一人山行

長野県の山を中心に一人で山行した記録や感想や
その後大阪富田林に戻っての近郊の記録

2月14日青空の下蓼科山へ

2010年02月17日 | 北八ケ岳
07:15           女ノ神茶屋駐車場着
07:45           女ノ神茶屋駐車場発
08:58           2120m地点            1:13
10:35           蓼科山山頂着 大休憩      1:37/2:50
11:50           蓼科山山頂発
13:20           女ノ神茶屋駐車場着       1:30

この日は天気予報が良さそうなので先月登った時にガスに巻かれて眺望が無かった蓼科山に登ることにする。

7時過ぎに女ノ神茶屋駐車場に到着、5台目の駐車で用意している間にも3台来て、ここから登る人気振りが伺える。

気温が低く登山口で-12℃だが、青空が広がっていて昨日雪が降ったようで樹氷がとても綺麗だ。

登山口からよく踏まれている道を登り、2120mの立札がある水平道取り付き付近で休憩してパンとバナナを食べる。

樹林帯の中の水平道を進んで行くとほどなくして最後の急登となる取り付き手前で、暖かい生姜湯を作って飲み、雪が締まっているのでアイゼンを装着し、ストックを直してピッケルと交換する。

アイゼンを着けている時に山慣れた感じ?の夫婦二人連れがつぼ足で擦違っていったが、こちらが登り始めて5分も立たない狭い急登の場所でアイゼンを着けていて道が塞がれてしまったので注意しながら横を擦りぬけたが、もう少し着ける場所を考えて欲しいなと思った。

その辺りからの急登を詰めて行くとやがて森林限界を超えて山頂直下の岩陵帯に到着する。
そこからの眺めは右手に南八ケ岳、南アルプス、中央アルプス、御嶽山、乗鞍岳、穂高岳が少し霞むものの良く確認出来た。

流石に森林限界を超えると冷たい風が吹き抜けていて、フリースキャップを被ったりジャケットの脇ジッパーや前身頃のジッパーを閉めないと一気に体温を奪われそうになる。

岩陵帯を蓼科頂上小屋方向にトラバースするトレースが付いていて進んで行くと単独行の男性が下りてきたので立ち話をする。

名古屋から来た男性は冬山は初めてとのことで周りの山々の眺望にしきりと感激した様子だった。

トラバースする途中で山頂の標識向けて直登し、山頂に到着した。

風が吹きぬけて寒いが、北側の浅間山の白い頂きと噴煙が良く見えた。

風は強いものの天気が良くて気持ちがよいので、方位盤のある北西へ進み眼下が見える岩に乗って白樺湖や車山、美ヶ原やその向こうに見える槍ヶ岳や常念岳、鹿島槍ヶ岳や白馬三山、その右手に妙高山、根子岳、四阿山と見渡せた。

この蓼科山を含む霧ケ峰高原は長野県の中心部、へそになる場所といわれているのが改めて良く判った。

方位盤から蓼科山頂小屋裏手に風を避けるため南八ケ岳が正面に見える場所に移動し休憩することにしてカップ麺とオニギリを食べた。

休憩後、下山の支度をして岩陵帯を通過し急な下りを慎重に樹林帯へと進むが、ふと時計を見ると未だ11時20分頃だったのでこんな晴天の日にこのまま下山するのも勿体無いなあと思い、又岩陵帯へと登り返し大きな岩陰に行って風を避けてしばし休憩をして眼下に広がる茅野方面や登ってきた登山口方向の眺望を改めて楽しんだ。

しばらくして得心したので下山することにしてゆっくりと樹林帯に入り、風も無くなり気温も高くなってきたのでジャケットを脱いでウールの下着と化繊の下着重ね合わせの2枚になり快適に下った。

よく冬場の服装として3レイヤーとしてウールか化繊の下着、フリースの中間着、アウターのジャケットといわれているが、僕は中間着にフリースを着ると登り始めは良いのだが、30分程して身体が暖まってくると暑すぎて大量の汗を掻いてしまうので、専ら汗を掻いても
あまり冷たく感じないウールの下着を着てその上に化繊の下着を重ね着している。

これにアウタージャケットを羽織っていればそう寒くも無く、身体が暖まるとジャケットの脇の下にあるベンチレーションのファスナーを開いて体温調節をしている。

ちなみにボトムは専ら下着、タイツとユニクロのウォームアップパンツで問題なく山行している。

水平道を通り、急な所を下った辺りでアイゼンを外して身軽になり女ノ神茶屋前の駐車地へと下山した。

帰りはいつも行く露天風呂から浅間山が良く見える権現の湯に行って汗を流し、売店に売っていたミカンを買って帰った。
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