『2017年版 プロ野球 問題だらけの12球団』(草思社)が出来上がりました。書店には明日くらいから並ぶと思います。2000年からスタートし今年で18年目。書いている途中で01年版を見返しましたが、「はじめに」で「僕はサッカーのことは全然知らないが、一つだけうらやましいことがある。それは『アンダー19』「アンダー22」という年齢を制限した国際大会があることだ」と書いています。この01年当時はそもそも、オリンピック以外、国際大会がほとんどありませんでした(社会人が参加する大会や日米大学選手権など散発的)。それが今は侍ジャパンのオフィシャルサイトを見れば「トップ(トッププロ)」「社会人」「U23/U21」「大学」「U‐18」「U‐15」「U- 12」「女子」の8カテゴリーごとに国際大会があることがわかります。時代は大きく変わった!
これらの大会から飛び出した鈴木誠也(広島)がトップチームの侍ジャパンに選出されているように、今や国際水準で見ないとプロ12球団によるリーグ戦の戦い方すら予想できません。それが面倒ではなく非常に楽しい。今回の『問題だらけ~』ではU23/U21、U‐18あたりのこと(誰が参加して活躍したか)を各球団の中で触れていますが、本書を見れば各球団には本当に多くの有望なU23/U21世代がいることがわかります。今回のテーマはいつも通り、「1ミリ先の現実ではなく5、6年先の未来を見通すこと」。今年度版はカバーデザインもスタイリッシュで素敵です。是非、読んでください。