はりぶろぐ

鍼灸師のブログです。東京の国分寺市にて孔和堂鍼灸院を開業しています。
http://kouwado.com

冬の道東の旅 2023 その4

2023-02-18 20:31:42 | 日記

旅4日目。

目の前の大きな窓から景色を楽しみながらの朝食。

エゾリスが忙しそうに動き回る姿を観察。めちゃくちゃかわいかったです。
野鳥観察も。
シジュウカラ、ゴジュウカラ、ハシブトガラが入れ替わりやってきて、バードフィーダーのみかんを啄んでいました。

ハシブトガラが一番気が強い感じがしました。
 
かげやまさんご夫妻とお別れした後、SOMOKUYAさんへ。
 
途中、今回初のキツネに遭遇。

あっという間に逃げていきました。

この日は朝から山がきれいに見えました。

多分硫黄山。




もう一度白鳥に会いたくて、砂湯に立ち寄りました。
ある程度までは近付いても大丈夫。

大きな鳴き声が響き渡っていました。



SOMOKUYAさんに到着。
ドライスーツを着て、カヌーツアーへ。
早朝ではない時間帯は初めてです。

毎回、カヌーに乗り込んだ瞬間、周りの音が一層静かになったような感じがします。

全面結氷している屈斜路湖に向かってカヌーを漕いでいくと、

氷の端にぶつかって、氷が割れました。

氷が釧路川に流れていきます。



氷の厚みはこんな感じ。

ずっと見ていたい大好きな景色。



ガイドの土田さんがカヌーの向きをゆっくり変えてくれるので、じっくり景色を眺めます。


屈斜路湖を背にして、釧路川を下ります。

オジロワシのが飛んできて、木に止まったのでしばし観察。

頭が白っぽかったので老鳥。
小さいですが、真ん中の木の一番上にシルエットが見えるでしょうか。
 
 
冬は一層水がきれいに見えます。

何度見ても素晴らしい眺め。



この日はずっと太陽が出ていたので、これまで経験した早朝のカヌーよりも寒さが穏やかでした。


倒木に積もった小さな雪の形がかわいい。

釧路川源流コースは、少しずつ川幅が広くなっていくのを見るのも楽しみの一つ。


冬、水位が下がっている時限定で出現する中島に上陸。
土田さんから少しずつ進んでみてくださいと言われて、恐る恐る進む私。

中島の端っこが割れて水面に波紋が広がりました。かなりびっくりしました。

再びカヌーで川を下り、

日当たりの良い川岸にカヌーを寄せて、コーヒータイム。
3人でいろいろお話しできて、良い時間を過ごせました。
 
楽しいひと時はあっという間に終わり、ゴール地点に到着。

みどり橋から先は、次回のお楽しみ。
 
釧路空港も晴れ。

足を運ぶ度に新たな出会いあり、気付きあり、今回も素晴らしい旅でした。


 
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冬の道東の旅 2023 その3

2023-02-17 21:18:00 | 日記

旅3日目。

屈斜路湖近くの宿から阿寒湖まで移動。
雪が舞う中、道道52号→国道243号→国道240号とドライブ。

峠では雄阿寒岳が見えました。

標高が高いので道路沿いの樹氷も美しい。






カーブを曲がると目の前に再び雄阿寒岳が見えて、迫力に圧倒されました。


景色を堪能しているうちに、阿寒湖畔に到着。
阿寒ネイチャーセンターでガイドをお願いして、阿寒湖のスノーシュートレッキングをしました。
 
ガイドさんと一緒でなければ入れない森が幾つもあるそうです。
森の中に入ってすぐに、ネズミの足跡発見。

細い線は尻尾の部分。
 
川の端にはいろいろな形の氷があって、きれいでした。
 


 
テンの足跡を見付けた時に、ガイドさんがテンのイラストを描いてくれました。かなりかわいい。

しんしんと雪が降る中、川沿いを進みます。

エゾリスの足跡発見。

動物たちの足跡があちこちにあるのを見ながらさらに歩きます。

右側がアカエゾマツ。左側がエゾマツ。並んでいると違いがよく分かります。

こちらはトドマツ。

エゾモモンガが食べたトドマツ。
雪の上にマツが散らばっていました。

奇形の木の節。苔も生えていてかっこいい。

キツネの足跡。一直線上にきれいに並んでいます。

エゾシカが寝ていた跡。

何頭かいたようです。


少し開けたところに出ました。

エゾシカが枝を食べるために顔を擦り付けた跡のようです。

倒木の根っこ。
森の中には小さな川が幾つも流れています。



川を渡って、2本の木の間をすり抜けるのが面白かったです。

きのこの上にも積雪。




少しずつ阿寒湖が近づいてきました。



水の上に油が浮いているように見えるのは、プランクトンによるものだそうです。

一面真っ白なので分かりづらいですが、阿寒湖に到着。
エゾシカの親子が湖面を駆けていました。



ちょこっとだけ太陽が顔を出す瞬間も。

スノーシューで歩いた後、氷が見えます。

ガイドさんが氷が二重になっていることを説明しながら、表面の氷を割って水をかき出してくれました。

