私から)
→最初は1行くらいしか書けない学生も。
「攻略法」で、成功のための要素を書かせると、できるように。
できる子を各グループに入れる。
よかったSABCの例と、解説。
自分がBなら、AとCを書いてみてもらったり。
答えがあるような印象の学生はなかなか書けなかったりするが、自由に書く学生は書ける。
・フリーライダー?
→そういう学生も出てくる。アクティビティの際は、ゲームをしてもらう=参加せざるを得ない状況に。
→授業2回目で「グループ活動の基本」を説明。
最初の頃は、議論の際、発言の時間を管理、各自が発言をすることを仕向ける。
グループ活動が苦手な学生、来られなく学生も。事前に分かっていれば、配慮する。本人の了承があれば、グループ内でそのことを共有したケースも。
それでも無理な学生は、ピア指導、レポート課題。
フリーライダー問題も、なるべくグループ内で解決するよう。
・正課外の活動を評価に含めるのは、どう?
→4年間の中で何ができるようになったのかを評価したい(個人的には)。
・高等学校でもアクティブラーニング。大学側の視点で、考える・まとめる・発表する いずれの技能を伸ばしてほしいと考える?
→福祉や地域に関わる学生に関しては、他の人とコミュニケーション、それを学びにつなげられるか。メタ認知的な能力、伝える/理解する。
→答えが出ないが、グループ活動疲れ("またかよぉ")も第1回の授業であったり…
対話での発見にポジティブな態度で来てくれると、ありがたい。
分科会「アクティブラーニングと学修成果の見える化:主体的・対話的で深いよりよい学びのために」についてのメモを記載します。
入院やその後のリハビリもあって、久しぶりに大学教育の実践についてインプットすることができました。発表内容も興味深く、大変楽しいものでした。
*以下、例によって、私の理解した、書けた範囲でのメモ。
■日本福祉大学における初年次対象の教育の質を高めるための取組(日本福祉大学 全学教育センター 村川)
○単に活動を実施したということでなく、成長と気づきを促したい。
○「攻略法」
・ほぼ全ての学生が経験のあるゲームでの用語
・活動に対する留意点、という意味
・学生自らルーブリックを作成する。
S/A/B/C の基準も自ら作成。
・「振り返りシート」毎週2枚
■三重大学教養教育院「スタートアップセミナー」における学修成果の可視化(三重大学 下村)
○「スタートアップセミナー」
・1年前期 全学必修 2単位。統一テキスト・シラバス・授業案
・担当教員7名。毎週ミーティング(状況の共有、内容改善)
・PBL型授業
・評価指標、細かく設定
○学修成果の可視化への取り組み
・課題≠宿題。課題をしないと次の授業ができないような内容(10分でできる程度)。
・ワークシートを作成。他者の意見も、違う色のペンで記入。
・何かを調べてくる際は、1項目を1枚のポストイットに記入。グループごとに紙に貼り付け
→誰がどれくらい調べてきたか分かる
・グループでの振り返り、毎週1回 30分でも定期的に集まるように。
学び合い、高め合う個人の集まりとなるように仕向ける。
○今後の課題
・大学・学生の変化や実情に沿った改善
-パソコン必携化(2018年度入学生~)
-デジタル機器の日常的使用
手書きの多い方式 → Moodle で電子化
・初等中等教育と高等教育の接続
-「総合的な探求の時間」の創設
グループ活動に慣れている学生が増えてきている印象。
こちらの意図が上手く伝わらないことも。
・大学が求める学びと学生の興味・関心
大学が教育したい内容に、学生の興味・関心をいかに引きつけるか(学生を前のめりにさせるか)
■全体討論
○論点
・どんな実践法が有効か
・どんな評価法が有効か
○まず参加者近くの4名で感想の共有(5分ほど)
・ルーブリックを学生自ら作れる? どう作らせる?
→結構できるのでは。考えを引き出して、共有させて…
・学生の対話慣れ、議論慣れを感じる。論理的な思考は弱いか。
○全体で
・学生からの意見、評判は?
→少しずつ書いてもらうことで、なんとかなっているのでは(最初に数十枚渡すより)。
→先輩からの評判が引き継がれる傾向も。評判は良くないのではないか(但し、授業期間中に関して)。
課題の意味を伝えられたら、学生は進んでやってくる。教員の教育力が問われる。
・ルーブリックを学生自ら作れる? どう作らせる?(私から)
→最初は1行くらいしか書けない学生も。
「攻略法」で、成功のための要素を書かせると、できるように。
できる子を各グループに入れる。
よかったSABCの例と、解説。
自分がBなら、AとCを書いてみてもらったり。
答えがあるような印象の学生はなかなか書けなかったりするが、自由に書く学生は書ける。
・フリーライダー?
→そういう学生も出てくる。アクティビティの際は、ゲームをしてもらう=参加せざるを得ない状況に。
→授業2回目で「グループ活動の基本」を説明。
最初の頃は、議論の際、発言の時間を管理、各自が発言をすることを仕向ける。
グループ活動が苦手な学生、来られなく学生も。事前に分かっていれば、配慮する。本人の了承があれば、グループ内でそのことを共有したケースも。
それでも無理な学生は、ピア指導、レポート課題。
フリーライダー問題も、なるべくグループ内で解決するよう。
・正課外の活動を評価に含めるのは、どう?
→4年間の中で何ができるようになったのかを評価したい(個人的には)。
・高等学校でもアクティブラーニング。大学側の視点で、考える・まとめる・発表する いずれの技能を伸ばしてほしいと考える?
→福祉や地域に関わる学生に関しては、他の人とコミュニケーション、それを学びにつなげられるか。メタ認知的な能力、伝える/理解する。
→答えが出ないが、グループ活動疲れ("またかよぉ")も第1回の授業であったり…
対話での発見にポジティブな態度で来てくれると、ありがたい。
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