はりぶろぐ

鍼灸師のブログです。東京都国分寺市にて孔和堂鍼灸院を開業しています。
http://kouwado.com

手作り看板完成!

2020-07-29 23:11:44 | 日記

本日7月29日、新しい治療院での診療が始まりました。

ここ数日のハードさに時折心が折れそうになりつつなんとか場を整えることができましたが、自分の中では7割ほどの完成度なので、患者さんの反応がどうなのかドキドキしながらの初日でした。
 
初日の予約は長年通ってくださっている方々で、こちらが思っていた以上に喜んでくれたのがとても嬉しかったです。
 
院内の写真はもう少し落ち着いてから撮影しますが、この度看板を新調したので、ひとまず看板のご報告です。
看板の製作は、鋳金作家の梶浦聖子さんにお願いしました。梶浦さんから看板の原型を一緒に作りませんかと提案されて、6月初旬、梶浦さんの工房に伺いました。
古民家を改装した素敵なアトリエでした。
 
まずは紙に看板の字体を描きます。

次に油粘土で土台を作ります。

梶浦さんが切り取ってくれた文字を土台に貼り付けていきます。
少しずつ指で形を整えていきます。
 
製作風景はこんな感じでした。

3時間ほどで完成。


後日、梶浦さんが素敵な鳥を付けてくれました。


 
そして完成したのがこちら。

「歴史を感じる色」がテーマだそうです。鍼灸は長く伝承されてきたもの。私もその一端を担い続けられますように。
 
鳥がめちゃくちゃかわいいです。

素敵な看板をありがとうございました!


 




 
 
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畳からフローリングへ 

2020-07-26 22:08:26 | 日記

新しい治療院の移転準備がいよいよ大詰めです。

治療室にする部屋は畳敷き。そのまま電動ベッドを置くには不向きなので、現治療院で使用している檜の床材を引き続き使用することにしました。
そのためには6畳分の畳をはがして、床材を敷き詰めるための土台を作る必要がありました。

畳の下はこんな状態。

まず断熱材のスタイロフォームを敷き詰めます。40mmのものを使用しました。
スタイロフォームはカッターで施工できるので、切ってきっちり敷き詰めるのが楽しかったです。
次にスタイロフォームの上に9mmの合板を重ねて敷きました。

こちらはサイズの微調整をのこぎりで行うため、夫にお任せしました。
 
引っ越し前日に電動ベッドの移動を行うため、最後の患者さんの治療を終えたあと、照明を付け替えて床材を運んで敷き詰める作業をしました。
照明の光を和らげるためにこれまでは布を使用していましたが、今回は和紙にして見ました。
和紙が薄いので途中で破れたり、作業は結構時間がかかりましたが、なんとか貼り終えました。
 
続いて檜の床材「ユカハリタイル」を敷き詰めます。
檜の間伐材を50cm四方のタイル状に加工した物の裏にはゴムが貼られていて、置くだけで無垢材のフローリングになる素晴らしい商品です。
これまでと同じ6畳ではありますが、縦横の寸法が異なるので新たに調整をしながら敷きました。
この後、業者さんに電動ベッドを運んでもらいました。
80kgほどあるのでかなり大変な作業だったと思います。ありがとうございました!
 
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8月の休診日

2020-07-24 09:00:00 | お知らせ
8月の休診日をHPで更新しました。
ご確認よろしくお願いします。
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治療院移転のお知らせ

