はりぶろぐ

鍼灸師のブログです。東京の国分寺市にて孔和堂鍼灸院を開業しています。
http://kouwado.com

弥生の愛媛 その3

2023-03-16 22:17:03 | 日記
札所巡りを終えて、次の目的地の佐田岬へ。
西予市→八幡浜市→伊方町と移動。
八幡浜市は、小学校の修学旅行で大分行きのフェリーに乗るために訪れて以来。
 
日本一長い佐田岬半島。この先の運転に備えるため、半島の付け根の辺りにある道の駅きららに立ち寄りました。
 
屋上からの眺め。右下に見えるのは伊方原発1・2号機。

伊方町といえば原発。実際に見るのは初めてで、この美しい景色の中に原発が存在していることに一層違和感を感じました。
 
左が1・2号機、右が3号機の燃料集合体の模型。

訪れたのは3月11日。この燃料集合体が融解したものが、震災から12年経っても取り出せていない現実について、改めて考えさせられました。
 
道の駅を出た後もひたすらドライブ。
途中、大久展望台に立ち寄りました。
 
伊方町には風力発電のための風車がたくさんあります。
 
展望台を出た後は夫に運転を代わってもらい、残りの距離全て運転してもらいました。
 
果たして本当に佐田岬灯台まで到着できるのか?と思ってしまうほど、遠い道のりでしたが、無事佐田岬灯台の駐車場に着きました。
 
まずは駐車場からの眺めを堪能。


 
ここから20分ほど遊歩道を歩いて灯台まで向かいます。

木漏れ日の遊歩道を歩き始めます。

最初はひたすら下り。途中で海が見える度に晴れやかな気持ちに。





美しい景色をずっと見ていたくなりますが、ゴールはまだ先。

木々が途切れたところからも海。

灯台に行く前に、椿山展望台へ。

灯台がよく見えました。

名前の通り、周りには椿がいっぱい。


展望台から灯台へ。
途中から割とアップダウンがあるので、20分とはいえ足には疲労感が。

長い階段を登り、

灯台に到着。



ここからだと大分県がかなり近く感じます。

双眼鏡で岩場にいるカモメを観察。

風が穏やかだったので、のんびり景色を楽しめました。

下から見上げた灯台。



灯台を後にして、帰路へ。
半島の先端エリアにも風車がいくつもありました。




ロングドライブを終え、大洲市に移動。
計り売りをしてくれる、酒乃さわだ小倉邸でお買い物。

とっても素敵なお店でした。
 
さすがに移動疲れが出て、ホテルにチェックイン。早めに休むことに。
 
ぐっすり眠ったので、翌朝はスッキリ目覚めました。
朝食のご飯がすごくおいしくて、おかずに大好物のつくしの卵とじがあるのも嬉しかったです。

食後にコーヒー。カップの猫、いい顔してます。
 
チェックアウトした後は、大洲城を見に行きました。
 
大洲は古い街並みが保存されていて、風情があります。

天守閣が見えてきました。左側は桜の木。満開になったら素晴らしい景色になりそう。

緩やかな坂を登ります。

この日も朝日がきれいに見えました。

天守閣に到着。
肱川をゆっくり眺めたのは初めて。
 
城を後にして、少し街並みを歩くことに。
 
市民会館近くの桜が満開でした。

大洲といえば鵜飼。マンホールにも鵜。

昭和の景色がそのまま残っている感じ。

こちらはもっと古い街並み。戦前の建物がそのまま残っているそうです。

看板がかわいい。





おおず赤煉瓦館。

一巡りしてから大洲を出発しました。
 
伊予市にある親戚宅に寄りました。
犬のふうこちゃんは庭でお昼寝中。両目が見えませんが、音と匂いはかなり敏感です。

猫のぽっぽちゃんも健在。眩しいせいか、悪い顔になってる…

夫が強引に抱き上げても抵抗せず。それがまたかわいい。


 
親戚宅を出た後は、伊予郡の山奥にある祖父母宅へ。
母と親戚に鍼灸治療する前に、母の手料理で腹ごしらえ。
再びつくしの卵とじ。

野菜たっぷりの豚汁。
 
治療を終えてから、祖母が育てていた梅を見に行きました。



梅の木の存在を初めて知ってびっくり。祖母は花より団子だったので、花の後の実が楽しみだったのかもしれません。
 
母も親戚も冬に比べて体調が良さそうで一安心。
とはいえまだ気になる症状があるので、そう遠くないうちに帰省しようと思います。
 
 
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弥生の愛媛 その2

