■ ■■■■■ ■ 日刊 こならの森 ■ ■■■■■ ■

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東武佐野線沿線CITY-GUIDE 〔カテゴリーからお入り下さい〕

こならの森121号

2008-05-02 | 101号~200号
       ■こならの森121号■1998.5発行

表紙 「唐沢菖蒲園」

C・o・n・t・e・n・t・s

■こならの森6月号■
10周年記念号 

おぞねとしこのポエム…いとすぎ……3p
知らんの5つの市/…あかいし………4p
結婚…篠原さん夫妻…5p
JC・茂木敏充………………6-9p
うしろの正面/名所クイズ………10p
安佐の2万5000年………11-22p
トピックス………23p-29p
新・こならの森から…………………30p

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【本文抜粋記事】

こならの森から

犬の時間
 春になったと思ったら、桜が散って、芽吹きの時を迎え、過ごしやすい季節になって来ました。そして5月はこならの森創刊の月でもあります。
 激しい時の移ろいで今回だけは、『何かを始めるには一番いい季節』なんてとても言っていられません。
 『生きるという贅沢』、そんなタイトルの本を目にしたとき、はっとあることに気づかされました。それは、なぜ季節の変化を眺めているだけなのにこんなにも豊かな気分に浸れるのだろうと考えていたからです。
 最近になってやっと、モノではない、と誰しも分かって来たのですが、それ以上の事が分かりませんでした。
 ある映画監督はそれを『犬の時間』と提起します。一日ぼんやりしている時間がもしかしたら、一番犬にとって幸福なのではないかと。子どものころに過ごした、社会性に捕らわれない時間は、まさしく犬の時間だとも言っています。
 子どもにとって、服を脱ぎ、服を着るという時間は悠久の流れの中です。おとなは5分とか、10分とか手元の時計で計測しながら、『早くしなさい』を連呼しますが、子どもは違います。おとなからみればほとんど止まっている時間かも知れません。
 こならの森もあっと言う間の10年でしたが、一号一号読み返すと、濃縮された時間が弛み始めます。



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