若草幼稚園 岡林道生 園長にご相談して、「高知ファンクラブ」でも連載させていただく事にしました。
高知市若草南町にある若草幼稚園は、幼稚園が所有する「すくすくの森」を活用した体験教育を早くから実施している事で有名です。
いま全国的な盛り上がりの中で、高知市神田の「アジロ山自然の森」をはじめ、県下でも「森のようちえん」に関する取り組みが高まって来ています。
この盛り上がりを一過性のブームに終わらせないで、
森林率84%で全国一を誇る、"森の国・高知"ならではの、「かしこくてたくましいこどもを育てたい」という、親をはじめとする、みんなの共通の願いを実現するための、取り組みの大切な一つとして、「もりのなかでこどもはかがやく」を応援していけたら・・・と考えています。
先進の「若草幼稚園」と連携しながら、高知にふさわしい「森のようちえん」について、今後特集しながら、みんなで考えて行けたら・・・と思っています。
すくすくの森で、焼いもイベント・・・若草幼稚園児に同行しました
若草幼稚園 「すくすくの森」と子どもたち~21年の歩み~・・・連載1
若草幼稚園 「すくすくの森」と子どもたち~連載2 社会の変化と子どもの問題
「すくすくの森」と子どもたち~21年の歩み~
若草幼稚園 岡林道生
1 なぜ子どもたちに森を
(3) 「すくすくの森」との出会い
森探しは、いざとなると条件が合わずになかなか思うよう進みませんでした。そんなある日、幼稚園から見える山と土地家屋が売りに出ているのを新聞で見つけました。
車で10分、早速行ってみました。そこは豊かな自然の残る森と果樹園や畑が広がっており、家の前には山を借景した滝の落ち込む池もあって、変化と起伏に富んだ素晴らしいところでした。ここで生き生きと遊ぶ子どもたちの姿が次々と頭に浮かんできて、思わず同行した理事長に「ここを買ってください」と言っていました。
当時、理事長は周りの人々から「あんな山に・・・」「ケガでもさせたらどうする」とさんざんな評価を受けました。21年前に、3800万をかけて森を買うというのは、誰にも信じられないことだったのです。それでも理事長は、購入を決めてくれました。
HN:ちるどれん
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