さて、好もうが好まざろうが、マリーンズ泥沼の2009年シーズン・第二幕が始まりました。
これまでは単に(といってもこれだけで十分なのだけど)、ボビーvs球団フロント、という図式だけで表面上は済んでいたけど、ここにマリーンズファンという要素が絡んできました。 当然ながら、ブログだとか某巨大掲示板・SNSなどではすでにファンの中でもいろいろと主張が繰り広げられてきたようですが、(予想・告知されていた行動とはいえ)ファンもボビーvs球団フロントの抗争に入っていかざるを得ない状況になりそうです。
サンスポ
昨日の井口の会見ですが、好印象をもたれた方が多いように感じます。 少なくとも私はその一人です。
もしその態度・言葉が上辺だけのものだったとしても、あれだけしっかりと受け答えし、MLBへの未練がありしょうがなくマリーンズと契約した、という雰囲気は全くなく、自分を必要としてくれる球団で自分も最大限の力を発揮できるようにしたい、という意思が伝わってくる会見だったと思います。
それは、井口本人のブログでも伝わってきます。
すでにご覧になられた方も多いと思いますが、マリーンズと契約なるか?、といった報道があってからというものの、コメント欄が荒れている状態にあります。 もちろん、妙なコメントを入れる人はごく一部だけなのだけど。 他の選手のブログやチームの公式ページにあるようなコメント欄のように、ブログのサポートスタッフによる検閲がほとんど入っていないのでしょう。
そんな状態にも関わらず、「自主トレ終了!」(1月24日)では以下のように書いています。
※皆さん多くのコメント有難うございます。
1つお願いがあります。
僕に対しての厳しいコメントはいくらでも結構ですが、
他の選手に対するコメント、チーム批判などは
なるべく控えてもらえる様にお願いします。
ごく当たり前のことを書いているに過ぎない、という方もいるかもしれませんが、井口本人に対するコメントはいかなるものであっても受け入れる。 だが、他人に迷惑はかけるな、とはっきり書けることはすばらしいことです。 きつい口調ではなく、諭すように書いていますし。
別に検疫をしている他選手やチームのブログを批判するつもりもないし、実際には表示されていないだけであって、本人達はその(表面上)削除された批判コメントにも目を通している可能性は十分あるわけです。 ブログをやったことがある方ならわかるでしょうが、承認制にしたとしても、結局はそのコメントを見て削除行為を行うわけですし。
今回のマリーンズ入団は、井口にとっても結構ファンから批判の声があがることは予想していた事態なのかもしれません。
不可解な契約を盾にMLB移籍を果たし、MLBで野球人生をまっとうするかと思えば日本に戻ってきて、それも戻ってくる先がホークスではなくマリーンズ。 まあ、MLB移籍の状況が状況だから(経営母体が変わったとはいえ)ホークスに戻れるかといえばそれはそれで微妙ですが、ホークスファンからみたら「また裏切られた」と思う人がいてもおかしくない。
マリーンズファンからみても、セカンドの守備では相当貢献してくれた(当社比)オーティズを切り、さらには守備はちょっと粗が表面化してしまったけど打撃面では大きく成長の跡が見えた根元や2000本安打達成にわずかな望みを持つ堀、
それ以外にも、球団フロントvsボビーという対立に関する「球団側のカード」として利用されている、と言われても仕方がない状況。
もちろんこれは井口にとっては何も関係ないことだけれども、外野(マスコミ、という意味)はこれからも無理やり関係付けして書くだろうしねぇ。 特にスポニチさんが。
昨日、といえば、井口の会見が午前中にあり、同日の夕刻には予告とおりボビーが来日しました。
ここまで産経新聞
毎日新聞
2009年1月25日 成田空港 ボビーバレンタイン来日 @Youtube
成田空港の到着ロビーに200名程度のマリーンズファンが集結し、ボビー残留のエールを送ったとのこと。 ボビーはやはりうれしかったことでしょうね。
この集結は、MVPやボビーバレンタイン監督残留を実現させる会あたりが中心となって集まったようです(もちろんそれ以外にもボビーズウェイを読んで駆けつけた方もいらっしゃると思いますが)。
MVPは先日来「ボビー残留」を表明して活動を起こす、と言明しておりましたので、この成田集結がそのひとつの行為となりました。 そして、瀬戸山球団社長に対して、ボビー契約満了に関連する4つの事項について質問状を送ったようです。
このことにより、ライトスタンドを筆頭に千葉マリンスタジアムにおけるファンの間でちょっとしたことが起きる可能性があるかもしれないですね。
私がこのブログでも何度も何度も書いているように、人の考えはそれぞれ全く違う。 100人いれば100人の考え方がある。 似たような考えになることもあるだろうけど、それぞれ送ってきた生活環境はもちろん、マリーンズを応援するきっかけだって全員が違う。 だから、あらゆる面において同じ考えになるはずもない。
要は、ボビー退任反対を叫ぶ人もあれば、賛成する人もいるということ。 さらには静観を決め込む人も多いだろうし(私はここかも)、そもそも関心なし、って人もいるでしょう。
こういった微妙な問題だと、ちょっとしたことでいざこざにつながる恐れがあります。
スタジアムに行くと内野席でさえアドレナリン?が分泌してちょっとした興奮状態になります。 さらに、外野席に座るとより一層アドレナリンが分泌しやすくなるでしょう。 皆さん、大声を上げて、飛び跳ねて応援するわけですし(ちょっとお酒も入る人もいるでしょう)。
こういう状況だと、どうしても興奮状態になりますからね。
でも、2010年監督問題に関する考えの違いはあっても、
千葉ロッテマリーンズが
2009年リーグ優勝して欲しい
日本一・アジア一になって欲しい
というのは、恐らくほとんどのマリーンズファンが思っていることだと思います。
どんな状況になっても、この共通目的だけは絶対に忘れずにいて欲しいな、と思います。
最後に。
勘違いして欲しくないのですが、成田へ行かれた方やMVPなどを否定したり非難しているつもりは全くありません。 逆に、行動を起こしたことに素晴らしいとさえ思っています。 行動どころか声も出さずに文句ばかり言う人も多いですからね。 ・・・・・・ あれ? それは私ですかね??
