これぞ、オリンピック。これぞ、スポーツマン。

男子体操の個人総合のメダリスト会見にて
銀メダルを獲得したウクライナの選手が
言い放った言葉に感服した。

彼は個人総合で、終始リードを続け
最後の最後、土壇場で内村選手に大逆転され
僅差で金メダルを逃したのである、

実際、最終演技者だった彼は自分の競技が無難に
終わると、金メダルを確信したかのように
ガッツポーズを繰り返したのである。

僕もLIVE中継を見ていて、内村選手は
惜しくも銀メダルだなと思った。
しかし、ウクライナの選手の得点は伸びず
内村選手が逆転したのである。

試合後のメダリスト達の記者会見で、
金メダルの内村選手に対して記者の一人が、
あなたは審判の心証が良いからいつも
高得点をもらっているのではないですか？
と言った。
内心、心中穏やかではなかったと思うが、
内村選手は公平な採点だと思うと発言した。

その後、銀メダルのウクライナの選手が
審判も個人のフィーリングはあるだろうが、
採点は公平なものであり、内村選手の得点は
彼の実力で、その質問はムダな質問だと言った。

金メダルと銀メダルでは、天と地の違いがあるし、
土壇場で逆転され、悔しいはずなのに・・・。
オリンピックならではの、清々しい若者を見た。

リオ五輪の男子体操、団体戦金メダル

厳戒警備の中、リオ五輪が始まった。
五輪開幕前、金メダルが取れそうな競技については
チェックして、出来ればリアルタイムで観戦したいと
思っていた。

たまたま午前２時に目が覚めた。
暑さのせいも有るけれど、エアコンをつけていても
あまり眠れない。
個人差もあるだろうが、中高年なると熟睡できにくく
なるらしい。
歳をとるということは困ったものである。

NHKのオリンピックのライブ中継をつけた。
ちょうど男子体操の団体戦決勝が行われるところだった。
日本は６種目のうち、あん馬から開始するようだ。
最初の種目から、いきなり選手が落下した。

予選とは違い、決勝は競技する選手のすべての得点を合計して競う
方法なので、ミスをするとモロに順位に影響する。
またミスをすると金メダルは無理かも知れないなと
思いヒヤヒヤしながらテレビを見ていた。

もうミスができないプレッシャーの中、選手たちは実力を発揮した。
日本人はプレッシャーに弱いと良く言われるが、
そうでもない事を証明してくれた。
表彰台に載った彼らの笑顔は素晴らしかった。

2016年都知事選挙の結果。

前東京都知事、舛添氏の”低次元な辞職騒動”が終わり
小池元防衛大臣が新たに都知事に選ばれた。

小池さんと聞いて、オバケのQ太郎の「ラーメン好きな小池さん」を
連想する年配者は何人くらいいるだろうか？
おそらく余り居ない様な気がするが・・・。
そんな事はどうでもいい話である。

実質、「票」を争えるメンバーの中で自らの意志で、立候補をしたのは
小池氏だけである。
他のメンバーは、立候補しないか？と声をかけられた候補者である。
もちろん勝算があったのであろうが・・・。

小池氏も立候補直後は不安な面もあったけれど、彼女を後押しする
良い「風」も吹いたような気がする。
女性ながら、候補者の中ではいちばん「男らしい」印象を受けた。
おそらく僕も東京都民なら、小池氏に投票してたであろう。

女性都知事ならではの、困難も待ち構えているかもしれないが、
日本の「首都の知事」として、頑張って欲しい。