Krannert MBA JP Blog

WORK HARD, WORK RIGHT, WORK TOGETHER

MGMT525 Marketing Analytics (MBA 2014 Jun)

2013-09-16 14:05:02 | Elective-Marketing
科目名:MGMT525  Marketing Analytics
受講時期:2012 Module 4
担当教官:Sumon Datta

この授業はマーケティングの定量解析手法を学ぶ授業です。必修であるマーケティングの授業では、マーケティングのフレームワークを学びますが、この授業では実際の生のデータを用いて、数値解析を行うことで、データをどのようにマーケティングの決定に生かすかを学ぶ授業です。もちろん授業の過程で学んだマーケティングのフレームワークを使う必要があります。授業の前半は、統計学の授業でも学ぶ、確率解析や回帰分析を用いてマーケティングのセグメンテーションなどを行います。後半は統計学の授業では学ばない分野であるクラスタリング(セグメントの生成方法)をどのように行うか学びます。

この授業は、マーケティングとは名乗りながらも、どちらかというと統計解析に近い授業になります。とはいいつつも、統計で学んだ回帰分析などは、文系出身の方にはなかなか難しい分野であったかもしれませんが、実際の具体的なデータを用いて学ぶことで、理解が進む方もいるのではないでしょうか。授業はインド人のDatta先生が受け持っており、わかりやすいスライドが毎回用意されているので、スライドにそって予習、復習を進めていけば、問題なく理解出来るレベルだと思います。

授業の評価は、プロブレムセット4回(52%)と、ケース課題2回(33%)、ポップクイズ2回(10%)、クラスパーティシペーション(5%)で、全ての課題は個人課題です。試験がないので、A をとりたい場合は、しっかりと課題をこなしましょう。なお、この授業は全て個人課題ですが、他の学生と相談することは許されているので、良い成績をとりたければ、他の学生と答え合わせをして、間違いがないようしっかり確認しましょう。間違えられる数は少ないです。また、ポップアップクイズは授業にそった内容が聞かれますが、なかなか難しいのでしっかり授業の中身を理解するようにしましょう。

MGMT611 Advanced Corporate Finance (MBA 2014 Hiro)

2013-09-16 13:51:57 | Elective-Finance
科目名:MGMT611  Advanced Corporate Finance
受講時期:2013 Module 4
担当教官:Scott Hsu

Mod2で行われた必修MGMT610のFinanceの応用編です。MGMT610では詳細まで行われなかった会社全体のValuationが中心となります。CAPMをしっかり理解した後は、MM理論を経て、APV、FTE、WACCといったアプローチ方法を学びます。それらを使って、いくつかのケースを基にディスカッションしていきます。LBO(leveraged Buyout:借入によるレバレッジをかけての買収方法。一昔、ライブドアがフジテレビを買収するのではないかという噂がありましたが、その時の手法がLBOとなります。)、IPO(Initial Public Offering:株式公開ですね。最近では、Facebookが有名でしょうか。)、配当政策、自社株買いなど、ファイナンスを勉強したい人には、面白いネタがたくさん詰まっています。

先生は台湾出身のHsu先生が担当されました。英語も説明も非常にクリアに行われ、授業内容もよくまとまっていたと思いますし、必修のファイナンスと同じテキストを使って行われるため、そういった点でも、一貫性が保たれており、それほど苦労なくアドバンストな内容が勉強できると感じました。反面、世の中に興味深いケースが多く転がっている中で、そのような題材を活用するなど、ディスカッションももう少し深まればいいのになぁと感じました。個人的には、さらにアドバンスのCorporate Financeの授業があればいいのにと感じた次第です。

Class Participation 20%、Midterm 35%、Final 45%とチーム課題などなく、全て個人責任と、クラナートの授業では、珍しいと思います。個人的には、楽かと思いますが、この部分は評価が分かれるところかと思いました。テスト内容も、授業内容をしっかり理解し、練習問題である程度練習しておけば問題ないレベルでした。

MGMT511  Fixed Income Securities (MBA 2014 Hiro)

2013-09-16 13:50:42 | Elective-Finance
科目名:MGMT511  Fixed Income Securities
受講時期:2013 Module 4
担当教官:Ralitsa Petkova

債券を中心としたFixed Income Securitiesの基礎を学ぶ授業です。債券、金利などについて何も知らなくても、基礎の基礎から教えてくれるので、誰でも取ることが出来ると思います。ただし、DurationやConvexityといった金利感応度の計算で、微分を使うので、微分を全く忘れてしまった人は、つらいかもしれませんし、かなり数値計算が多いので、計算が得意でない人も嫌になるかもしれません。(Derivativeを使うと書いてあって、デリバティブを組み込んだ仕組債とかやるんだろうと期待していたのでしたが、デリバティブではなく、微分のことでした。ほとんど応用系の債券は出てきません。) 

Petkova先生は、東欧から来られた美しい先生で、非常にゆっくりと英語をしゃべってくれるので、英語で困るということはありませんでした。加えて、彼女の授業で使用するスライドは非常によくまとまっていて、このスライドだけでしっかり勉強すれば十分理解出来ると思います。ちなみに、このPetkova先生、EXCEL技術が高く、使ったことのないアドインを授業で披露していたため、個人的にはそこが一番面白かったです。

