とね日記

理数系ネタ、パソコン、フランス語の話が中心。
量子テレポーテーションや超弦理論の理解を目指して勉強を続けています!

素数の魔力に囚われた人々 ~リーマン予想・天才たちの150年の闘い~

2009年11月20日 20時49分05秒 | 理科復活プロジェクト

-----------------------
後日追記:

この番組をYouTubeで: 再生する 検索する
-----------------------

明日の夜、ふたたび「リーマン予想」についての番組がBSハイビジョンで放送される。これは見逃せない!

この間の日曜は「魔性の難問~リーマン予想・天才たちの闘い~ 」という50分番組をNHK総合テレビで見たのだが、明日のは90分枠。同じ番組の拡大版というところなのかな?

先日の番組については、カリフォルニア工科大学で教鞭ととられている素粒子物理学者の大栗博司先生がご自身のブログで記事をお書きになっているのでお読みになるとよい。

大栗博司先生のブログ:リーマン予想
http://planck.exblog.jp/12992975/

後日放送された90分拡大版についての記事:リーマン予想と天文学
http://planck.exblog.jp/13030531/

番組のおしまいのほうで触れられる「非可換微分幾何学」にチャレンジしたいと思う物理学系の方は「理論物理のための微分幾何学」のような教科書で入門するとよいだろう。(といっても僕自身この本を読んだわけではないが。)


ハイビジョン特集 素数の魔力に囚われた人々 ~リーマン予想・天才たちの150年の闘い~
BShi 11月21日(土) 午後8:30~10:00
(再放送11月27日(金)午後10時30分)

皆さんは、素数と呼ばれる“数字たち”をご存じだろうか。2,3,5,7,11,13,17,19,23,29・・・・・。1とそれ自身でしか割りきれない数。数の原子と呼ばれる存在。数学者たちは、「素数の並び方の規則」を求めようと、何百年にもわたって格闘してきた。ランダムにしか見えないこの並びこそ、この大宇宙を想像した「創造主の意志」が秘められている“暗号”に違いないと信じて...。
この番組は、数学者たちがなぜ素数を創造主の“暗号”だと考えるようになったのか、その不思議な発見の歴史を辿る。そして、ついに素数の並びの規則の解明に肉薄しはじめた現代数学の最先端、「素数と宇宙法則の奇妙な関係」を、CG合成映像を駆使して解き明かしていく。人類史上最大の挑戦「素数=創造主の暗号」解明への道。素数研究の最先端に立つ世界の数学者たちの証言を集大成し、さらにめくるめくCG合成映像を駆使して描く、スリルとサスペンスたっぷりの異色謎解きドキュメント。これまで見たことも想像したこともないような天才たちの頭脳の内部、そしてロマン溢れる深遠なる宇宙の真理へと誘う。


ところで、以前放送された「ハイビジョン特集「数学者はキノコ狩りの夢を見る~ポアンカレ予想・100年の格闘」も週明けの月曜に再放送されるようだ。

以下の画像をクリックするとNHKオンデマンドの動画ページが開く。

「素数の魔力に囚われた人々~リーマン予想・天才たちの150年の闘い」



関連リンク:

この番組の概要は以下のブログ記事でご覧いただくことができる。
http://mshiko.blogspot.com/2009/11/riemann-hypothesis_18.html

また、この番組で紹介されている「リーマン・ゼータの零点の分布」にまつわるモンゴメリーとダイソンの研究分野の偶然の一致(量子物理学と数論における一致)については、次のページで解説されている。

「リーマン・ゼータの零点の分布」と「ランダム行列の固有値」
http://www5b.biglobe.ne.jp/~sugi_m/page255.htm

番組中のおしまいのほうにでてくる「コンヌ博士の非可換幾何学」については、次の記事をお読みいただきたい。

コンヌ博士の非可換幾何学へはどうたどり着けばいいのだろう?
https://blog.goo.ne.jp/ktonegaw/e/1655b0e9e6992dcd300fd3ef8910d45d


ブログ執筆のはげみになりますので、1つずつ応援クリックをお願いします。
にほんブログ村 科学ブログ 物理学へ 人気ブログランキングへ 

コメント (7)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 統計力学〈2〉(田崎 晴明著) | トップ | 統計力学: 長岡洋介著 »

7 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (kazuo)
2009-11-21 08:14:24
現在、代数学と格闘中で数論はブルーバックスの「素数入門」「数論入門」を読んだ程度です。
リーマン予想はおぼろげにわかっている程度なので今日のTVが楽しみです。
返信する
kazuoさんへ (とね)
2009-11-21 09:20:45
kazuoさんは物理より数学に時間をかけていると以前おっしゃっていましたね。
代数学の勉強頑張ってください。

僕は「エラトステネスのふるい」をやった程度です。(笑)

このシリーズはリーマン予想だけじゃなく、いろいろなテーマで年に数回放送してほしいものですね。(番組作るのは大変だろうけど。)
返信する
Harvest (naotomeguro)
2017-09-18 23:07:48
リーマン予想は証明不可能なのかもしれません。
ゼータ関数がnonstandardなゼロ点(実部が1/2でないもの)をもつモデルが存在するようです。(ブログ
http://blog.goo.ne.jp/naotomeguro の記事"Riemann
hypothesis 3"を読んでみてください。)
いつか”日暮れて道遠し”となるのかもしれません。
返信する
Re: Harvest (とね)
2017-09-19 10:39:39
naotomeguro様

コメントいただき、ありがとうございました。記事を読ませていただきましたが、僕が理解できるレベルをはるかに超えていましたので、さしあたりいただいたコメントを公開させていただきました。

naotomeguroもgooブログをお使いですね。数式をこれだけ多用しているgooブログは初めて見ました。参考にさせていただきます。
返信する
Re: (naotomeguro)
2017-09-23 21:47:16
とね様

お返事ありがとうございます。
どうも、リーマン予想だけでなく、ポアンカレ予想のように
実数体をあつかう数学全部がインチキのような気がしてきました。 数学者の方々も、うすうす気付いておられるのではないですか?
返信する
naotomeguro様 (とね)
2017-09-24 00:23:56
naotomeguro様

どういたしまして。

> リーマン予想だけでなく、ポアンカレ予想のように実数体をあつかう数学全部がインチキのような気がしてきました。

何もそこまで疑ってかからなくても。。。という気がしますが。
返信する
Re: (naotomeguro)
2017-09-28 21:47:33
とね様
 ありがとうございます。
 注意します。
返信する

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

理科復活プロジェクト」カテゴリの最新記事