『質的研究法マッピング』
(サトウタツヤ他編、新曜社、2019)
978-4788516472
・質的研究法の様々について解説した本。
・帯に「入門書」とあるが、予備知識のない研究法についての解説は、正直「??」となった。「いろいろあるなぁ」という感想になってしまうと思われた。
・予備知識のある研究法については、再確認ができた。ただ、研究法は、やってみないと分からない面があると思うので、その再確 . . . 本文を読む
『サブジェクト・ライブラリアン: 海の向こうアメリカの学術図書館の仕事』(田中あずさ、笠間書院、2018)
ISBN: 978-4305708601
読み始めて最初の感想は「意外と(研究書というより)やわらかい内容」と感じましたが、文体からそう感じたのか、内容は深く、広いものでした。
私も、アメリカの大学ライブラリアンの仕事は、なんとなく知っているようで、分かっていない自覚もありました。その仕 . . . 本文を読む
『長友佑都体幹トレーニング20』(ベストセラーズ、2014)
ISBN-: 978-4584135570
こちらのブログで紹介されていて、購入。
・【第1回ブックレビュー】『体幹トレーニング20』:長友佑都
http://library-magic.com/2019/04/19/%E3%80%90%E7%AC%AC1%E5%9B%9E%E3%83%96%E3%83%83%E3%82%AF%E3% . . . 本文を読む
トラヴィス・ソーチック(2016)『ビッグデータ・ベースボール』、KADOKAWA
ピッツバーグのパイレーツ、1993年から連続20シーズンの負け越しだったとは。。。
これはびっくり。
それが、データ分析や、その活用で、いきなり2013年にポストシーズンに進んだ。
統計学的な話は、大学院で統計学のイロハのイを学んだので、より理解できたように思う。
個人的には、そのストーリーだけでなく、9年ほ . . . 本文を読む
サインデザイン情報誌『Signs』8号(2016.8)がなかなかよかった。
特集名:サインを活かすカラーデザイン
記事の例:
・屋外広告物の色。
・記号の色の一般的な意味。
・カラーユニバーサルデザインの記事は、「C型の見え方」などの写真があるけど、分かるのかな?
・サインの書体
・成田空港第3ターミナル、ロンドンの歩行者向けサインシステムの紹介 . . . 本文を読む
戸田山和久 (2012)『論文の教室 新版』、NHK出版
非常によかった。
学部生向けの本と紹介されたり、なんとなく経験的に概略は理解しているつもりだったが、改めて読んでみた。
「なんとなく」理解していたことを整理して、理解することができた。
そしてなにより、2016年度の秋学期に受講した「学術論文執筆法」や「リサーチデザイン」(いずれも増田知也先生)で説明を受けたり、クラスメイトと意見交換し . . . 本文を読む
谷岡 一郎 『「社会調査」のウソ―リサーチ・リテラシーのすすめ 』(文春新書、2000)
「リサーチ・デザイン」の授業で担当教員に紹介された。
非常によかった。いい加減な社会調査に対して、戒めも与えてくれる。
この本を読んだ後に、新聞等に出てくる調査結果を見ると、適切な調査か考えてしまう(時間的に読み飛ばすことはあるが)。
比較的さっと読める。
但し、調査のイロハについては、別の書籍や学習が . . . 本文を読む
『アメリカの大学生が学んでいる「伝え方」の教科書 なぜ、欧米人は人前で話すのがうまいのか?』
11月刊
The art of public speaking / Stephen E. Lucas の邦訳。
まともな「プレゼン」の本がやっと邦訳された感あり。期待していた。
硬派というか、一応は体系的に構成されているか(少なくとも原書は)。
目次を見ると、ニッポン向けにアレンジ? ページ数も少ない . . . 本文を読む
『「文系学部廃止」の衝撃』(吉見俊哉、集英社新書、2016)
「文系学部廃止」の実際や経緯、国内大学の歴史や現況も分かる。
後半の二刀流などの話は、意見の分かれるところもあるでしょう。
○国立大で、学部として社会学を持っているのは、一橋大とどっかくらいだって!?
○P.86~
「リベラルアーツ」と「一般教育」の違い。
「やや乱暴な大づかみの理解として…『一般教育』は文字通り現代的な民主主義 . . . 本文を読む
『図書館を遊ぶ : エンターテインメント空間を求めて』(渡部幹雄、2003)
新評論、4794806167
公共図書館を前提として論考だが、とても参考になった書籍。
以下、興味を引かれたところ。
○P.5~ 図書館の長所として5点あげられているが、その中に「本や雑誌を購入しなくてもすみ、家計の支出を助けてくれる」
ここは、疑問を感じる。
○P.34 図書館員論として、「最低限一つは専門 . . . 本文を読む