『難しい方の「お」』
↑これは、『を』←コレは何ですか。
って聞いたときの大阪人の答えなんだそうである。
これを聞いた時、え?どういうこと?と思った。
「お」に簡単も難しいもないでしょう、と。
おはおやし、をはをですやん!!
それで、オットと娘に聞いてみたら、この意見にすんなり納得するではないか。
どっちも「お」だと。
驚いた。
おは「O」だけど、をは「WO」じゃないのか。
全然発音違うじゃないか。
と言うと、二人とも小学校で「を」は「O」と発音すると習ったと言う。
いやいや、私は「を」は「WO」って習ったよ。
私は松山育ち、オットは中学の時大阪から松山に越してきて、
そういえば、みんな「WO」って言うからなんかへんやなあと思ってたらしい。
「映画を見る」なんていうのは、わたしの場合
「EIGAWOMIRU」と発音する。え?じゃあ、これをどう発音するのか?と聞けば
「EIGAOMIRU」なんだそうだ。マジですか。
どうやらこれも地域や小学校によって教え方が違うらしく、どちらが正しいとかではないようだけど、
「WO」の方が実は少数派であるということは、にわかに信じがたい事実であり、
それはまるで、終戦を知らずフィリピンのジャングルに29年間潜伏し続けた小野寺少尉にでもなったような気分で、
時代に取り残された感がハンパなく、何の疑いもなくWOと発音し続けたわたしの40数年は一体なんだったのだろう
とその長い年月に思いを馳せるきょうこの頃なのであった。