5月4日(金)ゴールデンウィークの喧騒を逃れ静寂な芳ヶ平へトレッキングに行きました。芳ヶ平は50年前の3月にここからの光景を見て「スカイライン」という言葉を連想した場所であり、それが後に車の名前になりました。個人的には10年ぶりにこの地を訪れましたがその日同様、至高の時を過ごせました。
前日の3日に国道より芳ヶ平を見下ろし雪の状態を確認しました。このように大分融けてきておりますので何とか歩けるだろうとの判断を下しました。ただし、安全のため白根から下るのではなく草津から登っていくルートを取ることにしました。
草津スキー場から音楽の森方向に右折し、500mぐらいのところに遊歩道の入り口があります。今日はちょっとずるをしてこのスペースに駐車します。
この歩道はかなり以前(江戸時代?もっと前?)より歩かれていた道ですのでアップダウンが少なく非常に歩きやすい道です。最初はこんな感じで進んでいきます。
徐々に標高を上げて1700mぐらいから残雪が見え始めます。多少歩き難い所はありましたが、慎重に歩けばアイゼンなくても十分大丈夫です。
志賀高原方面の視界が一挙に開けると程なく芳ヶ平ヒュッテが見えます。本日の目的地です。
この写真の右側に幕営地がありそこにはベンチもありますので外で「スカイライン」を眺めながらの休憩には最高の場所です。
近いのでお弁当を持ってハイキングにお勧めしたいです。
芳ヶ平ヒュッテでは人懐こい犬が迎えてくれます。
遊歩道入り口より単純標高差約600m、2時間15分で到着です。
中に入ると綺麗でお洒落な山小屋でJUZZが流れており、何時間でもここで過ごしたくなる空間です。ここの右の壁に「スカイライン命名の地」の碑が飾られており、それが冒頭の写真です。
注文したコーヒーを飲み干したので名残惜しいですが山小屋を出ます。今度、ビールを担いでゆっくり泊まってみたいです。
山小屋を1歩出るとこの稜線が見えます。これを見て桜井氏が「スカイライン」という名を思いつきそれが後に自身が開発した車の名前となりました。
しばしこの爽快な光景に見とれてボーっとしてました。
まだ雪はこのように登山道にも残っておりますが日が昇り暖かくなり急速に進む雪解けを感じながら草津に戻りました。
GPSトラックログ
バスで白根に登り、下り一辺倒で歩くこともできます。