一人山行

長野県の山を中心に一人で山行した記録や感想や
その後大阪富田林に戻っての近郊の記録

2016.11.3 八経ヶ岳

2016年11月04日 | 大峰山脈
祝日の文化の日、休みになったので初めての八経ヶ岳に登ろうと思い行者還トンネル西口を目指す。
奈良の山には中学生の時に仲間と自転車で若草山まで行き皆で登り、竹之内峠で陽が暮れてしまい這う這うの体で桃ヶ池町の自宅に帰ったのと登山と縁の無いまだ子供が小さかった頃大台ケ原に行ったくらいでそれ以来となる。

自宅を5時40分に出て只管309号線を通り、天川村から川沿いの細い道を慎重に運転し、いい加減この細い道の運転にうんざりしだした頃少し道幅も広くなる。
しかし対向車が来るようなら擦れ違いには気を付けなければならない道を登っていくと、やがて20台ほど駐車している無料駐車地に到着。
2台ばかしスペースがあったのでそこに停めて靴を履きかえ準備をするが冷たい風が辺りを吹き抜けていてダウンジャケットを着込んで100均ののびーる手袋を着ける。
昨日会社の近くにある八尾アリオのモンベルショップに行って何かと不安な足元をサポートするのに靴の中敷きを購入する。



前回の六甲山山行でもなったのだが10km前後を歩くと最後の方で太腿の付け根が痛くなったり、つるような感じになったりしていたのと膝の痛みも改善出来ればと思ったのとショップの方から「スーパーフィートは購入後40日以内だと合わないようならカットしたものでも返品できますよう~」との言葉に後押しされて買ったのだった。



流石百名山日帰り出来る場所なので行者還トンネル西口有料駐車場にはツアー登山のマイクロバスやマイカーが多く停まっていた。
登山口で登山届を書いて提出、階段を登りかけると熊の目撃情報ありとの標識があったのでザックを下して鈴をザックに取りつけていると団体の人達が登って来てリーダーが「どうされますか~先行きますぅ?」と聞かれたので急いでザックを担ぎ直して8時に出発する。
聞くと25人のツアーとのことなのでその後ろになってしまうと追い抜くにもまた一苦労しそうな人数なので先行する。



かなり気温も低いのと尾根筋を吹き抜ける風が冷たくて汗もほとんど掻かなくて高度を上げるが30分ほど登ると流石に身体も温まって来たのでダウンジャケットを脱いでナイロンのウインドブレーカーを羽織る。
奥駈道に出るまでの紅葉が青空に映えて綺麗だった。





辛抱強く登り、やがてササの植生が現れると間もなくして奥駈道に飛び出た。





奥駈道に出るとガスが巻いていて時折青空も覗く稜線歩きとなるが吹き抜ける風が強くて指先が冷え手袋をもう一枚着ける。
緩やかな斜面を進み弁天の森も素通りして聖宝ノ宿跡で水分補給する。



前方に見えるはずの弥山もガスに隠れている。



ここから弥山小屋まで整備された木階段が所々に取り付けられていて難無く10時25分弥山小屋に到着出来た。





弥山小屋の入口側のベンチが空いていたのでポットのお湯でコーヒーを入れパンを食べて一服する。
一服後、ジンジンした指先のことを思い3枚目の手袋をして弥山を後に回し、八経ヶ岳目指して強風の中を進むが八経ヶ岳もガスの中で姿を見ることが出来ない。
しかし薄いニットのものとはいえ、よく3枚手袋を持ってきていたものだ。



鞍部に下ると丁度強風の抜ける場所になっていて木々の枝には着氷していてエビの尻尾でも出来そうな感じだった。



山頂手前で東京からバスツアーで来たという15人の後ろになったがゆっくり後について寒い山頂へと登った。



折角の八経ヶ岳の山頂だがガスで眺望が無いのとツアーの人達に占拠されていたのですぐ撤退する。
久しぶりに着氷した樹木もなかなか素晴らしい景色だった。





一旦弥山小屋に戻り弥山へと転ずる。





弥山でもガスが巻いているのですぐに弥山小屋に戻り休憩を摂ることにする。
今日に限って荷を軽くしようと思い、気温がここまで低くなるとは思ってなかったのでガスストーブを持ってこずで、仕方なくぬるいカップ麺と冷たいオニギリを食べる。
相変わらず風も強いので弥山小屋を12時になってから下山にかかる。



途中、苔の素晴らしい所を通ったのでシャッターを押す。



弥山山頂から少し下った所で良い展望の先端に出て見渡せる一望を写真に撮る。









高度を下げてきて聖宝ノ宿跡手前では時折青空も広がり気持ちが良いのだが膝に不安を感じだしたので2か月ぶり位になる膝サポーターを取り付ける。



聖宝ノ宿跡からは遮るものが無い風の通り道歩きとなり我慢を強いられる。
弁天の森手前の少し起伏のある所を通過した際に左足太腿の後ろ側がつりだしたのでアミノ酸一包を飲む。
しばらくすると和らいだので行者還出合まで風景を楽しみながらのんびり歩く。







やがて出会いに到着したので奥駈道を後にして行者還登山口目指して下る。



高度を下げると紅葉の真っ盛りで黄色や赤色、緑と錦を織りなしていた。









紅葉を楽しんで沢の流れが聞こえだすと登山口近くとなり沢を渡渉して登山口に辿り着いた。





登山口から無料駐車地へ行き身支度を整えて車に乗り込む。



帰りは流石に所々で対向車に出会ってバックしたりしながらも紅葉の綺麗なみたらい渓谷を抜けて富田林へ帰った。













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