交通事故と闘う

私の父は交通事故に遭い、脳に障害を負いました。加害者は謝罪せず、損保の対応は二転三転..。その「闘い」を綴っています。

日常生活状況報告書

2006-11-20 04:15:51 | 交通事故と闘う
日付が変わって一昨日になりますが、先週末の土曜日に、私の依頼している弁護士との打ち合わせがありました。

自賠責の請求手続きを行っていたのですが、自賠責調査事務所から、病院の情報開示の同意書やX線写真請求が来ていたので、その手続きに関することを話し合いました。
と言っても、これらは請求された通りに書類を準備するだけですので、大した内容ではありません。

問題は、「日常生活状況報告書」と呼ばれる書類です。
この「報告書」は、事故前と事故後の被害者の変化(後遺症と、それによって生活がどのように変化したか)を説明するためのものですが、単純な丸付け方式ではなく、日常生活を、事細かく記さなければならないため、その労力もですし、精神的にも辛い作業です。

「むかしは元気に歩いて散歩に行き、病院へは自分で自転車で通っていた。
また近隣の方との集まりにも積極的に参加していたが、事故後は、もちろん歩くこともできなくなり、意思の疎通もできなくなってしまったため、今となっては病院で、ただ病室を眺めているだけの...」

こんな具合に、事故前と事故後の様子を書かなければならないため、私も何度も涙で筆が止まりました。加害者への憎しみ、苛立ちから、書いていた用紙を破り捨ててしまった回数も数知れません。
被害に遭ったのみならず、その被害を賠償させるために、さらに被害者が辛い作業をいくつも課されることに、法律の正義を疑う気持ちでいっぱいです。


今日もこんな時間に書き込んでいますが、加害者の顔が浮かんできて、眠れません。

少し前、加害者が面会(父の様子を見に来ること)を拒否したという記事を書きましたが、その時の手紙(実物)を、私の弁護士から見せられました。
内容は、2回ほど前の記事をご覧頂けると分かるとおり、何ら謝罪もなく、「大変なのは分かるが、見に行くことはできない」という、理不尽なものでした。
B5サイズの白い紙がただ1枚入れられた封筒で届いたらしく、私の弁護士も、「残念でしたね..。相手方弁護士立ち会いの下で、という形で応じてくると思っていたのですが..」と言っていました。

加害者には、父の事故以来の辛さも、我々家族の苛立ちも、何も届いていません。
弁護士を立て、勝手に転居し、逃げ回っています。
人一人の人生を奪い、その家族を3年もの間苦しめ続けても、何事もない平穏な生活を送っているのです。


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