交通事故と闘う

私の父は交通事故に遭い、脳に障害を負いました。加害者は謝罪せず、損保の対応は二転三転..。その「闘い」を綴っています。

斟酌するということ

2005-06-08 10:28:58 | 交通事故と闘う
「しんしゃく」=相手の意をくみ取ること

今朝の毎日新聞ウェブで、「私大生の19%が、日本語語彙力「中学生並み」」との記事を読みましたが、この斟酌という言葉も、知っている、あるいは正しく使える学生さんがどれほどいるのか疑問です。親御さんたちは苦労して学費を捻出しているのに、なんとも哀しくなります。
(まぁ、親の言いなりでエスカレータ式に大学進学という人も少なくありませんから、そんな憂いすら無い親も多いでしょうか..。)

閑話休題。昨晩、偶然夜中にTVをつけたところ、国会議員と若者が議論する番組があっていました。若手の女性議員が熱心に説明していましたが、今ひとつ答弁の切れ味に欠け、押され気味。また若者達は相変わらず....と思っていたところ、早稲田大学の学生さんが登場。

その学生さん、女性議員の話は途中で遮るは、根拠も述べずに断定的物言いで畳み掛けるはで、こんな人とディベートしたら怖いなぁ..(笑)と思わせる奮闘ぶり。結局、女性議員の出した議案は否決されましたが、こういう「頭のよい」学生さんを見ると、日本の将来がますます不安になります。

結局の所、どんな職業でも人と人との関わりという点では、共通しています。自分自身がやらなくても、会社のどこかの部署では、絶えず他社の社員や自社の顧客との関わりがあっています。相手の意を介し交わることが出来て初めて、取引も上手くいくというものですが、こういう学生さんが就職するとどうなるのでしょうか?
企業や個人が自らを利することは、一方で社会正義に相反する場合もあります。そういう時に、大局的に考えることが出来るのか? 倫理観が欲望に勝てるのか?

知識を得ることも大切ですが、人との関わりを大切にして欲しいと思います。


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