交通事故と闘う

私の父は交通事故に遭い、脳に障害を負いました。加害者は謝罪せず、損保の対応は二転三転..。その「闘い」を綴っています。

北海道における「暴走」の定義

2006-07-27 22:32:04 | 交通事故と闘う
 最近、雑務に追われ放置したままのblogだが、今日は無理矢理時間を作ってでも、書いておきたい記事があった。

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時速78キロ暴走と言えぬ 猶予判決に両親無念

 自転車の女子中学生をトラックではね死亡させたとして、業務上過失致死罪に問われた元運転手荒川周一被告(46)に、札幌地裁岩見沢支部(岡部豪裁判長)は27日、禁固3年、執行猶予5年(求刑禁固3年)を言い渡した。被害者の白倉美紗さん=当時(14)=の両親は娘の遺骨を持ち傍聴、判決後に父親の博幸さん(35)は「一緒に判決を聞いた美紗も悔しいと思っているだろう」と無念さをあらわにした。
 制限速度50キロの現場でどれだけの速度が出ていたかが争点となっていた。岡部裁判長は、時速95キロ以上との検察側主張を「科学的根拠に欠ける」として退け、78・8キロ以上だったと判断。その上で「被告の過失は重いが、暴走とまでは言えない」と判決理由を述べた。
(共同通信) - 7月27日
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岩波国語辞典によると、「暴走」とは、次の通り。(抜粋)

ぼう‐そう【暴走】〘名・自サ変〙
 1)規則などを無視して乱暴に走ること。「─族(=交通法規などを無視して乗用車やオートバイを乗り回し、危険な走行や騒音で周囲に迷惑をかける若者の集団)」
 2)運転者のいない乗り物がひとりでに走り出すこと。
 3)周囲の状況や他人の思惑を考えないで勝手に物事をおし進めること。

 法曹の馬鹿さ加減には、閉口する。
 時速78kmを「暴走ではない」とするならば、是非、「○○kmからは暴走」であるという定義を、札幌地裁・岡部豪裁判長に聞いてみたいものだ。


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