『研修開発入門』(中原淳、2014)
割と流し読み。
研修は会社の事業のためと。
記述は一部専門的に感じるところもあったが、基本的な確認事項が多い印象も。
途中の机の配置など、研修だけでなく、ミーティングやラーニング・コモンズ運営のヒントになることも。 . . . 本文を読む
「初めて学ぶ人間工学」(岡田明ほか、2016)
思わずブログに書こうとしたのは、本書の最後に「人材の育成」という節が出てきたから。ほんの2ページだけど。
大学教育学会のいくつかのセッションで、大学職員の専門性の議論もあったところ。
人間工学の解説だけでなく、今後の啓発・普及のために、これに言及している。示唆的な印象がありました。
ちなみに、本書もとてもよいと思いました。
講談社ブルーバックスの . . . 本文を読む
先日、当ブログで「オフィスはもっと楽しくなる」という本を紹介して、大学オフィスの変化を期待することも書きました。
最近はビジネス誌で、オフィスの記事をよく目にします。
少し前は、雑誌フォーブス 2016.3月号に、シリコンバレーなどのオフィスの記事。
最近なら、日経情報ストラテジー 2016.5月号に「イノベーション生むワークスタイル変革最前線」。
冒頭の記事は、あるオフィスを写真付きで紹介 . . . 本文を読む
「無名大学を優良大学にする力 : ある大学の変革物語」
ジョージ・ケラー著
学文社、2013
9784762024061
少し薄めの本で、よくある成功物語かと思いましたが、意外と興味深い本。
アメリカの大学事情も少し分かるし、大学経営のポイントがいくつか見えてくる。
ただ、幅広いことを記述しているので、私も文字を通り過ぎただけのところもあると思います。2-3年前の私なら、読み過ごしただろうなと思 . . . 本文を読む
「図書館を演出する : 今、求められるアイデアと実践」
尼川ゆら, 多賀谷津也子, 尼川洋子著
人と情報を結ぶWEプロデュース , 合同会社メディアイランド (発売) 2010.8
9784904678268
前半は、「演出」のこと、分かりやすい例では、各種案内物のことが的確すぎるくらいな記述。
例えば、P.14~「利用者が感じる図書館空間」では、文字ばっかりの空間と指摘。
・図書館の本は、 . . . 本文を読む
「オフィスはもっと楽しくなる : はたらき方と空間の多様性」
花田愛, 森田舞著
プレジデント社 2015.8
9784833421447
http://ci.nii.ac.jp/ncid/BB19696943
岡村製作所関連の本です。
学術書というより、カジュアルな内容でしょうか。
しかし、空間の作り方、ラーニング・コモンズの導入などに関わる人には、いろんな気付きがあるはずです。
. . . 本文を読む
大学のラーニング・コモンズと、コミュニケーションを促進するオフィスのデザインに共通性があると、よく言われています。
私もそう思いますし、オフィスのデザインに最近アンテナも張っています。
雑誌「フォーブス」2016.3 にオフィスの記事がありました。
「究極のオフィス 新しい働き方」とのテーマ。
正直言って、参考になるページが多かったわけではありませんが、宿泊賃貸サービス airbnb のサンフ . . . 本文を読む
「大学への文章学」渡辺哲司(学術出版会、2013)★★★★★
読み手(大学教員)の試行パターンなどを考慮、つまりは、トピックセンテンスを先に、構造的に書くことを勧める。
学生の"苦手意識"の分析なども興味深い。
即効性より「中・長期にわたる本格的な効能」(まえがき)を重視した書籍。学生・教員、ともに有用であろう。
7章などで触れられているバラグラフの歴史や、日本での現況についても興味深い。
. . . 本文を読む
「日本の古都はなぜ空襲を免れたか」吉田 守男 (朝日文庫、2002)
978-4022613530
京都が大規模な空襲や原爆投下をまぬがれたのは、日本の古都を保護すべきというアメリカ側の意図だったという説を、資料に基づき反証。
また、個人的には、原爆投下の背景、市街地への大規模空襲の意図や経緯など、新たな知識を与えてくれた。どうしても空襲の被害に(のみ)注目や証言が集まることが多いので。
興 . . . 本文を読む
このような点で参考になりました。
○公共図書館の設計過程、思想について。
○他の図書館の見学について。
○「本の貸し出し」だけをする場所ではないとの記述を「文献検索」などに置き換えると、色んなヒントが得られるのではないかと思いました。
また、図書館員が名刺を持たないことに触れられていましたが、今でもそうなのでしょうか。だとしたら、我々は深く自省すべきなのかもしれません。 . . . 本文を読む