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108/144 猫17● : 好試合

2009年08月23日 00時20分00秒 | Marines09R-Season


前日の試合は何だったんだ?

そんなことを言いたくなるくらい、非常に良い試合でした。 プロ野球ファン、として観たら、ですが。 







ライオンズの黄金時代の名選手である渡辺投手が始球式に登場。 そして打者が清原氏ということもあり、球場には非常に多くのライオンズファンが訪れていました。




ライオンズ時代の清原氏とは似ても似つかない巨体となっていて、オールドユニフォームが全く似合っておりませんでしたが、それでもやはり雰囲気がある人は違いますね。 ライオンズズ時代の清原氏は本当に素晴らしい選手だったですし、このユニフォームだと感慨深いものがあります。(その後のユニフォームの時代は、、、ね。)



そんなどう考えても全ての雰囲気がライオンズに向いてしまっている中、登板したのは小野晋吾。


ブルペンで力水を受け、マウンドに向かう小野晋吾


マウンドに上がる前に、いつものように祈りを捧げる


本当に小野は素晴らしいピッチングをしてくれました。
8回まではランナーを出しても全く点数を取られる気配を感じませんでした。 ほとんどすべての打者に対し、初球をストライクで入るという抜群の制球。 やはり初球をストライクで入ることができると、圧倒的に投手有利で進めることができますからね。
打たれたヒットは4本ですが、まともにバットに捉えられてヒットとなったのは、8回裏の銀仁朗の2ベースくらいじゃないでしょうか。 それ以外は、打ち損ねたり詰まったあたりが野手の間に落ちてしまっただけ、といった感じでした。 逆に、ヒットにならなかったけれどもアウトとなった打球も何球がありましたが、野手の正面または守備範囲に飛ぶということは、きちっとした制球が出来ているということ。 本当に、晋吾の持ち味を存分に発揮した投球だったのではないかと思います。
また、マウンドでの姿勢・表情も非常に良かった。
ランナーを出してしまっても表情をほとんど変えることなく、常に気合いの入った表情。 それは気負いすぎているわけでもなく、ボケっとしているわけでもない、緊張感と平常心を静かに保っている。 そんな雰囲気でした。 だからこそ、どんな場面でも、晋吾が失点する気配を感じなかった。


それだけに、9回裏は本当に惜しかった。 そしてもったいなかった。
先頭打者の原に対し、晋吾は手首に当たるデッドボールを与えてしまった。 テレビで観ていたらどうだったのかはわかりませんが、現地で観ている限りは原がほとんど避けているようには見えなかったので、ボビーが出てきて主審に確認?したのはよくわかる。
でも、この場面で晋吾は「あれがデッドボールになるのか?」と言わんばかりの表情を浮かべ、1・2回首を振っていたんですよ。 それまでどんな場面でも表情を崩さず平常心を保っていた晋吾が、ほんの少しだけ『気持ちの揺れ』が起きてしまった。 本当にほんの少しだったのだと思います。

ただ、ライオンズ・岸も、若干ボール球も多かったものの非常に良いピッチングをしており、ずっと緊迫した場面が続いていた。
私はこの試合を観ていて、7回あたりから「どちらかが動いた方が負けだな」とみていました。 それは、例えば好投している先発投手から中継ぎ投手に交替する、とか、ランナーが出た後代走を出すだとか、チャンスでもないのに代打を出すとか。 そして、先発投手の気持ちの揺れが起こった時。 そう思っていました。

だから、死球を与えた段階で、小野の表情の崩れをみた時にかなり不安になったと同時に、次の打者と対峙するまでに平常心に戻れるかどうか、戻って欲しい。 そう願いながら観ておりました。
ですが、残念ながら、そのほんのわずかな気持ちの揺れを、晋吾は修正できなかったのでしょう・・・・・・
栗山の送りバントが若干打球を殺し切れなかったこともあり、打球を拾うと晋吾は2塁へ送球した。 でも、正直、ランナーが向かってくる側のベース付近にストライク送球をしていたとしても、アウトにできた可能性はかなり低かったように思います。 晋吾の送球は若干逸れ、セカンドベースに入っていた西岡は捕球することができず、センター方向へボールが転々とし・・・
1塁へ素直に投げて1アウト2塁になっていたとしても、今日の晋吾であれば、無得点で抑えられた可能性が高かったのではないかと今でも思っています。 それだけ、安定していたピッチングをしていたのでね。

ランナーが無死1・3塁となり、中島を敬遠し満塁策。 ここで晋吾は無念の降板となります。
晋吾は、自らのミスで招いたピンチを、自らの手で脱したいという気持ちが非常に強かったことでしょう。 でも、残念ながらベンチが「動かざるを得ない状況」にしてしまったのも確かです。
晋吾を責めるつもりは一切ないですし、寧ろあんな試合の翌日に、こんな素晴らしい試合そしてピッチングを見せてくれたことに、本当に感謝しています。 ただ、それに『勝利』が得られていれば、もっと最高だったんですけどね。 私にとっても、チームにとっても、そして晋吾にとっても。


