一人山行

長野県の山を中心に一人で山行した記録や感想や
その後大阪富田林に戻っての近郊の記録

2016.8.12 北八ヶ岳の初日

2016年08月15日 | 北八ケ岳
今回、八ヶ岳に行くつもりなど全く無かったのだが・・・

前日に子供が鎌倉に引っ越しをして2カ月ほどになるので夏休みの初日にどんな所に住んでいるのか気になっていたので見に行くことしにした。

そして翌日12日から2泊3日で信濃大町扇沢から3大雪渓と言われる針ノ木峠へ登り、テント泊をして翌日縦走し新越山荘で小屋泊か体調良ければ種池山荘でテント泊の予定を立てていた。

しかし思わぬ不備があったのが鎌倉から信濃大町への車の移動時間が全く狂ってしまったのだった。
鎌倉を夜中1時半に出発したのだがナビのデータが古かったため、圏央道に入れず土地勘の無い所で地道に案内され、朝5時半頃に信濃大町に到着するつもりだったのが未だ山梨県の甲府辺りだった。

昨日の鎌倉までの運転疲れも残っていたのて眠気が出てきてPAで30分ほど仮眠をする。

起きて走り始めたのだが、未だ信濃大町まで残り100キロ以上あるのを考えるとだんだん気が重くなってきて、ましてや初めて登る山では出発時間がかなり遅くなってしまうのでめげてしまった。

それならと勝手知った八ヶ岳がわりと近くになるので気分一新予定を変更して八ヶ岳に行くことにする。

八ヶ岳のこの時期茅野側は大変混雑するので佐久側から登ることにして須玉ICで降りて懐かしい141号線に入る。

テント泊するなら清里から近い真教寺尾根か県界尾根赤岳から行者小屋泊もあるがとても今の体力では重いリュック(16kgほど)を担いで登れる自信が無い。
そこでいつも小屋のスタッフの対応が素晴らしくて印象の良い黒百合ヒュッテのある黒百合平でテント泊をしたいと思い小海町から稲子湯を目指す。

6時半には稲子湯に到着したので二日分の駐車代600円を支払って登山届を提出したりして出発準備をする。





茅野側の駐車地は確か一日500円か1000円するが佐久側の駐車地は無料の所が多く、500m位登山道を歩いた所にも20台程駐車出来る無料の所があるが無人の為、稲子湯に停めておけば旅館の人達がいるので安心だ。

7時過ぎに稲子湯から林道の合間を縫う登山道をサワギキョウやナデシコが咲いているなだらかな道を登っていく。







3度目の林道に出ると10台程停まっている無料の駐車地に到着し長野県山岳協会の人達3名が登山届や安全の確認をされていた。



このルートは6年前の8月に一度12月に2度登って以来となるのだが、しらびそ小屋の車が停まっている辺りからの登山道が以前と変わりそのままほぼ直登する道になっていた。
以前の道は自然豊かな沢を越えたりする道だったので少し残念に思う。

こまどり沢まで直登となり、いつも目印にしていた恐竜?っぽい倒木がかなり様変わりして残っていた。



ちなみに6年前はこんなだった。



この目印の倒木から南方向に巻いて行くとしらびそ小屋の建つみどり池に到着する。





生憎山頂付近はガスが出ていて隠れていた。
しらびそ小屋の窓辺には鳥や小動物向けに餌を置いているのだが運良くリスとウソが餌を啄ばんでいた。





リュックを下して行動食を摂って鳥のさえずりを聞きながらしばらく休憩する。
ここまでは思い荷を担いで順調に?登って来れたがここから中山峠へはしばらくなだらかな道が続くが
中山峠まで40分の案内板のある所から急勾配となり、しらびその木やシラカバ帯を喘ぎ喘ぎ一歩一歩ゆっくりと進む。
この辺り睡眠不足もありかなり眠気も出てきて生あくびばかり出るのと頭痛もしバテだした。









それでもゆっくりながら歩を進めていくとやがて見覚えのある拓けた所に出る。



ここから中山峠までは急だがもう一登りとなるので慎重にストックを駆使しながらやがて到着した。





中山峠から黒百合ヒュッテまでは平坦な木道をゆっくり歩く。
やがて色とりどりテントが張られているテント場を抜けて晴れ間の広がる黒百合ヒュッテに11時40分に到着した。
コースタイム4時間の所4時間半かかっているのだった。
コースタイムはかなりゆっくりめの設定だと思うのでやはり歳とったかなあと思う。




ヒュッテでテント泊の受付をして1000円支払う。
水は無料で沢山使えトイレも小屋泊の人と同じヒュッテ内の小奇麗な洗面所とトイレが使えた。
初めてのテント泊ということもあり2Lの水を持ち上げたのだがこれも良い経験になったなあと思う。

到着時間が早かったのでまだ10張ほどで、有難いことに物流で使うパレットがまだ残っていて自由に使えたので2つを並べてテントの下に敷いて張れた。
今日はここから動くつもりは無かったのでのんびり過ごすことにする。







テントを張ってから食事をしてから花を楽しむ。













夕方まで微睡んだりして目覚めるとテント数が倍以上になっていて先生引率の高校生達や学生の団体がまだまだテントを張っていた。

夕食はそんなにお腹も空いていなかったがアルファ米の焼飯と焼酎ワンカップを飲んで目の前でツェルトを張った神奈川の40歳の男性と話をしながら楽しく過ごす。
話を聞くと昨日小淵沢駅から相乗りタクシーで観音平へ行きキレット小屋でツェルト泊、そして黒百合平まで来たとのことだった。
トレランやマラソンもしているとのことでさすが細身のしなやかな感じの体型をされていた。

その頃には随分気温も下がってきたのでフリースとダウンジャケットを着込む。

しばらくして眠気が出てきたので7時過ぎには3日前に購入したシュラフに潜り込んでテント場のざわめきを子守唄にして今日の長い一日を振り返りながら寝たのだった。







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