有り難き理解

朝、身体を起こすの死ぬほど辛かった。
休もうか・・いや、行かなきゃ・・　葛藤し続けました。
電車に乗るときも、引き返そうか・・いや、乗らなきゃ・・
すっごくすっごく辛かったけど、無事に到着。

火曜日に早退しているので、ボスに頭を下げる。
『どないや？調子戻ったか？』
優しく言葉をかけてもらい、少し気が緩んだ・・。

言っちゃおうかな・・。

冗談交じりに、【救急車騒動】話をした。
思ってたより、深刻な雰囲気になってしまったけど、私は笑ってた。
『何かの病気なんちゃうかあ？頭痛だけで救急車かあ・・』

そう。私は普段から、頭痛が酷いとボスに言っていました。
頓服を飲むときも、頭痛薬だと言って飲んでました。
なので、何の疑いも無く、“頭痛”だと思い込んでいます。

『精神的疾患なんですって。自分でもよく解らないけど・・』
私の口から出た。
【鬱病】とは言いにくかった。何故だか分からないけど・・。
同じなんだけどね、精神的疾患ていうのもさ。

驚いたように、うなずきながらボスが口を開いた。
『何でもっと早くに言わんかってん・・・』
『何か言いにくくて・・仕事も失いたくなかったし・・』
『どうしようも無かったら、言わなあかんやん！』
『ハイ・・・。』
『これからは、皆で協力してやっていこうや！な、皆！』
そばにいた、営業マンや店長、部長にもそう言ったボス。
有り難かった・・。
涙が出そうになりました。

今時、現代病と言われ珍しくないとは言え、理解されにくい病気。
まず、会社のボスに理解されたことが嬉しくて仕方ない。
（理解されたかどうかは分からないけど・・）
ボスの気持ちに反する事なく、仕事を一生懸命頑張ろうと思った。
一気に重荷が降りたような感覚。
死ぬほど辛い身を起こし、会社まで辿り着けた甲斐がありました。

ありがとうございます。ボス・・
出来る限り一生懸命頑張ります。それが今の私に出来る最大の恩返し。
いつ、働けなくなるかも分からない私の身体・・
それまで、こんな私ですが・・雇ってやってください。
宜しくお願いします。