2023-03-15 21:41:32 | 日記

翌朝はホテルから宇和島城まで散策しました。

歩道の消火栓のデザインがかわいい。

宇和島といえば、牛鬼。

八ツ鹿踊りという無形民族文化財もあるそうです。これもすごくかわいい。

宇和島は真珠の養殖でも有名です。

宇和島には市営の闘牛場もあるそうです。


宇和島城桑折氏武家長屋門に到着。
石段を登ります。

石段に落ちている椿の花がよく似合ってて美しい。





井戸丸跡

早朝だったせいか、地元の人が散歩されている姿をよく見かけました。
犬の散歩に来ていたり、杖をついてゆっくり登っていたり、朝の習慣になっている人も多いのかもしれません。

宇和島城が見えてきました。下から400mほどで登れるのも魅力的。

宇和海が見えるのも素敵。

早咲きの桜が少しだけ残っていました。

宇和島城の天守に到着。
朝日もいい感じに見えました。


帰りは行きと異なるルート。
開店前の商店街を歩きました。
 
昭和を感じさせる、看板のフォント。

牛鬼もいます。





直射日光に当たっていないので、歩道よりも発色がきれいなマンホール。



魚屋の前にはウツボがいました。



宇和島を出発。
道の駅みまに併設されている、畦地梅太郎記念美術館に立ち寄りました。

建物の外でも少しだけ畦地梅太郎の作品が楽しめます。



作品はもちろん、版画の制作過程の説明や、再現された畦地梅太郎のアトリエも良かったです。
 
道の駅みまにも、春の花がいっぱい。
 
パンジーとスミレ

モクレン




夫はじゃこ天うどん、

私はきつねうどんを食べました。

夫には出汁がかなり甘く感じられるようですが、私にはちょうど良い慣れ親しんだおいしさでした。
 
窓には畦地梅太郎の山男のステッカーが。


道の駅を出て、夫と一緒に帰省した時の習慣になっている、札所巡りへ。
 
41番札所 龍光寺

神仏習合の名残で、地元では三間のお稲荷さんと呼ばれて親しまれているそうです。
 
本尊は十一面観音菩薩。

ここは小僧さんの看板があります。

参拝後に戻る時には三間の街並みがよく見えました。


42番札所 仏木寺

立派な山門です。

本堂。本尊は大日如来

太子堂

鐘楼堂
茅葺屋根は四国霊場でここだけなのだそうです。

ベンチには四国の形が。

仏木寺は家畜や動物の祈祷もされているそうで、動物を象った像がありました。
後ろから見ても素晴らしい門。
 
宇和島市から西予市に移動。

43番札所 明石寺

山桜かな?蕾が成長中。

ここの山門も素敵です。

本堂。本尊は千住観音菩薩。

鐘楼堂

迫力ある夫婦杉。

素朴なデザインが素敵。

参拝後、石段から少し離れたところに椿と梅が咲いていました。



















 
 
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弥生の愛媛 その1

2023-03-15 21:29:25 | 日記
今年初の帰省。
3月に帰省するのは、かなり久しぶりです。
今回は夫も一緒だったので、いろいろと観光もしました。
 
まず向かったのは、伊予市上灘の犬寄峠。
InstagramでヤギがいるコーヒースタンドCoffee Reverbが出店していると知ったからです。

犬寄峠の場所は大体知っていましたが、こんなにきれいな場所だとは知りませんでした。
2012年に黄色い丘の管理人さんが地域活性化のため、耕作放棄地だったみかん畑を開墾して花畑にしたそうです。

桃の花と菜の花の黄色が鮮やか。



ミモザもあちこちに。

梅の花も青空に映えて美しい。


菜の花をこんなにたくさん見たのは初めてです。



はこべの小さな花が、菜の花の足元にたくさん。

ナズナの花も春を感じさせてくれます。
丘を降りて駐車場に向かう通りには、ミモザがいっぱい咲いていました。

ふわふわでかわいい。

ミツバチもたくさんいました。

散策の終わりに振り返った景色。
 
コーヒースタンドは大人気。
ヤギさんを眺めて待ちました。



ゴロンと寝た姿がめちゃくちゃ可愛かったです。



角アリがこくぶかブレンド、角ナシがはなやかブレンド。

店主の方は東京から移住して来られたとのこと。愛媛に興味を持ったきっかけやヤギのこと、いろいろとお話しして優しいお人柄を感じました。
コーヒーもとても優しい味わいでおいしかったです。
 