3つのProblem Sets 30%、Midterm 30%、Final 30%、Class Participation 10%なので、テスト対策にもなるProblem Setsをしっかりやることがまずは重要です。それなりに複雑な問題も混じっていたと記憶しています。Problem Setsではチーム単位で提出するのですが、そのチーム分けは、くじ引きで行われて、4人で1チームになったのですが、そのうち2人がドロップするという目に会いました。スケジュール調整が簡単そうだったのと、僕に予備知識があった(というより、3年ほど債券の仕事していたもので・・・)ので、2人チームで最後までやり通しました。テストは、それほど難易度は高く無かったのですが、逆に、テストでは1問ケアレスミスをしてしまい、A‐になってしまったのが、苦い記憶です。

Krannert Launch (MBA 2015 Norihiko)

2013-09-16 13:48:24 | オリエンテーション
Krannert Launchは、前週の International Student Orientation に引き続いて行われるオリエンテーションで、ここでDomestic students が合流することになります。2013年度は総勢約150名で行われました。オリエンテーションでは顔合わせを含めてより多くのクラスメートと知り合えるよう色々な活動が入れられており、例えば、初日は自己紹介を兼ねて「自分の名前のスペルから始まる名前を持つクラスメートを探して会話する」ゲームを行います(例:Joe なら Josh, Olivia, Edwardを探して会話する)。また、ランチタイムにはランダムで割り振られたチームで食事に行ったりと、多くのクラスメートとnetworkingが図れるよう工夫されています。その他にも、オリエンテーションの中盤にはボランティア活動も設定されており、私はLafayetteにある Glen Acers Grade School で新学期の準備のお手伝い(校庭の整備、教科書の準備など)をしました。この活動もアサインされたグループ単位で活動するため、同グループのメンバーと親しくなる機会となりました。このようにKrannert Launchは「クラスメートと話す機会を作る」ことを意識した構成となっています。

また、First module (eight weeks) を一緒に過ごすチームメートがこの週に通知されます。オリエンテーション中にこのチームで活動することはありませんが、チームごとに誓約書を書いて「ベストを尽くす」ことを誓いました。私のチームは5名構成でいずれも違う国出身であり、Krannert が言っている「Diversity」を体現するチームでした。

その他、ネットワーキングの講義(握手、自己紹介、メール返信のマナーなど)、Library の紹介、Program の紹介(Global Business Project)など座学もあり、特に「DISC Analysis」が興味深いものでした。これは、質問集に回答することで、自分のリーダーシップのタイプが客観的にわかるというもので、自身の弱点対策も合わせて知ることが出来るため特に有意義なセッションだと思います。また講義中には練習の場が設けられ、自ら自己紹介などをする場面がありますが、Listening に難があったためついて授業についていくのに苦労することもあり英語力はまだまだ、と実感させられる経験でもありました。

オリエンテーションのなかで「知り合いを増やす」活動はたくさんありましたが、オリエンテーション後の活動(スポーツ、パーティなど)も非常に大切です。よりカジュアルな場になるためクラスメートとコミュニケーションが取りやすくなるので、是非出席してクラスメートとの距離を縮めるとよいのではないでしょうか。もちろん、英語そのものは教室で話されるものよりも難しいですが、よい機会になると思います。

オリエンテーション中のスケジュールは日によって違いますが、8:30am-3:30pmが目安となりますので、生活のセットアップに使える時間もありますので、この期間を活用して授業開始前までに生活セットアップをすませるとよいと思います。

International Orientation (MSIA 2014 Yosuke)

2013-09-16 13:45:01 | オリエンテーション
Krannertでは8月下旬から通常の授業が始まる前にこれから始まるMBA生の顔合わせなども含めてオリエンテーションが設定されています。このオリエンテーションはインターナショナルの学生を対象としたものと、Krannertに新たに入学する学生全員を対象にしたものの、2部構成となっています。インターナショナルのオリエンテーションは全体オリエンテーションに先立って開催され、2013年の場合、Internationalの学生限定のオリエンテーションが07/29-8/2の期間で開催されました。

内容は、Deanの歓迎のあいさつやPurdueの歴史と伝統の紹介、ice breakのための簡単なゲーム、Krannert向けのPC環境セットアップ、Job hunting向けサービスの紹介、食事のマナー、米国内生活立ち上げについて質疑応答、文化の相互理解のためのプレゼンテーション、キャンパスツアー、Writing Lab(Purdueにある学生向けのESL教室)の紹介等々多岐にわたります。

時間は概ね9:00-16:00で、それほど内容が詰め込まれているわけでもなく、時間的には余裕があります。特にKrannertで開催されたSummer SchoolであるBusiness English Bootcampに参加した方にとっては、すでに理解している内容が多いです。

この期間は、International同士の親睦を深める期間として活用するのが良いと思います。昼食は5人程度のグループが割り振られており、食事中の会話で親しくなることができます。また、オリエンテーション後に懇親会に参加してもよいでしょう。

多くの日本学生にとっては、他のInternationalの学生の英語力の高さに圧倒される機会ともなります。Krannertのスタッフの英語が速くて、自分は内容を理解できないのに、他の学生は理解できているように見える。Indianの学生の英語は訛りが強くて、自分は聞き取れないのに、他の学生は聞き取れているように思われる。しかし、このあせりは多くのアジア学生(特に日本、韓国、中国)の共通のものです。必要以上にあわてず、しかし英語に慣れる準備は進めましょう。

また、度胸を付けるためには、オリエンテーション中に挙手して発言する機会を持っておくとよいと思います。拙い英語でも構いません。何度も発言すれば、オリエンテーション中にも一目置かれる存在になれるかもしれません。