2020-07-20 09:00:00 | お知らせ
この度、治療院を移転することになりました。
7月25日(土)が現在の治療院での最終診療日となります。

7月29日(水)から新しい治療院での診療開始となります。
住所:国分寺市本町4-7-7
移転に伴い電話番号も変更になります。
電話番号:042-203-2384

HPは7月28日(火)に切り替わります。

なお、現在の電話番号は7月25日(火)で使えなくなります。移転に伴う休診日中のお問い合わせは、HPの問い合わせフォームをご利用ください。

よろしくお願いします。

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珪藻土塗り、終わりました

2020-07-17 20:14:15 | 日記

この週末、新しい治療院の壁塗りをしました。

今回の珪藻土は、日本ケイソウ土建材さんのエコ・クィーンのペーストタイプを使用。
 
こちらが壁塗り前の治療室内。


1日目。
まず障子を外して、マスキングテープとマスカーで養生します。

このマスキングテープ貼り、結構時間がかかります。
 
養生終了。


次に、下地塗りです。ヤニ・アク止めの水性シーラーを使用しました。
大きな面はローラー、細かいところはハケで塗っていきます。

最初は片手でローラーを使っていましたが、疲れてくると両手使いになっていました。
 
写真では分かりづらいですが、下地塗り終了です。


2日目。
いよいよ珪藻土塗り本番です。
大学生の姪が助っ人に来てくれました。
 
壁の上部から塗り始めました。最初は少し緊張しましたが、一旦作業が始まれば後戻りはできないので、あまり考えすぎずどんどん塗り進めていきました。


左側は下地のみ。右側は珪藻土を塗った直後です。

湿度が高いので乾きはゆっくり。乾いたところは白くなっていきます。

最後の方は腕がつかれてしまい、ほとんど夫にお任せしてしまいました。
私は細かいところの補修に専念。途中、乾きかけの壁にうっかり手をつくミスがありましたが、補修でなんとなくカモフラージュできたと思います。
無事作業を終えて、帰宅。さすがに疲れて早めに眠りました。翌朝はあちこちが筋肉痛でした。脚立に乗ってバランスとったり、コテを使い続けたり、普段使わない筋肉を使ったんだなぁと実感する痛み。
こうした仕事を専門にされている職人さんとお話してことはありませんが、壁塗りの技術はとても奥深いのでしょうね。
 
塗り終わった翌日、仕事の合間に乾き具合を確認に行きました。

かなりまだらに変わってきています。心配していたひび割れもなく順調です。
 
塗り終わって2日目。
相変わらず湿度が高いので、少しずつ乾いていってる状況です。乾いてないところと半々かな。
 
塗り終わって3日目。

随分乾いた部分が多くなりました。でもまだ触るとしっとりしています。
 
塗り終わって4日目。
久しぶりに少し青空が見える天候だったからか、随分乾いてきました。
 
塗り終わって5日目。

ようやく乾きました。
細かい部分の補修はまだ残っていますが、ひび割れなく無事乾燥してくれて良かったです。
 
 
 
 
 
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扇風機の使い方に注意

2020-07-14 20:38:00 | 養生

ここ数年、小型の扇風機を持ち歩いている人が増えました。

以前に比べると猛暑日とされる日数が増え、体温を超える危険な暑さを少しでも凌ぐには必須のアイテムとなりつつあるのかなと思います。
 
ただ、東洋医学的には直接身体に風を当て続けることはおすすめしかねます。
私たちの身体には防衛機能が備わっています。「衛気(えき)」という種類の気の働きが主に防衛機能を担っています。単純に、身体を覆っている皮膚自体のこととして考えてもらって構いません。
皮膚も呼吸をしています。このことを東洋医学では腠理(そうり=肌のきめ)の開闔(かいごう=開いたり閉じたりすること)と云います。
腠理(そうり)は毛穴をイメージしてもらうと良いと思います。暑い時は、熱や汗を放出するために開いて、適切な量を出せたらまた閉じる。寒い時は、体内から熱が逃げないように閉じて身体を温める。意識していなくても自動的に身体が調節して行ってくれています。
扇風機などで常に体表に風を当て続けてだるくなった経験がある方も少なくないと思いますが、これは腠理の開闔がうまくできなくなっている状態です。だるくなるくらいいいのでは?と思う方もいるかもしれませんが、これは身体からの大事なサインのひとつ。そのまま風に当たり続けていると皮膚の防衛機能が一気に低下して、外邪(がいじゃ)と呼ばれるウイルスや細菌などが体内に入り込む隙を作ってしまうのです。
特に今年は梅雨の長雨に加えて強風が吹き荒れる日が多いので、私たちの身体はすでに風の影響を受けてその隙が出来つつある状態とも言えます。
風を直接身体に当て続けないよう、上手に扇風機を使って頂けるといいかなと思います。
 
ところで、この防衛機能を担っている「衛気」ですが、飲食物から作られます。
東洋医学には食事を薬として摂る考えがありますが、旬の食材を中心にバランス良く食べることも大切です。そして、暑いからと冷たいものや喉越しの良い麺類ばかり食べていると、「衛気」を作る場でもある胃腸が弱ります。
私たちの身体を維持するために必要な食事の面からまず整えて、熱中症や夏バテにならないように過ごしましょう。
 
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梶浦聖子 彫刻 アクセサリー展 「髪の長い馬」

2020-07-10 20:28:00 | 日記

下井草の「ギャラリー五峯」で、梶浦聖子さんの「髪の長い馬」展が開催中です。

 
梶浦さんのブログやSNSで制作中の様子を時々拝見していましたが、実際に鋳金された作品の味わい深さはひとしおです。

こちらはインドネシアに住んでいた頃の作品。

インドネシアでは(バイクの)カブと馬車が道路を往来しているらしく、馬はとても身近だったそうです。
なのでこの作品の馬はその頃に見た馬車の馬のイメージなのだとか。

髪の長い馬のイラスト。独特のかわいさがあります。


昨年の展で登場した、かばんを持った魚も相変わらず素敵でした。

こちらは動くうさぎ。

他にもいろいろ素敵な作品が並んでいて、一つ一つ見て回るのが楽しかったです。



梶浦さんの作るアクセサリーを少しずつ購入しているのですが、今回はどれにしようか迷った結果ピアスに決めました。
いつもラッピングの箱がかわいくて、嬉しいです。

完熟した果物のピアス。淡水パールを使ったキャッチも素敵です。
左右で形が異なっています。
こちらは果物が熟す前。

こちらが果物が熟したあと。


梶浦さんが住んでいたインドネシアでは、果物の王様ドリアンが好きな人がたくさんいるそうです。ドリアンといえば強烈な匂いがするので有名ですが、見た目もトゲトゲしていて、最初にこれを食べようと思った人は凄いなぁと思っていました。
梶浦さんのお話の中で初めて知りましたが、このドリアン、完熟すると自然にぱかっと開くのだそうです。それはドリアン特有の匂いがなく、とってもおいしいらしい。お話を伺っていると一度食べてみたくなりました。
 
このピアスはそんな完熟の果物をイメージされて誕生したものです。
治療院の移転が無事終わり落ち着いたら、このピアスを着けて出かけようと思います。

 

 

 
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治療院移転の準備始めました

2020-07-06 21:09:32 | 日記

7月に入りました。

月末の治療院の移転に向けて、少しずつ準備を始めました。

今の治療院同様に、新しい治療院もDIYで室内のリフォームを行います。

最初に壁塗り作業をしようと思っています。今回はエコ・クィーンという珪藻土を使うことにしました。日野市にある日本ケイソウ土建材株式会社で壁塗り体験ができるということで、行ってきました。冒頭の写真は珪藻土の色見本です。

 

前回は壁塗り経験者の知人に手伝ってもらったので、目立つところは担当してもらえていましたが、今回は自力で頑張ることに。
 
4年前に一度経験したのみだったので、塗り体験でコツを教えて頂けて良かったです。
 
お手本を見学しているとなんとなく分かった感じがして、できそうかなと思うのですが、実際にやってみるとなかなか難しいのです。
しばらく作業をしているうちに、少しずつコツを掴めた気がしました。

最終候補に残ったのがこの2色。

実際に新しい治療院の壁にあてて確認してみると、左側の少し黄色っぽい方が明るく見えたので、これに決めました。
 
今週末に作業予定、少々不安はありますが、楽しみの方がやや勝っている状態です。
 
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