伊予市を出てからは高速は使わず下道で宇和島方面へ。
 
途中、ナビが国道ではなく曲がりくねった道に誘導してくれたおかげで、予定になかった吉田港沿いを走ることに。
車を停めて海を見たら、水が綺麗でした。

傾いてきた太陽が目の前に見えて、素晴らしい眺め。

宇和島はみかんの生産量が多い地域。シーズンももう終わりですが、まだまだ柑橘類が成っていました。
 
宿にチェックインした後、夕日を見たくて九島方面へ。
ギリギリ間に合い、日が沈むのをしばらく眺めました。




部屋での食事前、夫が買ってきた「らくれん」の牛乳を見て、懐かしくて思わず撮影。

給食で飲んでいた頃とデザインが変わらず。小学生の頃を思い出しました。
 

 

 
 
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鍼灸治療に不安を感じている方へ

2023-03-05 18:54:03 | 鍼灸

鍼灸治療に興味があっても、どのような症状に効果があるのか、実際に鍼灸院でどのような施術をされるのか、患者さんにとって疑問点や不安に感じることはいくつもあると思います。

WHOでは、41疾患を鍼灸の適応症として定めています。

頭痛、偏頭痛、三叉神経痛、顔面神経麻痺、メニエール氏病、白内障、急性結膜炎、近視、中心性網膜炎、急性上顎洞炎、急性鼻炎、感冒、急性扁桃炎、歯痛、抜歯後疼痛、歯肉炎、急性咽頭炎、急性気管支炎、気管支喘息、食道・噴門痙攣、しゃっくり、急性・慢性胃炎、胃酸過多症、胃下垂、麻痺性イレウス、慢性・急性十二指腸潰瘍、急性・慢性腸炎、便秘、下痢、急性細菌性下痢、打撲による麻痺、末梢神経系疾患、多発性筋炎、神経性膀胱障害、肋間神経痛、頚腕症候群、坐骨神経痛、腰痛、関節炎、夜尿症

以上41疾患には入っていませんが、自律神経失調に伴う諸症状、婦人科疾患、痔など、当院で改善が見られた疾患は他にもあります。

施術方法や刺激量は患者さんの症状の程度や体質によって調整しますが、鍼灸師によって調整方法は様々です。

鍼のサイズ(細めか太めか)と刺入する深さ、もぐさの熱量と熱の与え方、使用するツボの数、敏感な人に対しては鍼を刺すか刺さないか、調整するポイントも様々。

これもあくまで私の印象ですが、体力があって痛みにも強い鍼灸師の場合、一つのツボに対して刺激をしっかりと与えるように施術することで、効果を出すことを重要視しているように感じます。何故そのように感じるかというと、私自身が体力があまりなく痛みにも弱いため、自分と異なるタイプの鍼灸師の施術を受けた時に、効果はあったけれどしばらくぐったりして動けなくなった経験があるからです。

そのようなことから、私は患者さんに負荷がかかる施術はできるだけ避けるようにしています。特に、刺激量と刺激する方法を細かく調整することを大切にしています。

当院には敏感な体質の患者さんが比較的多く来院されるため、施術中の緊張感が少しでも少なくなるよう、施術後もできるだけ楽に過ごしてもらえるよう配慮しています。しかし慎重を期しても、施術中に痛みを感じさせてしまったり、施術後にだるさや、施術前に感じていなかった部位の違和感や痛みを感じさせてしまうことがあります。これらは好転反応として出ていることが多いのですが、例えそうであってもその状態を辛く感じてしまう患者さんもいます。

当院では、施術前後での体調の変化や、症状の状態に違和感を感じている場合、なるべく早くご連絡を頂けるようにお話ししています。その時の状態によって、ご自宅でも対応できる方法を考えてお伝えしていますので、些細なことでも気軽にご連絡いただけると助かります。

そうしたやり取りで、鍼灸治療による効果の現れ方にも良い影響が出ると思います。

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