写真では見えづらいですが、水の中に厚い氷の層が見えました。

遠くに見える林は、昔林業が盛んだった頃に、たくさんの人が暮らしていた集落があった場所だそうです。

森の中に戻って休憩する前に、もう一度阿寒湖を眺めました。
割れた氷の上にもふわふわの雪。

森に移動後、針葉樹の下でおやつタイム。
ピントがあっていませんが、ガイドさん手作りのスコーン。右がハスカップ、左がクランベリー。どちらもすごくおいしかったです。

休憩後、再び移動。
ガイドさんが道をつけてくれるので私たちは歩きやすいですが、何も跡が付いていないところを歩くと足がすごく疲れます。



再びかっこいい木の節を発見。

オヒョウの木の樹皮。アイヌの人たちはこれで防風性のある衣類を作っていたそうです。

エゾシカはオヒョウが大好物だそうで、食べられないように防護ネットがかけられていました。
 
森を抜けたところでトレッキング終了。

スノーシューを外して、車を停めた場所まで歩きます。どんどん雪が降ってきてきれいでした。

右手にエゾシカの群れを発見。
左手にも群れが。立派なツノを持った雄鹿もいます。

群れが幾つも集まっているのには、理由が。森の木々を食べられすぎないように、ビートからてんさい糖を作る際に出る搾りカスを固めたペレットを置いてあるから。

警戒していたシカ達でしたが、私たちが離れていくにつれてペレットを食べに戻ってきていました。

夫が道に落ちているエゾシカのツノを発見。

途中で折れている状態のツノは珍しいとガイドさんが言っていました。
 
 
雪の降る阿寒湖を出て、鶴居村に移動開始。
 
途中牧場を通過。
カメラを向けつつ3頭の牛を眺めていると、

向こうからもう1頭牛が近付いてきました。かわいいなあと言いながらさらに眺めていると、

さらにもう1頭が…その後もどんどん牛が集まってくるのが不思議でした。

鶴居村が近付いてくると、雪の降り方が少し弱まりました。

国道240号→国道241号→国道274号→道道666号→道道1093号と走って、Brasserie knot クラフトビール工場に到着。
廃校になった小学校を、クラフトビール工場として再利用。

教室の1室にはエゾシカの剥製。


直売所へ。

ツノを使ったランプが独特。
飲み比べセットを購入しました。
 
鶴居村といえばタンチョウ。
鶴見台に立ち寄りました。

伊藤サンクチュアリにも行ってみました。

周りには立派なレンズを構えたカメラマンがたくさん。
私のカメラでは遠景を撮るのが限界ですが、それでも十分美しさを感じられると思います。



眺めているうちにどんどん晴れてきました。


タンチョウとはお別れ、屈斜路湖方面に戻ります。

屈斜路湖の外輪山が見えてきたら、帰ってきた感があります。






晴れてきてよかったと思っていたら、またも雪が。



屈斜路湖に着く頃には雪は止んでいました。
風がなかったので、釧路川の川面に山々が映ってきれいでした。




 

白鳥に会いたくて屈斜路湖の砂湯へ。

マガモがちょこんと混じっているのがかわいい。



鳴き声がとにかく大きい。



これだけたくさんいると、それぞれ個性があるのがよく分かります。


宿への移動中、子鹿発見。

ガードレールを超えられなかったようで、車道に戻ってきてびっくり。

宿のある美留和にも鹿の群れが。



衝突事故にならないよう気を付けながら、無事宿に到着。

かげやまさんご夫婦の素敵な笑顔に迎えられてホッとしました。
いつもおいしい料理をありがとうございます。





薪ストーブの暖かさは最高。


温泉で温まってぐっすり眠れました。













 


















 
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冬の道東の旅 2023 その2

2023-02-16 21:15:00 | 日記

旅2日目の午後は、SOMOKUYAネイチャースキーツアー。


3年ぶりなのでスキー板の扱いに手間取るだろうなぁと覚悟していましたが、いざ始まってみると景色の素晴らしさに圧倒されて、雪が舞う中を楽しく登っていけました。
 






少し傾斜があるところは板の先を上げるようにして登るのですが、油断すると後ろに滑るので、普段使わない筋肉をフル稼働させた気がします。

枝が曲がったダケカンバ。

12月に降った湿った雪の重さで、枝が折れないように自然に曲がっていくのだそうです。
 
おそらくアカゲラがつついたり削ったりしたダケカンバ。

正面からつつくだけではなく、横から樹皮を削るように剥ぐこともあるとのこと。
ノミで削ったような跡です。
 
霧氷。ふわっと枝に乗っている感じなので、少し振動を与えるとはらはら落ちます。

森の中をひたすら登ります。

途中、雪にあられが混じった状態にもなりました。

雪が顔に当たって寒いけれど、それも含めて楽しく登りました。
 
 
 
