イマコト

ありのまま きままに 日々の中での あれこれ

人間疎外は人間が生む

2012-03-14 21:27:39 | 一日一話(松下幸之助)

現代文明における、科学技術の発達によって人間が軽視され、
忘れられているというのが問題になっています。

そういった人間疎外をなくすためには、
常に人間の幸せということが前提にされなくてはなりません。

「なぜこういう新しい機械を造るか」「それは人間の幸せのためである」
ということがいつも考えられ、それに基づく配慮がなされるならば、
どんな機械が生み出され使われても人間疎外はおこらないと思います。

現実に人間疎外のような観を呈しているのは、機械が人間を疎外しているのではなく、
人間自身が人間を大事にせず、人間疎外を生んでいるものではないでしょうか。

※松下幸之助【一日一話】より


現世利益は苦しみに達する道

2012-03-14 10:15:09 | 今日の言の葉種(学び)

ブッダは、この世は「現世利益に達する道」であり、
それは「苦しみの道」であると説きました。

ブッダの示された道は、「現世利益に達する道」ではなく、
「涅槃(永遠の安らぎ)に達する道」です。

利得を追っていたのでは、いつまでたっても心の平安はありません。
追えば追うほど、安らぎがなくなってしまいます。

ブッダは、ものに依存しない生き方を示されました。
それが、「安らぎにいたる道」なのです。


※ブッダの教え一日一和(今を生きる366の智慧)ヨリ