Krannert MBA JP Blog

WORK HARD, WORK RIGHT, WORK TOGETHER

MBA class of 2012 Tomoki

2013-02-24 18:28:51 | Alumni
【Course/Year】 MBA 2012
【Option Area】 Finance、Operation
【社費/私費】 社費
【学部時代の専攻】 法律(学士)
【入学前の勤続年数】 約6年
【入学前の業界・業務】 鉄道(6年)
【卒業後の業界・業務】 同上

【Krannertに来てよかったと思うところ】
(学習面)
① ハードなプログラム
 クラナートは、校訓で「work hard, work right, work together」とうたっているように、非常にハードなプログラムを課す校風で知られている。実際に毎回の授業のために、多くの予習が必要であった。教授は、学生が予習を完璧にこなしていることを前提に授業を進めるため、念入りな予習なしでは授業についていくことは難しく、決して手を抜くことはできなかった。予習に加え、課題の量も非常に多く、提出期限も短く設定されているため、夜中まで取り組むこともしばしばあった。このようにハードなプログラムではあったが、周りの学生も同じようなスケジュールで勉強していたため、励ましあいながら非常にいい雰囲気の中で学習に取り組み、実力をつけることができた。

② チーム単位の学習
 上記の校訓の中で「work together」とうたわれているように、大半の課題はチームで取組み、チームの成果として提出することが求められた。チームで取り組むことで、多様な考え方を学べるというメリットの他、チームにて議論し、業務を分担し、課題を解決していくことは、実社会で業務やプロジェクトを進めるうえでの非常によい訓練となった。課題やプレゼンテーションをチーム単位で行うことから、メンバーの能力が自分の成績に影響してくるため、チーム編成は非常に重要なイベントであった。自分は幸いにもチームメンバーに恵まれ、それぞれの課題において、満足のいく成績を残すことができた。特に、自分のような社費留学生は就職活動をする必要がなく、比較的時間があったため、チームではできるだけリーダー的な役割を担うように努めた。

③ ダイバーシティ(多様性)
 クラナートは、在籍する学生内45%が留学生である。 言語・文化・考え方の点で様々な違いに接することができ、卒業後のネットワークという意味でも大きな利点である。特に中国・台湾・韓国など東アジアからの留学生が多く、日本企業の東アジアへの事業拡大や、これらの地域からの労働力受け入れを考えると、彼らの考え方や文化を知ることは大変重要なことであった。生徒のみならず、プロフェッサーの構成もダイバーシティに富んでおり、2年間で、インド人、中国人、トルコ人、イタリア人、ドイツ人の教授から学ぶことができた。

(生活面)
① 治安のよさ
 パデュー大学があるインディアナ州ウェストラフィエット(West Lafayette)は隣接するラフィエットと合わせて人口9万人程度の小さな街である。人口の半数以上をパデュー大学関係者が占めることから、治安については全く問題ない。私のように妻子を帯同する留学生にとっては、まさに、理想的な学習環境であった。

② 温かいコミュニティ
 地域には熱心なキリスト教信者が多く、ボランティア精神溢れる人々が住んでいて、非常に温かいコミュニティが形成されていた。ハロウィンやサンクスギビング、イースターなど伝統的な祝日には、アメリカ人の自宅のパーティに家族で招待され、アメリカの家庭の雰囲気や、伝統的なアメリカ料理などを体験することができた。妻は地元のボランティアが運営している語学学校に通い、息子も2歳まではチャイルドケアスクール、3歳からはプレスクール(保育園)に通い、家族それぞれがこの地で多くのことを学ぶことができた。また、ドイツ祭りや、ハンティングムーンなど、地域のお祭りも多く、非常に有意義な日々を過ごすことができた。

③ 大規模な大学であるが故のメリット(カレッジスポーツ)
 クラナートに入学することは、同時に全米屈指のマンモス校であるパデュー大学に入学することであり、大学が大規模であるが故のメリットも多く享受できた。図書館や、カフェテリア、フィットネスなどの設備が充実していることがその代表例である。そして、大学内における主な娯楽と言えば、何といってもカレッジスポーツの観戦であり、特にフットボールの試合では、大学内にある6万人収容のスタジアムが満員になり、町全体が盛り上がる。私はバスケットボールチームの試合(大学内に15,000人収容の体育館がある)を定期的に観戦し、カレッジスポーツの雰囲気を楽しんだ。スポーツ観戦を通じて他の学生達と交流を深めることは非常に有意義なことであった。


【Krannertに改善してほしいと思うところ】
 ・ 家族帯同可能な交換留学プログラムを設定してほしい。やはり、家族を残してアメリカを離れることは少々心配が残るので。
 ・ チームを生徒で組むのではなく、学校がある程度アサインしてほしい。それにより、より生徒間の交流が深まるのではないかと思う。


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1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (風間)
2013-02-27 22:43:00
海外に生活すると、やはり時には日本のことが懐かしくなりますね。ちなみに、海外で日本のアニメや番組などを見たいとき、www.tv-rec.comをお薦めいたします。どこでもいつでも見られます。画質がいいし、とても便利です。
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