こうめ日和

マルチーズこうめの日記

ゾクゾク。

2013-07-17 15:16:28 | Weblog

 

朝起きて、扇風機をつけると、いの一番であたっているこうめ。

 

 

 

 

学校行く前の娘と風を二分する。

 

 

 

昼間は独占禁止法、解禁。

 

 

 

冷え冷えシート代わりの新聞紙により体毛黒ずみ、新聞と同化す。

 

 

 

耳はドライに保ちませう。

 

 

 

おもしろいことなーんもないね。

 

 

 

先日古本屋さんの漫画コーナーでふと、昔すごく衝撃を受けた漫画を見つけました。

小学生のころ、近くの本屋さんに放課後、足しげく通って読んでました。(立ち読みかっ)

ま~それはそれは絵がおそろしく、もちろん内容もかなり小学生には刺激的で、

タイトルだけはずっと記憶の中にありました。それがこれ。

 

 

 

あの楳図かずおでした。

家に帰って検索してみると、どうやら楳図作品の中でも結構有名で名作らしい。

こんなものに興奮した自分が何となく後ろめたかったけど、そうか、よかった。

人間の業というか、堂々とさらけだすことはよしとしない人間の本性みたいなものが

気がおも~くなるくらい詰まっています。と言っても、子どものころはえげつない程の怖ろしい

絵にゾクゾクしたくて行ってたのかもしれません。

 

 

 

 

ゾクゾク。と言えば、これもつい最近見つけた本で『寺山修二少女詩集』

 

 

かごめ

かごめ

籠の中の鳥は  いついつ出やる

夜あけの晩に

魔女が仮面を売りにきた

どっちの顔がほしい?

どっちの顔がほしい?

 

 

 

 

っていうのとはちょっと違うゾクゾク、しませんか?

大人になった今、ホラーはすっかり苦手になったけど、こういう人間の内面のおそろしさを

静かにあぶりだすようなものが好きになりました。

 

もひとつ。今のとこ一番のお気に入り。

 

赤糸でぬいとじられた女がいて

赤糸でぬいとじられた家に住み

赤糸でぬいとじられた息子と二人

赤糸でぬいとじられた猫を飼って

赤糸でぬいとじられた歌を唄いながら

  いつまでもしあわせに暮らしました

 

 

このそらおそろしい感じは何でしょう。

ちゃんとぬいとじられてる。しかもどれもこれも赤い糸で。

赤い糸はかわいいけど、それはほどくことができないっていうこと。

ちゃんとぬいとじられてるから人間や家や猫や歌の形はしてるけど、そのぬいとじた中身は

やっぱり色んな思いや本質(よいことも悪いことも)が詰まってるってことじゃないのかな~、

でもこれ、だれにぬいとじられたんだろう、、、って、自分もすっかりぬいとじられた気分になっている。

 

この本、もっともっと読みたいけど読み終わりたくない。

「洗礼」の怖い絵を見たいけど見たくないけど見たいっていうのに似てるかも。

 

 

この夏、みなさんも一緒にゾクゾクしてみませんか?

 

 

わたしも、赤糸でぬいとじられた犬、飼ってます

 

 

 

 

 

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