記憶のおとしもの・わすれもの

忘れたくないこともたくさん忘れちゃうし、日々のことなんて、
もっと忘れてしまうなぁ。
大事に書き続けたいです。

ある秘密・・・

2008年02月25日 | 本読みました♪
本屋さんでわたしがきっと行かないコーナーにある本だなぁ~
って、読み始めてすぐに気づいたけれど、たとえ結果を残さなくても
まじめに四角四面に考え、取り組むことだけが取り柄のわたし
だから、もうあとにはひけず、真正面から読み込み、とうとう
読み終えました。。。
フランスのフィリップ・グランベールさんの話。
まさに、グランベールさんの話なんだなぁ。

民族と宗教と政治との中で、フランスも例外なくまきこまれていた、
ドイツによるおそろしい・・・。
ほんとに、『事実は小説より奇なり』だし、よくよく考えたら、
歴史の授業で、事実のみ活字として読んだり聞いたりしたけれど、
なんの背景も現実も知ってはいなかったんだって、わかりました。
しかも、世界中で歴史上で、これだけじゃない・・・。
平和じゃないって・・・。
なんか、ほんとにおそろしいことだよ

民族って、宗教ってどんな意味をもつんだろう。
わたし自身にはそれについて語れるものがないから?なのかな。
名前と一緒みたいなものかと思っていたよ。自分にはわかっていて、
自分を構成する、現すものだけれど、他の人にはそのひとを
単に認識するだけのもの・・・。
だから、それが原因で迫害や戦争やましてや、虐殺が起きるなんて。。。
知識としてしっていたけれど、こんな風に物語を読んではじめて、
まだ、ほんの一部であり、ひとかけらだろうけれど、現実の声を
知ったきがする。

その重い過去や、つらい歴史を知ってるグランベールさんが、15歳で
自分のルーツや両親が封印していた秘密をさらに知ってしまうって、
いったい全体どんなに大変なことだったんだろう・・・

フランスの高校生が選ぶゴングール賞って、いろいろ実績も作っている
賞に選ばれて、これを選んだ高校生たちってすごいなぁって思ったっていう、
誰かの感想を読んで、わたしはこの本を読んでみたいって思ったこと
だけ覚えている。。。

本当に、すごいなぁ。フランスの高校生は、この本を読んで受け止めきれる
んだなぁ。



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