雑草の庭 ブログ出張版

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零戦二一型と五二型

2010-05-15 23:01:45 | 模型
横浜そごうで開催している美術展、「ピカソと20世紀美術の巨匠たち」に行って来れるくらいには余裕が出てきた今日この頃。

本の中でしか見たことのない作品を実際に見れて感動しますた。



PCを整理していると、3ヶ月前に書いていたゼロ戦の記事を見つけたので、せっかくなので掲載してみます。
「日本のプロペラ戦闘機=ゼロ戦でしょ?」なんて言ってるお友達に差をつけられるゾ!
間違っている箇所もあるかもしれないので、あまり信用しすぎないように…。






零戦は太平洋戦争を通して活躍した旧日本海軍の傑作戦闘機で、様々なバリエーションが存在する。
代表的なのは生産数の多い二一型と五二型であり、外観上の主な違いは次の3点である。

1.翼の長さは、五二型は二一型と比べて1メートル短い。
2.五二型はエンジンの換装に伴い、カウリングが若干大型化し、排気管(茶色い部品)の形状も変更。
3.翼に装備された20ミリ機銃が、五二型では長銃身タイプになっている。

目に見えない違いは多々あり、外観的には二一型はスマート、五二型はゴツい印象を受ける。

以下に零戦のバリエーションと、大雑把な変更点を(乱暴に)まとめてみました。
後期型は攻撃力・防御力の向上が図られたが、エンジンの出力向上が追いつかず、軽快な機動性が損なわれた。
また、増槽(増加燃料タンク)の代わりに爆弾を装備可能になり、長距離を侵攻する攻めの運用から、爆撃機化・特攻機化された。
二一型と五二型では、まったく性格が異なる機体となっている。


一二試艦上戦闘機:2機生産された試作機。瑞星エンジン搭載で2翅プロペラ。水平尾翼の位置が低い。
一一型:栄一二型エンジンに換装。
二一型:翼端折り畳み機構、着艦フックを装備し、空母での運用が可能に。
三二型:翼を左右各50センチカット、翼端が角ばっている。栄二一型エンジンに換装、カウリング形状が変化。高空性能向上、航続距離低下、機銃の弾倉が増えた。
二二型:三二型の翼を二一型タイプに戻し、翼内に燃料タンクを増設。
五二型(甲型/乙型):翼を左右各50センチカット、翼端は丸まっている。排気管は集合式から単排気管に。機首の7.7ミリ機銃×2のうち、右を13ミリに(乙型)。翼内タンクに自動消火装置装備。
五二丙型/五三型:13ミリ機銃×2を増設。増加燃料タンクの箇所に250キロ爆弾×1、ロケット弾が懸架可能に(それまでは60キロ爆弾×2)。五三型はエンジンの出力向上を図った実験機。
六二型:500キロ爆弾が懸架可能。末期は機首の機銃を廃止。
五四型:五二型を金星エンジンに。ただしエンジン生産工場が爆撃されてほとんど生産できず。
二式水戦:二一型をベースにフロートを装備した水上機。
零式練戦一一型:二一型をベースに複座化された練習機。胴体後部に安定化のためのフィンを装備。

他にも二号水戦や零式練戦二一型などの細かいバリエーションが存在する。上野の国立博物館に展示されている零戦は、二一型を複座化した現地改修機である。

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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
ゼロといえば (iyahho)
2010-05-16 00:01:16
ルイズ!ルイズ!(中略)届け俺の想い!
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ルイズといえば (コタケン)
2010-05-16 00:32:45
シエスタ!シエスタ!うぉぉ届けぇぇっ!俺の!俺の想いぃぃぃっ!……はぁ、はぁ。
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