システム担当ライブラリアンの日記

図書館システムやサービス系の話題を中心に。最近、歩き旅の話題も。

日経情報ストラテジー 2016.5月号:オフィスの記事に、空間デザインマネジメントを学ぶ

2016-04-29 17:00:51 | 本の紹介
先日、当ブログで「オフィスはもっと楽しくなる」という本を紹介して、大学オフィスの変化を期待することも書きました。

最近はビジネス誌で、オフィスの記事をよく目にします。
少し前は、雑誌フォーブス 2016.3月号に、シリコンバレーなどのオフィスの記事。

最近なら、日経情報ストラテジー 2016.5月号に「イノベーション生むワークスタイル変革最前線」。

冒頭の記事は、あるオフィスを写真付きで紹介。
単に「おしゃれでかっこいい」だけでなく、手法や分析方法を紹介。
ラーニング・コモンズ開設時などに行われているだろう、期待する行動の整理などより、はるかに緻密。

大学のオフィスのあり方、もう少し具体的に言えば、
・人が集まる仕掛け、集まりやすい場所
・移動式ホワイトボード、壁や柱のホワイトボード
・すぐに使えるプロジェクタ
・適切な大きさのテーブル
などは、標準装備であってほしいところ。

会議のたびに延々と移動したり、議論内容は各自がメモして共有は口頭とか、壁で閉ざされたマネージャー室とか、できたら避けたいところ。

●同誌の他の記事から2つ紹介
1.ホンダの品質改善「不具合の表現」
私も常々、なにか間違いが起きた時(起きる前も)、こんなことを言ってます。
・間違いが起きないようなフローを考える
・結果より、過程
・たまたまOKだった結果より、フローを考えて間違う方がよっぽどマシ

この記事では「なぜなぜ分析」として、
 ○○がされていなかったことを、
  Aさんがしていなかった; Aさんが○○していなかったことに気付いていなかった; 第三者がAさんがしていないことに気付いていなかった
  と整理したりしています。

しなかったことも、知らなかった; 忘れた; できなかった; やりづらかった
などと分けることができる。
そして、それによって対策は異なると。

言葉の表現にしても、見なかった; 見えなかった; 見づらかった
と分けることができると。

このように分析というか認識できることが共有できれば、単純に「ちゃんと見て」ということもなくなるでしょうか。

2.グダグダ会議をなくせ Vol.3
私も会議(講習会でも)の進行は配慮しているつもりですが、再認識。
・開始時にゴールの「状態」を考える
 これを明確にすれば、参加者の態度や発言も変わる。

・時間配分の確認

ちなみに、ラーコモの阪大生に対する取材に同行した時、阪大生の有意義な実践を知りました。
ホワイトボードの使い方として、今日きめることを(例えば)青字で書く。話した内容は黒で書く。

なるほど。さらに、決まったことは何色とか、次にすべきことは何色とか、分かるようにしておくと、議論した内容が共有しやすいですね。
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