大大昔。
初恋の人であり、初めての彼女である女性にこの場所でこんなことを言われたことを思い出した。
「こーすけくんって、なんでも顔に書いてあるよね」
その時は「何の事?」とよくわからなかったけど
ようは、「ポーカーフェイスができない」という事の最上級なのだろう。
いいカードが来てニヤケるとかそういうレベルでなくて
「僕は6のワンペアーです」と書いてあるぐらいわかりやすい。
きっと僕が彼女を見てた顔には「あなたが好きです」って書いてあったんだろうな。
思い出すと滅茶苦茶恥ずかしいね。
そんな感じの「こばな詞」を書いてみましたのでどうぞ。
--------------- キ リ ト リ ---------------
「エスパーキミ」 詞 Kosuke Yamada
2学期最初の席替えで僕の隣の席は君に決定!
学級が一緒になった時 一目惚れするぐらい
顔がハートになってたし嬉しくて学園天国なのさ
中間テストのとある夜 僕はご法度の
一夜漬けなぞをせざるを得ない立場
寝てない成果は 家に消しゴムを
忘れてテストに臨む 大失態だけだったとさ
ピンチはチャンスとかいうけれども
そんな幻は何処にもありゃしないさ
僕は開始3分 最初の問であっさり誤記入
どうしたもんかと汗ばんでいます
隣を見るなどご法度なテストの緊張感
その状況で半分に千切った消しゴムを隣に座る君が
汗まみれビチャ男に向けて転がして差し伸べてくれたんだよ
不幸を逃れた事よりも 君の優しさに
撃ち抜かれちゃって 顔がホの字になるよ
それより何より解けない謎とは
僕が消しゴムロスだと何故わかったのかという謎
ピンチはチャンスとかいうけれども
この縁は次につなげたいなと願う
僕のヘモグロビンは君で氾濫
この胸の内を伝える手段をまたも一夜漬け
翌日登校してみると 君が微笑みながら僕を見ている
席につきドギマギしていると
「つきあって下さい」と
告白されたもんだから口からね 心臓がはみ出た顔
こんな幸せがあるんだね
その日の帰りにデートしようって公園に誘ったぜ
手をつなぎたいとやらしい気持ちが
頭をよぎった途端 君がギュッと手を握る謎
チャンスはチャンスなのだと思うし
それならばキスも奮発して欲しいな
すると背の差ぐらいの段差の上で振り向き目を閉じ
顔を赤らめるきみが待っている
君は僕の希望願望その他諸々
心の中を全部丸ごとお見通しなのかい?
チャンスはピンチなのかは謎だが
それは無理だって 僕は臆病だもの
すると「臆病なのね」拗ねちゃった君
やっぱり君には僕の心中がまるわかりなんだ
よからぬ妄想はご法度だね
全部バレちゃって恥ずかしくて死ねます
だけど僕は思うよ こんなに僕の色んな心が
わかる君となら絶対幸せになれるのさ
--------------- キ リ ト リ ---------------
これの影響もあるかもしれないな。
背景が鳩サブレなのは気にしないでくださいな。
ではでは。