一人山行

長野県の山を中心に一人で山行した記録や感想や
その後大阪富田林に戻っての近郊の記録

2017.12.23 愛宕山

2017年12月25日 | 京都方面
仕事の都合で休日となり、折角の休みなので前から登りたい山の一つの愛宕山に行くことにする。
愛宕山とは少なからず縁があり、30代、40代に勤めていた会社が京都本社の会社で、一緒に働いていた京都の人が良く愛宕山に登られて火伏のお札「火廼要慎」を台所に祀っときや~と毎年のように頂き、古い札の上に重ねて来たので未だに台所の守り札になっている。
古い札を持って行くことも考えたが、今まで台所の安全を見守ってもらっていたのでそのまま置いておくことにする。
車で行くことも考えたが電車を乗り継いで行く方が安上がりなので電車で行くことにして6時に自宅を自転車で南海線の金剛駅へと向かう。
南海、JR環状線、阪急桂駅から嵐山駅、そして清滝への京都バスと乗り継ぎ、9時に冷え込んでいる清滝バス停を出発する。



初めての愛宕山なので素直に表参道を歩くつもりでいたのだが、バスから出発した人達がほとんど表参道に向かうので反対方向の月輪寺目指して林道を歩く。
先行していた人が立ち止まって谷筋を眺めながら、「こんなに倒木がありましたっけ」と問いかけられたが、「初めて登るので」と答えて、並んで林道を愛宕山について話を伺う。
亀岡から来た73歳になる方で未だにテントを担いで登るとのこと。
愛宕山も時々登っているとおっしゃっておられた。
空也滝の分岐で一旦別れ滝を見に行く。




石畳の足場のしっかりした道を10分ほど登って行くと社務所が現れ神事が祭ってある落差のある滝が現れた。





滝の流れをしばらく見て分岐へと戻る。
分岐に戻った所で身体も暖まって来たのでウインドブレーカーとジャケットを脱ぐ。
ここから月輪寺に向けて山道に入って行くが気温も上がってきていて汗も掻いてくる。
朝寒かったのでパンツの下にユニクロのヒートテックタイツを履いてきているのだが、脱ぐわけにもいかず膝上に捲り上げて凌いで登る。
まるでサポートタイツを着けたような感じだった。
やがて月輪寺手前で亀岡の人に追いつき、しばらくして月輪寺に10時45分に到着する。



住職がおられたので寺の仏像のことや愛宕山とのかかわりなど話を聞いて後にする。
登山道は日当たりも良くて高度を上げて行くと、霞んでいるものの京都の市街地や桂川のながれを確認することが出来た。



山頂手前で亀岡の人と別れ11時50分に愛宕神社に登り着いた。



お詣りをしてから自宅の台所にあるのと同じお札を頂く。
愛宕山の三角点はまだ奥になるので林道を歩く。
ちょうど東側の展望が拓け、比叡山や雪を纏った蓬莱山や先日登った武奈ヶ岳がその左手に薄っすら望むことが出来た。





流石に三角点に向かう東側斜面は雪が残っていて凍っているので慎重に歩を進める。
ちょうど12時半に愛宕山三角点に登り、ちょうど直下に休憩場所に良い所があったのでどん兵衛とオニギリを食べて30分ほど休憩する。



食事後、スギの大木を眺めながら愛宕神社へ戻り表参道に取りつく。



ストックを出して石畳や木道の整備された道を膝に負担があまりかからないように踵での着地を避けて下る。



5合目辺りだろうか谷を隔てた尾根方向に今朝通過した月輪寺の建物を確認出来たので地図を出して巡ったルートを見る。



3合目の東屋で咽喉も乾いてきたので少し休憩して3時前にやっと下山。
愛宕山は金剛山より山深く一回りも二回りもスケールが大きいなあと感じる。
いろいろルートがあるようなのでまた歩きたいと思う山だった。



清滝バス停で10分ほど待ってバスに乗り込む。
海外の観光客が大勢いる渡月橋北詰で下車して渡月橋を渡る。
目的はガイドブックに載っていた渡月橋上からの愛宕山の構図と同じ写真を撮りたかったのだが、ガイドブックの写真とはかけ離れていた。







帰り久しぶりに梅田に出るので好日山荘でも見てみようかと思っていたが、梅田での人混みに嫌気が差し地下鉄で難波に。
高島屋の地下食品売り場で何か買って帰ろうかと思い行くが、ここも人混みがひどくて何も買わずすぐに退散。
南海電車で金剛駅まで乗って自転車をピックアップして自宅に帰り着いた。
冬至で一年ぶりにゆず湯に浸かるが、ゆずにまけたのか肌がぴりぴりしてシャワーで洗い流したのだった。






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