はりぶろぐ

鍼灸師のブログです。東京の国分寺市にて孔和堂鍼灸院を開業しています。
http://kouwado.com

うどんやさん

2014-09-28 22:07:16 | 日記
大阪の堺市を中心に展開しているうどん屋、「のらや」国分寺店に行ってきました~

店内には猫の雑貨があり、お料理を盛り付けてある器も猫の絵柄です

こちらは箸袋。

箸袋を集めると、ねこ柄の食器と交換できるみたいです。


私が生まれ育った愛媛県は香川県に負けず劣らずうどん県なので、うどんは今でも大好きです!
四国のうどん出汁は煮干しベースのものが多く柔らかい甘みが特徴だと感じているのですが、のらやのうどんは鰹の風味がしっかりした関西圏の味だと思いました。
天ぷらもおいしかったし他のメニューも気になるので、また足を運びたいと思います


都内には国分寺、三軒茶屋、四ッ谷に3店舗あるみたいですね。
今回行った国分寺店は築130年の古民家を改築して店舗にしたそうで、建物もお庭も趣があって素敵でした

彼岸花が自然豊かな環境の中でたくましく咲いていました。


駐車場にあるヒマラヤ杉。



あちこちで秋を感じられてうれしいです



コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

おうちでお灸

2014-09-22 22:50:32 | 鍼灸
朝晩だいぶ涼しくなってきました。

夏は素足で過ごすことが多かった方も、そろそろ冷え対策として靴下やレッグウォーマーが恋しくなる季節ではないでしょうか?

冷え対策として、ここ数年、自宅でお灸をする方が増えてきているようですね
わたしも患者さんに自宅でのお灸をおすすめすることがあります。
火を使うので初めは抵抗を感じる方も多いのですが、お灸をすえ始めるとその効果を実感して習慣になる方もいます。

台座のついたお灸はドラックストアやネットショップでも購入できますし、火傷の心配も少ないので気軽にできるかと思います。
もちろん、もぐさを使ったお灸の方が刺激量の調整も出来て慣れるとすえやすいのですが、日々手軽に続けられる方法が一番だと思います。


私は体調管理や症状の改善に、もぐさを使ってお灸をすえています
冷え対策としてよく使うツボは、三陰交(さんいんこう)と太谿(たいけい)です。

三陰交は女性におすすめのツボです。
足の内くるぶしの一番高い所から膝に向かって指4本分(親指以外の指をそろえる)上にあります。
女性特有の症状、例えば生理痛の軽減や妊娠の安定・更年期障害の諸症状などに対してよく使われます。
足の内側を3つの経絡が走っていて、三陰交1つだけで3つの経絡の流れを良くすることができるといわれています。

太谿はオールマイティなツボです。
足の内くるぶしの一番高い所とアキレス腱との間のへこんでいる辺りにあります。
肩こり・腰痛・足の疲れ・精神安定・喉の痛みや咳などの呼吸器系の症状、手足の冷え等々、いろんな症状に効果があります。


どちらのツボも、お灸の場合には正確な場所を見つけないと効かないというわけではありません。
お灸をすえる前にまず自分の目安となる辺りを触ってみて、他の場所に比べて凹んでいたり冷えているように感じる所にすえれば大丈夫です。

興味はあるけれど勇気が出なくて・・・と迷っている方は、ぜひ一度気軽に試してみてくださいね~

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

鍼灸師、鍼灸治療を受ける

2014-09-15 21:37:42 | 鍼灸
普段は鍼灸治療を行う側の私も、時々鍼灸治療を受けます。

夫が鍼灸師なので、いざという時も、そろそろメンテナンスしておこうかなという時も、とても助かってます!


鍼灸師は沢山いますが、全く同じ治療をする人はいないと思います。

ちょうど山頂に向かう登山道が幾つもあるように、症状や体質を改善するというゴールに向かう治療方法は様々、どの方法でも結果として体が楽に元気になるということです。

私と夫の場合も然り。
どのように鍼をするか、どのツボを使うか、治療を受けていて新鮮に感じることがよくあります


今回はかなり疲れがたまって体が重く感じていたのですが、おかげさまでスッキリ楽になりました!