雪が収まりそうになかったので、ツェルトの中でひと休み。
ガイドの土田さんがストックを支柱にして設営してくれました。
雪のベンチもあっという間に完成。

久しぶりのスモア。
なぜか夫の焼き方がうまくて、土田さんが感心していました。

雪の中でスモアを食べてコーヒーを飲む。贅沢なひと時。
 
 
休憩を終えて、晴れていたら屈斜路湖が見渡せる場所に近付いてみましたが、

雪で煙って視界不良のため、下ることにしました。
 
 
ダケカンバの樹氷が美しくて、寒いけれどずっと見ていたくなります。
 
 
 
 
 
 
 
くだっていると雲の切間から太陽が見え始めました。
土田さんからルート変更すると伝えられて向かっていくと、全面結氷している屈斜路湖が見えました!
今回は見れないと思っていたので、とっても嬉しかったです。
 
景色を堪能した後はひたすら下ります。
下ってきた道を振り返っても絶景。
太陽の光で景色がどんどん変わります。
木の影もきれい。







背中側に太陽があるので、何度も振り返りました。





陽が傾いてきた頃、サンピラーが!
 

太陽が雲から完全に出ると、まんまるの形に。

木の間からの太陽もいい感じ。


元来た道をほぼ下りきり、ツアーもそろそろ終わりに。

最後により赤さを増した夕陽を眺めました。
 
ツアー終了後は宿に戻り、ネイチャースキーで起こるであろう筋肉痛対策として、夫に鍼治療をしてもらいました。
 
 
夕食は川湯にある、すずめ食堂&バルへ。

これまでランチしか食べたことがなかったので、夜メニューは初めて。数品注文しましたが、どれもすごくおいしかったです。


 
食後は少しだけ近くを散策。

冷え込んだ中、焚き火の暖かさが染みました。

川湯神社もライトアップ。

硫黄の匂いが立ち込める中の散策は心地よかったですが、さすがに冷えてきたので宿に戻ることに。


宿に戻った後は温泉でしっかり温まってから寝ました。
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冬の道東の旅 2023 その1

2023-02-15 21:04:00 | 日記

冬の道東へ。

厳冬期の道東が大好きなのですが、コロナ禍で2年連続断念、3度目の正直でようやく行くことができました。
 
東京の雪の影響で遅れましたが、無事到着。


道東は積雪がそんなに多くないので、レンタカーで移動。
釧路市内からちらっと見えた釧路川。


国道391号をひたすら北上します。
途中、シラルトロ湖で停車。水鳥は数羽しかいませんでしたが、双眼鏡で少し観察。
外にいるのは数分が限界の厳しい寒さでした。




 
シラルトロ湖を出た後は、エゾシカの飛び出しに気を付けながら国道沿いをドライブ。
車道に2頭エゾシカが立っているのを直前で見つけた時はかなりびっくりしました。
この数年でエゾシカの数は増え続けていて、車との衝突事故も増えているそうです。
朝方と夕方は活動が活発になる時間帯なので、特に注意が必要です。
 
目的地の弟子屈町に到着。
1日目は移動で終了、宿で早めに温泉に入って休みました。
 
 
2日目。
朝食前、屈斜路湖に白鳥を見に行きましたが、1羽もおらず。
全面結氷した湖を眺めました。





氷いが完全に凍るまで、風で動いて割れた氷が浮き上がるそうです。



宿に戻る途中、木々の向こうにいる白鳥を見つけました。



宿を出た後、昼食用のパンを買いにPANAPANAへ。

前回来た時はパンが売り切れだったのですが、今回は購入できました。
 
川湯温泉駅にも少し立ち寄りました。





足湯はまだ使ったことがないけれど、気持ち良さそう。


駅を出てからは硫黄山へ。

何度見ても素晴らしい風景です。

時間があったので散策しました。

近付くにつれて硫黄の匂いが強くなります。

蒸気の音もあちこちで聞こえます。
水たまりも温かい。





硫黄山を出た後は川湯ビジターセンターへ。
スノーシューを借りて、アカエゾマツの森を散策しました。



幼木に積もった雪がかわいい。



雪の重さからか、枝がたわんでいます。

たわんだ枝の上にも積雪。

スノーシューやスキーの跡を辿りながら歩きます。


途中からは雪がふかふかに。
スノーシューは脚力が必要なことをひしひし感じながら歩きます。

昔はスキー場があったそうで、その後植林されたため幼木が多いと聞きました。
この辺りで正しい方向が分からなくなったので、元来た道を戻ることにしました。



小1時間歩いただけですが、足が疲れました。
 
散策後は、午後からのSOMOKUYAツアーに備えてビジターセンターの2階で休憩。
PANAPANAのパン、特にキッシュが美味し過ぎてびっくりでした。
 
 
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