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OBHR 69000 Strategic Leadership (MBA 2016 Daigo)

2015-12-31 16:51:18 | Elective-OBHR
受講時期:2015 Model 4
担当教官: Richard Cosier

<概要>
本講義では、組織におけるリーダーシップの在り方について学ぶ授業となります。OBHRの授業らしく授業前のリーディングは多いですが、ケースは一切扱いません。

1. 講義
「リーダーシップ」という非常に大きなテーマを、特にExecutiveレベルに焦点を当てた授業だったことで個人的には興味深い授業となりました。過去の事例やフレームワークを体系的に押さえながら、時にはアメリカにおけるExecutiveの莫大な給与レベルとリーダーシップの関係性について、倫理観を踏まえディスカッションするなど、学んだコンテンツのテーマとしては満足のいくものでした。Professor Cosierは以前クラナートのDeanも務めたベテラン教授で授業の進め方もうまく、ディスカッションもきちんとコントロールしてくれます。

2. チームプレゼンテーション
期間中、2回のチームプレゼンテーションがあります。各チーム2人のリーダーを選び、彼らのリーダーシップスタイルがどのようなものか、授業で学ぶフレームワークや概念を使用しながら発表します。私のグループはMarissa Mayer (Yahoo! CEO)などを扱いました。

3. ゲストスピーカーセッション
Professor Cosierのつながりで、ゲストを招いたスピーカーセッションが2回ほど授業内で行われます。過去、実際にExecutiveであったゲストスピーカーたちが生の経験をシェアしてくれるので、個人的にはこの授業のハイライトでした。

<成績評価>
本講義ではMid term (100 pts.)、 Final(100 pts.)、Team presentations(50 pts.)、Class participation(50 pts.)にて評価されます。テストはもっぱら記述式で、インターナショナルの生徒にとっては少しつらいものになりますが、授業で学んだ要素を用いて自分の意見を述べる、というよりは、学んだ要素自体の確認テストという感じで、暗記したものを記述する方式でした。

MGMT 59000 Customer Relationship Management (MBA 2016 Daigo)

2015-12-31 16:48:13 | Elective-Marketing
受講時期:2015 Model 1
担当教官: Janakiraman Moorthy

<概要>
本講義はMarketing分野の選択科目で、いわゆる3C (Customer, Company, Competitor)における”Customer”に焦点を当て、顧客選定から関係性維持に至るまでの戦略を体系的に学ぶ授業です。

<授業>
授業は主にケースディスカッションが中心です。基本的にはケースを読み、ディスカッションしながら先生が解説していくというオーソドックスな流れでした。ケースの他にも膨大な関連資料が事前準備として課せられますが、あまりにも多すぎるため、生徒たちから不満が出たりということもありました。

以下、テーマ例となります。

 Understanding the customer value analytical methods
 Relationship between customer satisfaction and CRM
 Customer Lifetime Value in marketing strategy
 Customer classification and value based management of customers
 Customer acquisition strategies
 Use of tools and techniques for process design

教鞭を取るのはインド出身のMoorthy教授で、この分野の知識が非常に深く授業に対する真摯な姿勢も好感が持てました。が、英語のインド訛りが非常に強く、半分も理解できなかったことが最大の問題でした。(他のインターナショナルの学生たちも同じ問題を抱えており、アメリカ人クラスメイトでも時に理解に苦しんでいました。)また、授業の内容も後ろ倒しになることが多く、教授のクラスマネジメントには疑問が残りました。クラスコンテンツとしては近年非常に重要なマーケティングテーマなだけに、個人的には残念でした。正直なところ、あまりお勧めできる授業ではありません。

<課題>
個人でのケース課題提出が3回あります。非常に時間がかかり負荷としては重かったですが、内容としては特に難解というわけではありません。

また、グループワークとして、CRMに関連するテクノロジーを1つ選び、プレゼンテーションおよびレポート提出が課せられました。我々のグループは”Visualization” を選びました。しかし複数のチームが”Social media”を選択し、内容がかぶってしまったこともあり、そこは教授にコントロールして欲しかったところです。

<成績評価>
本講義ではmid term, finalは行われず、成績はIndividual case write-ups (60%)とTeam assignment (30%)、Class Participation (10%)にて決まります。