交替を告げられ、無念の降板。



打線が無援護だったのも確かですが、今日の岸を攻略するのはなかなか難しかったと思います。
ボール先行ではありましたが、要所要所で低めに鋭いストレートが何度も何度も決まっていました。 岸からは「ストライクだったらいつでも取れるけど、必要なのはアウトをとること。 そして無得点に抑え勝利を得ること。」 そう割り切っているくらいの貫禄を感じました。
サブローや西岡など、非常に巧くボールを捉え非常に良い角度で飛んだ打球もありましたが、全てすぐに失速していました。 7回裏の西岡の打球なんてその典型的な例です。 私は1塁側内野席の中段あたりにいましたが、西岡の打球が飛び、私の前を通過していく時点でどんどんと打球に勢いが落ちていくのを目の当たりにしました。 GG佐藤がジャンプした時には打球が完全に死んでしまっていましたから、キャッチされてしまい当然です。 それでも、勢い余って落球でもしてくれれば、と思いましたが。。。。。。
今日の岸から得点できたとすれば、1回表だけだったかもしれません。 それだけに、橋本のレフトへの打球は本当に惜しかった。 ほんの50cmだけでもレフトライン際にずれていれば・・・・ もう少しだけ打球が詰まって50cmだけ前に落ちていれば・・・・ そんなタラレバばかり考えてしまいます。



終わってしまったことはしょうがありません。
3戦目は、唐川が登板します。 大嶺も1軍合流し、火曜日のホークス戦での先発可能性が高くなっています。 唐川も1年先輩が再び合流し、気持ちの変化もあることでしょう。
大嶺の前で快投を演じ、是非ともチームを勝利に導いて欲しいものです。



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ちなみに、大嶺先発予想の理由ですが、今日ブルペンで小林宏之が待機していたので、恐らく中継ぎへの配置転換があったのでしょう。 だから、です。


6回裏、ブルペンで投球練習で肩を作る小林宏之



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4 コメント

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Unknown (pul)
2009-08-23 01:42:54
勝った金曜日の試合より、どうせお金払うなら、負けてしまったけど今夜の試合を現場で見たかったです。

勝てればなおよかったけど、負けても悔しさより爽快さを感じました。気力に溢れた小野選手の投球に感動しましたよ。

打線も抑えられましたが、一時の貧打状態は脱したのではと思います。早坂選手、塀内選手ら控え選手がアジャストしてきました。
残り試合少ないですが、彼らのプレーを楽しみたいです。

コバヒロさんはいよいよリリーフで再起かけるのでしょうか。
昨夜投手をムダ使いしたのでどうすんだとは思ってました。
へばり気味のリリーフ陣の救世主となれるか。
というか、いい加減額面どおりの仕事してくれていいですよね。
(大嶺昇格となると誰かがファームに落ちるんですね…)
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好ゲーム (N.S.ボウラー)
2009-08-23 03:09:59
でしたね。
晋吾、ナイスピッチ
攻撃は鴎のほうが押し気味でしたが、持ち前のタイムリー欠乏症候群発症で援護できず
私は岸の投球には貫禄や凄みは感じませんでしたけどね。
岸の好投というよりは、やはり鴎の拙攻でしょう。
でも、いい試合でした。
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Unknown (unknown)
2009-08-23 03:54:09
凄み云々と言うより、やはり勝てるピッチャーはここぞの要所でいいボールが決まるのよ。今日は掛け値なしの投手戦、結果は零封だけど拙攻ってことはないでしょ。ナイスゲームです。
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Re: コメントいただいた方々へ (コヤマリン)
2009-08-28 17:57:17


Re: pulさん

コメントありがとうございます。
確かにこの試合はとても見応えのある試合でした。 観ている方も緊迫した雰囲気をひしひしと感じることができましたからね。
でも、本当に小野の投球は素晴らしかったです。 小野のブログを読んだら、9回の死球・2塁送球は攻めた結果、と書いていました。 昨年だったらもっとネガティブな記事になっていたのに、小野もずいぶんと強い意志をもつようになったものです。

コバヒロはリリーフ予定だったみたいですけどね。 清水の寝違え、じゃなくて、首痛のおかげで先発復帰となりましたね。


Re: N.S.ボウラーさん

コメントありがとうございます。
本当に好ゲームでした。 現地は非常に蒸し暑い状態でしたが、それ以上に素晴らしい試合でした。 さすがに蒸し暑さが気にならない、とまでは言いませんが(というか、本当に洒落にならないくらい蒸していた・・・上空白いし。)
岸は貫禄とか凄み、というよりも、要所要所で良い球が来ていた、といった感じです。 マリーンズが甘い球を打つ気配なく見逃している場面が多かったのが痛かったですかね。。。


Re: unknownさん

コメントありがとうございます。
勝てるピッチャー。。。 2007年成瀬もそんな感じでしたね。 抜けるボールもないわけではないのだけども、ここぞ!という時に内角にストレートがバシッと決まる、とかね。 この試合は本当にナイスゲームでした。
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