システム担当ライブラリアンの日記

図書館システムやサービス系の話題を中心に。最近、歩き旅の話題も。

(2013.6.1.)大学教育学会_2_公開シンポジウム

2013-06-04 21:28:45 | ユーザサービス一般
この記事は例によって、私の理解の範囲で書いたあくまで個人的なメモです。
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公開シンポジウム
 教育から学習への転換を支えるもの:カリキュラム・空間・マネジメント

■■教育から学習への転換を支えるもの:カリキュラムの観点から(松下・京大)
■カリキュラム概念の重層性
○カリキュラム=「学習者に与えられる学習経験の総体」
 (カリキュラム研究での定義)
○重層性
 制度化(行政)、計画、実践、経験(学生)
○従来の大学教育の特徴
 行政:拘束は弱い
 学生:科目選択の自由度 大

○2000年代半ば~
 各レベルの関係が緊密化

■後期近代社会におけるカリキュラムの変容
○後期近代社会の特徴と影響
 グローバル化
 社会の流動化
 テクノロジーの発展

■大学カリキュラムのゆくえ
○大学(カリキュラム)の存在価値
・大学の存在価値の変化
 学生の意欲格差による経験の格差の拡大
 意図せざる出会いをもたらす「可能性の場所」としての大学


■■大学における対面空間とオンライン学習環境(山内・東大)
○MOOCが注目される理由
・高等教育に巨大な新市場が生まれる可能性
・大学の授業に影響を与える可能性
 -オンライン授業に単位を与える動き
 -オンラインで予習し、授業で発展させる「反転授業」
  (Flipped Class Room, 知識教授型の相対的な低下)
・就業や転職に影響を与える可能性

○オンライン学習の教育効果
 オンラインと対面を組み合わせの効果
 (学習時間が増えたから)

○物理空間の話
 東大の薬理学教室(100年前)の写真
 駒場アクティブラーニングスタジオの写真、11室

 学環コモンズ(グループで学習する場所)
 はこだて未来大学(キャンパスあちらこちらに議論する場所)

■■教育から学習への転換を支える:教員・職員・学生の認識の共有をどう実現するか(沖・立命)
○今日の自分の立ち位置
・トップマネジメント、教学マネジメントの立場ではない。
・1クラス平均280名(教養)の大規模私学でも可能の方策?
・立命における①方針の決定 ②学生参画と教職協働 ③IT技術の活用

○方針の決定 学園ビジョンの決定
・R2020
 多様なコミュニティにおける主体的な学び
 人類・自然・社会に貢献する...
  #平和と民主主義はないの?

・全学協議会 の確認文書(2011)
 #全構成員自治 ◆さすがやねん
 教員と学生とのコミュニケーションを重視した双方向授業の推進とピア・サポートの質向上

○ぴあら

○ピア・サポーターの位置付け、
メリット
 1)対象者へのサービス充実
 2)自分自身の学びの深化と成長
 3)FDとSDへの寄与(改善点を図書館職員に提案とか)

・21種類、3000人 存在が普通になっている。

○IT技術の活用 900人の授業
・授業内外で携帯、スマホから授業用掲示板で、質疑応答+議論
 8割程度が授業後に見ている。

■まとめ
・オンライン学習で知識中心主義に?
・人格形成も教育、学習の目的?
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