受講時期: 2014 Summer Module
担当教官: Professor Bob Plante
この選択科目は、トータル・クオリティ・マネージメント(TQM)、シックス・シグマの概念、実験計画法等を理論的側面と実験を通した実践的側面の両面から学びます。製造工程のみならず、サービス業などのプロセス改善にも応用可能な内容で、特に、顧客満足を高めるように、マーケティング分析や基本設計という上流工程で品質を高める、すなわち、さまざまな要因に対してばらつきを減らして要求された目標に合致する出力を得られるような設計を行う、ということを目的としています。授業の根底には、田口メソッド、トヨタの品質改善手法があります。オペレーション等のプロセス改善・最適化に興味ある方はもちろん、マーケティング分析から製造やサービス実装における品質向上といったマーケティング分野に興味がある方にも有益な授業と思われます。
授業はレクチャ形式で進められ、教授の過去のプロジェクトの実例をもとに、豊富なスライドを用いて、毎回のテーマの概念と、実験や分析の進め方やソフトウェア(Minitab, Excel)の使い方まで含めて解説が進められます。教授は、ゆっくり、物静かな口調で語りますが、常に学生に問いかけ、考えさせるように進めていきます。4,5名程度のチーム編成で、チームアサインメントは7回、うち2回は実験計画法の実習です。加えて、最終の実験計画法プロジェクト(チームで実験テーマを考える)を1回、そのほかにPCB Exerciseが1回別チームを組んで実施されます。ケーススタディのような課題はないものの、授業の概念をよく理解するとともに、別途教科書を熟読し、統計ソフトウェアを使いこなせるようになる必要があります。実験計画法の実習は、例えば、紙飛行機の設計について、4か所の折り目について、3段階の選択肢がある場合に、飛行距離を最大化するための設計の分析を行うというもので、組み合わせの選択方法、分析方法、最適設計の出力結果予測と、実測との比較等を行い、レポートにまとめるというものです。
成績評価は、最終DOEプロジェクトが40%、チーム課題が30%、チーム内でのチームパーティシペーション相互評価が30%と、チームの成績がベースとなりつつ、チーム内での存在感が非常に重要という構成になっています。
統計等の高度な数学的、定量分析能力が求められると同時に、実際にどうプロセスを改善してマーケットが求めるターゲットに合わせていくべきか、非常に考えさせられる内容でした。個人的には新サービス開発に興味があるため、非常に興味深く、満足できた科目でした。ただ、チームメートとの関係が重要なことも確かで、チーム運営がうまくいかないと、いい成績がとれないと思われます。
担当教官: Professor Bob Plante
この選択科目は、トータル・クオリティ・マネージメント(TQM)、シックス・シグマの概念、実験計画法等を理論的側面と実験を通した実践的側面の両面から学びます。製造工程のみならず、サービス業などのプロセス改善にも応用可能な内容で、特に、顧客満足を高めるように、マーケティング分析や基本設計という上流工程で品質を高める、すなわち、さまざまな要因に対してばらつきを減らして要求された目標に合致する出力を得られるような設計を行う、ということを目的としています。授業の根底には、田口メソッド、トヨタの品質改善手法があります。オペレーション等のプロセス改善・最適化に興味ある方はもちろん、マーケティング分析から製造やサービス実装における品質向上といったマーケティング分野に興味がある方にも有益な授業と思われます。
授業はレクチャ形式で進められ、教授の過去のプロジェクトの実例をもとに、豊富なスライドを用いて、毎回のテーマの概念と、実験や分析の進め方やソフトウェア(Minitab, Excel)の使い方まで含めて解説が進められます。教授は、ゆっくり、物静かな口調で語りますが、常に学生に問いかけ、考えさせるように進めていきます。4,5名程度のチーム編成で、チームアサインメントは7回、うち2回は実験計画法の実習です。加えて、最終の実験計画法プロジェクト(チームで実験テーマを考える)を1回、そのほかにPCB Exerciseが1回別チームを組んで実施されます。ケーススタディのような課題はないものの、授業の概念をよく理解するとともに、別途教科書を熟読し、統計ソフトウェアを使いこなせるようになる必要があります。実験計画法の実習は、例えば、紙飛行機の設計について、4か所の折り目について、3段階の選択肢がある場合に、飛行距離を最大化するための設計の分析を行うというもので、組み合わせの選択方法、分析方法、最適設計の出力結果予測と、実測との比較等を行い、レポートにまとめるというものです。
成績評価は、最終DOEプロジェクトが40%、チーム課題が30%、チーム内でのチームパーティシペーション相互評価が30%と、チームの成績がベースとなりつつ、チーム内での存在感が非常に重要という構成になっています。
統計等の高度な数学的、定量分析能力が求められると同時に、実際にどうプロセスを改善してマーケットが求めるターゲットに合わせていくべきか、非常に考えさせられる内容でした。個人的には新サービス開発に興味があるため、非常に興味深く、満足できた科目でした。ただ、チームメートとの関係が重要なことも確かで、チーム運営がうまくいかないと、いい成績がとれないと思われます。