一人山行

長野県の山を中心に一人で山行した記録や感想や
その後大阪富田林に戻っての近郊の記録

2017.2.19 赤滝 東條山 千早峠 ブンタ谷

2017年02月19日 | 金剛山
今日の天気は1月1日元日以来の日曜日の晴れとのことで早朝から太陽が降り注いでいた。
朝、まつまさが出されている近辺の道路情報を確認すると積雪0、タイヤチェーン不要となっていたが放射冷却の影響で冷え込んでいたので金剛バスに乗ることにする。
そして今日は天気が良さそうなので娘から借りていた一眼レフのカメラを持って行くことにしてウエストポーチに地図と一緒に収納する。
この所図書館で借りた一眼レフの撮影方法を読んでいたのだがとてもマニュアル設定が出来そうにないのでせいぜいコンデジと同じような扱いになりそうだ。
先週と同じく7時35分発の登山口行きのバスに乗り込むと先週見かけた人も何人か乗っておられて発車時には登山客が8割方乗車していた。



今日は以前から気になっていた赤滝を経て東條山に登るルートを巡るつもりで、その後千早峠から金剛山山頂に行くか紀見峠方向へ行くか分岐に着くまでに決めようと思っている。
8時過ぎにバスを下車し妙見谷方向へバス道を進み妙見橋手前の右手に下る道に入り赤滝取りつきへと向かう。



眼下のマス釣り場では大会が催されていてスピーカーから場所移動や投入の案内が流れていた。



赤滝の取りつきは坂を下るとすぐに細い鉄梯子が見えてくる。
これを渡るのだが結構高度感があるのといつ取り付けられたのか心配になり、通過している時は足を滑らせないか気が気で無かった。



鉄梯子を渡るとすぐに赤滝が見えその流れにしばし見惚れる。
バス道からすぐの所にこんな素晴らしい滝があったとは全く知らなかった。
流れの上からの岩が流れに濡れてテラテラした光沢のある赤茶けた色をしていてとても重厚な面持ちだ。





右岸に巻き道があって難無く滝の上へと登れる。


赤滝の上から堰堤が2つ続いて共に左岸にはっきりとした踏み跡があるのと時折テープもあり、その後巻いたり谷筋を登ったりして詰めていく。
時折、綺麗な水の流れの小滝やナメの所が現れ目を楽しませてくれる。







途中で二股となる流れが5カ所ほどあって都度都度地形図を見て確認をする。
東條山へはほぼ南東方向へ二股も左へと取りついて行くルートとなる。
700m付近で高度を確認し地形図を見ようと胸ポケットに手をやると入れたはずの地形図が無く途中で知らない内に落としてしまっていた。
何度か見ていたので往路を戻ると5分ほどで見つけることが出来た。
それまで胸につっこんでいただけだったがその後ファスナーを半分ほど閉めて落ちないようにした。
初めて巡る道なので地形図が無いことには大いに不安だ。
赤滝谷も自然林のV字になった所もあり遡っていて気持ちが良い。



やがて倒木が塞がる分岐も右手がすっきりしていて入り易そうだが東條山は左にとテープがあったので左に遡る。





その辺りは植林帯になり谷筋の最後明るい稜線に登り上げる所がテープも目印も無くて判らなかったが南東斜面に取りつき、雪の斜面に滑りながらも直登して陽の差す稜線へと登り上げた。
稜線上は積雪していたがはっきりとルートを確認することが出来、疎林の合間からは千早峠から派生する山並みが望めた。



そして東條山と思われるピークに着くが山頂板も目印が何も無いのでまだ先かな?と思い次のピークへと向かう。
しかし次のピークに着くがとても山頂の雰囲気でも無く手前の巻いている道がはっきりした道だったのでここでは無いと思いもう一度戻って先程のピークへと戻る。
戻った所展望もこれといった目印は無いが陽の当たる気持ちの良さそうな場所があったので豆大福を食べて一服する。
結局山頂は見つけることが出来なかったのかと思いふと前の木を見ると赤ペンキが薄っすらあり、目を凝らしてみると東條山と読めたのでやはりここで間違いが無かったようだ。



時間を確認すると11時20分になっていて赤滝から3時間を要していたのだった。
随分時が経過していたので千早峠から金剛山は昨年11月に歩いているので紀見峠を目指すことにする。
途中で地形図にあった802mピークを踏んでしばらく進むと疎林の合間から山頂のカヤトが一目で判る岩湧山や関空、りんくうタワーを望むことげ出来た。





千早峠には12時過ぎに到着。
ここのベンチでカップ麺を食べようと思っていたが冷たい風が吹き抜けていたので紀見峠方向へと歩を進める。



神福山を越えた辺りの縦走路で20人位の老若男女取り混ぜたパーティーが休憩されていて狭い中を断りを入れて縫うようにして通過した。
多分千早峠で休憩されるつもりがあまりにも冷たい風が吹き抜けていたのでこんな場所での休憩となったようだがもう少し広い所がありそうにと思った。
こちらは行者杉手前の少し広い大沢塞辺りのベンチで持ち上げたお湯でカップ麺を食べて休憩をする。
休憩後荷造りし終えると先程のパーティーが迫って来たので急いで先に立つことにする。
しばらく進むと行者杉に到着、後方を振り返ると奈良側の景観が拓けていて思わず「うわあっ!」と声がでてしまった。
青空の下、雪を纏って白く輝く八経ヶ岳を真ん中に大峰の山々を望むことが出来たのだった。





こんなまたとない良い天気、登っている人もそこそこおられるのかなあと思いを馳せながらしばらく眺めに酔いしれる。
そうこうする内に例のパーティーが来たのでリーダーに「良い眺めですよ」と伝えて後にする。
紀見峠に下るには以前結構長い木段に嫌気が差したので少し長いが昨年5月末に登ったブンタ谷を下り天見駅を目指すことにする。



手前に十字峠へと下る分岐もあったがいつか登りで歩こうと思う。
西ノ行者を過ぎてしばらくしてブンタ谷への分岐に到着。
ブンタ谷ルートは尾根を跨ぐ歩き易い整備された道で以前登った時に府庁山が良く見えたと思っていたが樹林に隠れて確認出来なかった。
分岐から40分ほどで棚田が広がる鳥ノ谷集落に下り着いた。





この集落は何度歩いてものんびり景色を楽しみながら歩ける場所だ。





南海電車の線路の上を通りながらしばらく踏切音が無かったように思ったので足を速めて天見駅を目指す。
すると満良く2分後に電車が来て河内長野まで乗車、近鉄に乗り換えて自転車を置いている富田林駅へと帰った。
帰路、外環の陸橋から登った東條山が判るかなあと思って眺めたがどのピークなのか判らなかった。



雲一つ無い天気になっていたので葛城山や二上山の眺めも楽しんだ。










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