やっぱり鍼灸はいいなぁ
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

秋色

2014-09-12 21:29:08 | 
日中吹く風も随分涼しくなってきましたね。

花屋のkukkaさんで見かけた、秋らしさを感じる紫が素敵なこの花。



じつは、トリカブトの花です。
花の形が舞楽の時に使う伶人の冠に似ているところから名付けられたそうです。
トリカブトといえば猛毒のイメージが強いのですが、漢方薬として用いられる生薬の一つ「附子」でもあります。
根を減毒することにより精製したものを使用するとのこと。

水分の代謝を盛んにして水分の偏りを改善する附子は、悪寒、関節痛、重だるさ、知覚麻痺、手足の冷え、腹痛、下痢などに効果があるそうです。


ナツハゼと組み合わせて活けてみました。
秋らしい雰囲気がUPした感じです



コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

重陽の節句

2014-09-09 16:45:45 | 
今日は重陽の節句。

重陽の節句はもともと中国の習わしです。中国では9は陽数(奇数)が極まる数とされていて、9月9日はそれが二つ重なるめでたい日としてお祝いしていました。それが日本に伝わって来たそうです。

また、ちょうどこの季節に咲く菊の花弁が丸く重なり広がっていることから、菊は重陽の花とも呼ばれています。

日本では奈良時代から重陽の節句に宮中や寺院で菊を鑑賞し、平安時代以降は杯に菊花を浮かべてお酒を酌み交わす宴が行われていたそうです

菊の花は年中お花屋さんで見かけるので日本の花だと思っていたのですが、今回いろいろ調べていたところ、実は大和時代に中国から薬草としてもたらされたものだと知って驚きました
菊には不老長寿の薬効があると云われ、それが菊酒の風習につながったとか。


現代ではこの時期はまだまだ残暑が厳しく、菊の花の美しい姿を楽しめるのはもう少し先になりますが、今夜は満月
東京では昨日の中秋の名月を観賞できなかったので、今夜こそお月見を楽しみたいです



コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ミシマサイコ

2014-09-04 20:37:09 | 
今うちの玄関に飾っている花の一つが、ミシマサイコです。
(黄色い小さな花の方です)
8~10月に花が咲くそうで、けして派手さはないけれど、品の良い黄色がとてもかわいらしくて、お花屋さんで一目惚れしました



買ったのも、真近に見たのも初めて。もしかして、あの生薬の柴胡の仲間かな?と、ネットでいろいろと調べてみたところ…

科名:セリ科   
属名:ミシマサイコ属
和名:三島柴胡
生薬名:柴胡(さいこ)
学名:Bupleurum falcatum
本州、四国、九州の日当たりの良い山野に自生する多年草

やはり生薬の柴胡でした

根の部分が柴胡(さいこ)として漢方薬に用いられるんですね。

この近年で乱獲のために激減して、野生の採取は困難になっており、絶滅危惧II類に登録されているそうです。

和名の由来は、静岡県の三島地方が薬草の栽培地であったことからきているとのこと。
江戸時代、東海道五十三次の三島宿に泊まる旅人は、柴胡を買うことが慣わしになっていたそうで、三島の薬種問屋に持ち込まれる柴胡は非常に品質が良く、伊豆の草原地帯の山々を野焼きして掘り出したとの云われもあるそうです。

三島産の柴胡の品質の良さから、漢名の音読み+産地名でミシマサイコと呼ばれるようになった経緯があるようですね

残念ながら現在は三島地方でも野生のものを見つけるのが難しいらしいです


柴胡の効能として解熱・鎮痛などがあり、漢方薬では、

食欲不振・胃炎・かぜ・中耳炎など
→小柴胡湯(しょうさいことう)

高血圧・肝臓肥大症・慢性胆のう炎・胆石症・心臓性ぜんそくなど
→大柴胡湯(だいさいことう)

として処方されるそうです。


中国からも柴胡は輸入されていますが、品質では三島産には及ばないとか。

何にでも当てはまることですが、必要なものを必要な分だけ、大切に使っていけたらなぁと思いました。


コメント (2)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする