コタロウとママのつれづれ日記

パピヨンコタロウとママの日々のあれこれ
そしてコタロウが命いっぱい生きた記録です。

20日の私たち

2024-03-03 | 日記

日付が変わってもまだコタロウはがんばってくれている。

体の下に敷いていたトイレシーツが汚れたので取り替えようと

コタロウを抱き上げたら悲鳴をあげた。

トイレシーツのチッコの色が少し赤見味がかっていた。初めてのことだ。

ケットの上に横たえると、コタロウは大きな呼吸で寝入った。

もうすぐ深夜1時。外は強風。外気温は今の時間で16度ある。

暖かいのでエアコンは消した。

 

1時半、甘酒トマトジュースを持っていくと舐めてくれた。

コタロウの隣で少しウトウトしてハッと目覚めると2時過ぎ。

コタロウが私の方を見ていた。目が合った。いつから私のこと見ていたの?

起こさないでいてくれたのかな?

抱っこしようと少し動かすと、また少しウンをしていた。

これが最後のウンかな。これも、とっても元気なウンだった。

トイレシーツを替えるのに少し抱き上げようとすると

悲鳴をあげるのでなかなか抱っこできない。コタロウは声にならないかすれた声で鳴く。

何をしてあげたらいいのだろう。それがわからなくて切なくて。

 

4時20分、コタロウがまた甘酒トマトジュースを飲んでくれた。

4時30分 やった!コタロウを膝に抱っこできた。ありがとう。

      ずっと抱っこしていたいけど、コタロウの負担にならないように

                 少しだけにする。きっと横になっていた方が体がラクだろう。

5時45分 甘酒トマトジュースを小さじ5杯、りんごを8等分の4分の1くらい食べた。

      今の病状でこの食欲。さすがコタちゃん!と褒めちぎる。

6時10分 前足やお腹があったかくて・・・というより熱くなっていたので、

      コタロウの下の敷物を、暖かいのものからバスタオルに変えてみる。

       すると、ずっと声にならないような声で鳴いていたコタロウが

     急に静かになって穏やかな寝息を立て始める。

     気持ち良いのだと思う。気づいてあげられて嬉しかった。

7時7分 コタロウは穏やかな顔で横になっている。とても可愛い顔。

               目は開いているが、もう私が見えないのか、時々頭だけ少し上げて

                声にならない声で私を呼ぶ。

 

私がコタロウを撫でるとまた静かに横になる。耳が聞こえてないから

今のコタロウに残されているのは、私がコタロウを撫でるその感覚だけなの

かもしれない。コタロウの鼻から出るあぶくを、ベビー用鼻吸いで吸いとる

ことができた。前は絶対やらせてくれなかったけどね。役に立ってよかったよ。

 

おだやかなひととき。

 

コタロウが甘酒トマトジュースを飲み、りんごを食べたとき、

私は、もしかしたらまたコタロウが持ち直すんじゃないか、元気になるんじゃないかと思った。

そのくらいすごい勢いで食べて飲んでいたから。

でもその後、バスタオルに横たわったコタロウは穏やかだけれども元気は無い。

ご飯を食べさせようかと思ったがやめた。

コタロウはもう体をほとんど動かすことができなくなっている。

それを見て、私もコタロウを送る心にならなくては、と思った。

きっとコタロウも今の自分の体とさよならする気持ちになっていると思う。

今はその時を静かに2人で待っている。

コタロウを抱っこして見送りたいと思っていたけど、

今は下ろして向かい合って横になっている。

その方がコタロウの顔が見えるし、コタロウが何かして欲しいときにすぐ動けるから。

 

7時32分 コタロウがぐっと前足を突っ張る感じになったので、お別れなのかなと思って

                 コタロウを抱っこする。最後に抱っこできてよかったと思ったら

                 いびきをかいて寝始めてしまった。ちょっと笑った私がいた。

 

8時30分 声にならない声でコタロウが鳴くので、もしかしたらと思ってバスタオルを

                 見るとチッコしてあった。バスタオルを替えてあげるとまた静かに寝入った。

                  目が覚めた時、お腹空いてるかな、とささみを温めたのをあげてみたけど

                  食べなかった。やっぱりそうか、と思う。

                  口にできそうなものを考えてあげるようにしよう。

                  コタロウがヒャンヒャンと鳴くのでバスタオルごと抱っこして各部屋を、

                  ついて歩いてをしていた時のように歩く。

8時48分 コタロウがバスタオルの上に前足だけの力でおすわりしてキャンキャンと

                 鳴く。甘酒トマトジュースを持っていくと小さじ2杯飲んだ。

         そしてまた横になった。口呼吸で喉が渇くのだろうと思う。

                 すごい食欲とすごい生命力だ。えらいね!コタロウ。

 

その後もコタロウはバスタオルに何度もおすわりをしては、何かを訴えるように

声にならない声で鳴いている。歩きたいのかな、無理なんだけどな。

バスタオルごとまた抱っこする。でもコタロウは鳴きやまない。

何がしたいのかな。抱っこしてなだめている。

ふと、身体の下のトイレシーツを確認すると濡れてた。チッコしたよって教えたんだね。

取り替えたら穏やかに寝入った。おりこう!コタロウ。

 

コタロウが鳴くとチッコしたかなと思ってトイレシーツを見るとまだ濡れてなくて、

でも鳴き続けていて何がしたいのかなって話しかけているうちにトイレシーツが濡れてくる。

やっぱりトイレ連れてって、なんだね。

でも、コタロウは身体に力が入らなくて、身体を支えてあげてもトイレでチッコするのは

難しいのよ。

 

コタロウが鳴くとチッコする合図だとわかってきた。なんて律儀な子なんだろう。

トイレシーツが敷いてあるからそのまましていいのに前足で体を起こしておすわりして

何とか自分で行こうとトイレの方を見たりする。それが健気でいとおしい。

本当に立派な子だなと思う。

 

元気な時はわざとトイレを外してカーペットにチッコしたりすることもあったのに、

もう、ここでしていいんだよって言われて寝たままトイレシーツにチッコするのは

「ボクのプライドが許さない」なのかもしれない。

トイレシーツを替えてあげたらまたスヤスヤと寝入った。

その姿がとても可愛い。

 

コタロウが鳴きながら何度もおすわりをするので、少し身体を起こすような

縦にするような姿勢で抱っこをしてみると落ち着く。

すると今度はえずくような感じになった。

バスタオルの上に下ろすと吐きそうな感じでしばらくえずいていたけど、

結局吐かないで飲み込んでいた。もしかしたら、伏せたままで甘酒トマトジュースや

りんごを食べてたからうまく胃に行っていなかったのかも。

その後、コタロウはまた静かに寝入った。

 

病院に電話してまだコンセーブを飲ませたほうがいいか聞くと、飲ませられたら

飲ませたほうがいいという事だったので10時11分トマトジュースと一緒に飲ませる。

 

10時20分   コタロウが鳴きやまないので体勢が辛いのかなと思って、

                  後ろ足が伸びるように横向きにしてあげると静かになって寝た。

                   コタロウの希望を推測するのが楽しくなってきた。

                   お日様が出てきた。コタロウは晴れ男だね。今日は大安だよ。

11時50分 18日のブログをアップする。今のコタロウの状況をこのブログで書いたので

                   しばらくはブログから離れてコタロウに専念する。

13時15分 甘酒トマトジュースを持っていくと飲む。

                   りんごをむいてあげると食べなかった。

                    甘酒トマトジュースだけ口に入れるみたいだ。

 

コタロウは目が見えてないみたい。私が通り過ぎても目で追うことはない。

顔周りを嫌がらずに拭かせてくれる。

イヤイヤをする元気もないのかな・・・。鼻吸いもさせてくれる。

よく鳴くのは見えなくて不安だから私を呼んでるのかもしれない。

耳が聞こえなくて目が見えないとなると大変。不安よね。

・・・と思っていたらウンをした。ほんの少量で黒いウン。気がつけてよかった。

 

前回りんごを食べてくれた時、もしかしたらコタロウは少し持ち直して、

まだもう少し生きてくれるかなと思っていたが、

さっきりんごをあげて食べなかったのと、黒いうんちが出たのを見て、

あと、チッコにちょっと赤いものが混じってきているのを見て、

やっぱりもうすぐお別れなのかなと思う。

目が見えてないって思ったけど、寝室に行った私を顔で追ったのでちょっと見えてるかもね。

 

13時45分 ダッシュでシャワー入る

 

16時  寝たきりになったコタロウを見ていて、ふと思い立ち、体位変換の時間を調べる。

    2~4時間毎とあった。私はたまたまチッコのトイレシーツを替えるのに

    動かしてはいたが向きを変えるのがきちんとできていなかったかも。

    これから気を付けてあげるようにしよう。

18時  コタロウがチッコしたトイレシーツを替えていて濡れた下半身の毛を

    暖かいタオルで拭いているときに、ペット用のオムツが頭に浮かぶ。

    急いでお店に買いに行く。帰って早速コタロウにつけようと、

    足の間にオムツを差し込むだけで悲鳴をあげて噛み付くような仕草をした。

    

それから、何もしてなくても空に向かって当たり構わず噛む仕草をするようになってしまった。

コタロウの急な変わり様に驚く。おむつは無理かもしれない。

今は、コタロウが嫌がることは何一つしたくない。

お腹が濡れて気持ち悪いかもだけど、今まで通りトイレシーツを取り替えるやり方にしようね。

おむつは無駄になってしまったな。コタロウはかなりナーバスになっている。

私のことも、もうわからないのかもしれない。

悲しいけどコタロウが一番つらいので頑張らなくては。

 

コタロウが食べない。

大好きだったブロッコリーもささみもカリカリもりんごも食べない。

甘酒トマトジュースだけ飲む。でもこれじゃ体がもたないよなと心配。

コタロウは自分の命の期限を自分で決めようとしているのかも、と思う。

私はコタロウに強制給餌をするつもりはない。

コタロウの食欲に合わせて食べられそうなものをあげていこうと思う。

 

20時8分   コタロウが鳴いている。前足の様子から発作かもしれない。

20時10分 甘酒トマトジュースを持っていくと飲んでくれた。

                 コタロウが伏せの姿勢になってキャンキャンと吠える。

                 しっかりと伏せの姿勢が保てていたのでカリカリを3粒ほど持っていくと食べた。

                 嬉しくて急いで追加を持っていくと、もう目がうつろでぼーっとしていて

                 食べなかった。痙攣は無いけど発作が起きているのか、

                 薬の副作用で朦朧としているのかもしれない。

20時33分 叫び声をあげ体を硬直させる。これは多分先生が言っていた発作だと思う。

               コタロウも自分の体がどうなってるのかわからなくて不安でいっぱいなのだろう。

               叫んで叫んで叫んで伏せの姿勢に起き上がってそのままフッと意識がなくなるような。

               それを繰り返している。声がかすれているから大きな声ではないけど、

                時々悲鳴のような声で、聞いていて切なくなってしまう。

 

ついさっきカリカリを少し食べたと喜んだのに。

もう口元に持っていっても食べなくなってしまった。

叫び声、空に向かって噛みつくしぐさのコタロウは性格が変わってしまったようで、

でもそれは全部病気のせいでコタロウが悪いのじゃない。

とにかくコタロウを楽にしてあげたくて

このまま眠ってそのまま行きなさいって言ってしまった。

発作の合間、コタロウはとても穏やかな顔で私のことを黒い瞳でじっと見つめている。

その姿を見るとやっぱり行かないでと思ってしまう。

10日前にはコタロウは元気にお散歩してたのに、

今のコタロウが信じられなくて、気持ちを強く持つのが難しい。

 



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2 コメント

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こたママさんへ (コタママ)
2024-03-13 22:49:07
ブログを書こうとするとつらくてダメでした。
ようやく今日、最期の日のことを書きました。
返信する
Unknown (こたママ)
2024-03-09 19:12:45
コタママさん、元気ですか⁉️
返信する

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