※業務連絡※
ささどんさん。 勝手にささどんのブログ記事に本文中からリンクを張らせていただきました。 ちょうど2つのニュースについてまとめていただいていたので。。。
ロッテのチョコレート何枚売って5億よって
感じ。それで成績が伴わなかったら、浦和や新大久保のロッテ工場で仕事している労働者も浮かばれないよね。
騒ぎ立てるのはいつも周りなのかな..(-ω-)
ボビー退陣やむなし 瀬戸山残留ですかねぇ
報道だけで判断するとね
ボビーが契約やお金に執着しすぎた感があるので経営陣が嫌がるのも無理ないかなぁ
某球団に行って評価落とした某藤○みたいな感じで経営陣は嫌がるでしょうね
成績が良いから経営陣の受けが言い訳ではないのが現実社会ですからね
瀬戸山さんの功績は経営者目線で見れば高評価でしょうね
次から次に手を打って売上上がってる訳で・・・
もちろんボビー人気も大きな力ですけどね
経営者であれば選んでる力も評価しなければいけない訳で・・・
ただ危惧するのは瀬戸山さんの暴走ですね
でも暴走という意味ではボビーも同じな訳で・・・
権力が集まると独裁になるって事なんでしょう
国が滅びる原因の多くは内部紛争だそうです(聞きかじりだけど)
どうかマリーンズが滅びませんように・・・
井口選手は大人ですね、そう言う印象は受けました。
もう来たからには活躍して欲しいです。
人とそれぞれいろいろな意見があり、考えがありますし、コヤマリンさんの次期監督アンケートでも
意見がわかれましたし(ネタも含めて)
それにしても成田へ行かれた方、行動する事は
本当に素晴らしい、本当に尊敬します。
(普段僕は引きこもっているだけなので)
確かにかなりの高額年俸ですよねぇ。 その要求に屈してしまった経営者側にも、ものすごく大きな問題がありますけど。
とはいいがならも、プロ野球経営自体がそもそもオーナーの道楽みたいなものなので、オーナーが良いと言えば良いのでしょう。
ささどんさんのブログにもコメントで残しましたが、ちょっとディープな内容だったのでどうしようなぁ、迷惑にならないかなぁ、と思っていたので、快くお受けいただき感謝です!
選手達はある意味、「いつものことだし」くらいの気持ちはあるでしょうね。 周りがとやかく騒ぎ立てるのは、ベテラン選手であればあるほど慣れているでしょうし。 いくらマイナー球団とは言いながらも、2005年以降の注目度はだいぶあがりましたしね。
ボビー&瀬戸山さん、共にちょっと長期政権になりすぎかな、という感じはありますね。
瀬戸山さんは少なくとも選手や監督との契約交渉をみる限りは、交渉下手、なんでしょう。 ある程度実績&人気がある人に対しては、要求されたことをほぼ呑んでしまっている感がぬぐえないですし。 だから西岡から「一番お金をくれるところに行く。ロッテが出してくれるでしょうけど。」なんて冗談でも言われてしまうんでしょう。
どちらにせよ、ボビーが退陣した後は、瀬戸山一派もその後近いうちに退陣してもらわないと、将来的にはかなり良くない方向へ行く気がします。 権力の集中化が見え隠れしていますからね。。。
行動を起こす、というのは、かなり重要なことですからね。 まあ、何も考えずに行動したり、暴力的な方向の行動は問題外ですけど。
十人十色、百人百様です。。。
さて、どう転ぶでしょうかね。(私は完全に傍観者になっております。)