ウチごはん&ソトごはん

今日なに食べた?

【天栄村殺人事件(未遂)】(6) し、死ぬ~~~!?

2009-10-14 18:25:13 | 旅行記
どうも、カンザワです。


【天栄村殺人事件(未遂)】(1)
【天栄村殺人事件(未遂)】(2)
【天栄村殺人事件(未遂)】(3)
【天栄村殺人事件(未遂)】(4)
【天栄村殺人事件(未遂)】(5)

の続き。


さてさて、

大内宿を観光して蕎麦を食べ、

温泉にゆっくり浸かってあったまった我々。


残すは、工事の後片付けと宴会のみ。


「途中に野菜売ってるところがあるから、寄ってく?」


おこぜ氏の提案にのり、

イタバシ&カンザワ&おこぜ氏組のクルマは買い物に、

総帥&ヨッシイのクルマは一足先にオンボロ山荘へ戻ることに。



で、立ち寄ったんだけど……

野菜の品揃え、悪し。

といっても、八百屋やスーパーではなく、よろず屋なので

あまり文句も言えないのだが。



近くにスーパーがないとは聞いていたが、

田舎なんだから米と野菜くらいは売ってるだろうと思ったのだが、
甘かった。

どうもこのへんに住んでいる方たちは、
自給自足に近い生活をされているのか、
スーパーや店を当てにしてないようで、

野菜なんてほんの少し、形だけ売ってるって感じ。



カンザワ「うーん、ほしいものが全然売ってない」

おこぜ氏「じゃあ、この先にコンビニがあるからそこへ寄ろう」



手ぶらで帰るのも気詰まりだったので、
欲しくもないトマトだけ買って、コンビニへ移動することに。


そこからすぐのコンビニの駐車場にクルマを入れ、

はれれ??と、我々。


「なんか暗くないか?」


見ると、出入り口のドアに貼り紙が…。


「暫時、留守にします」


暫時ってどのくらい!?

何時に戻る予定かくらい、書いておけよ~~~★

ちっともコンビニエンスじゃないじゃん!



さすが田舎。
都会とは感覚も常識もぜんぜん違うということを、あらためて学ぶ。


がっくしして山荘に戻り、料理はあるもので我慢してもらうことに。



30分もすると、

「ハーックション!! ぐす…ぐす…ぐずず」

「ハーックション! ハーックション!」


立て続けにでるくしゃみに、涙うるうる、

鼻水、ぐずぐず…。


鼻水かんでばかりで仕事にならんので、

鼻にティッシュを詰め込み、だましだまし夕食の支度。


「おいおい、カンちゃん大丈夫か? 風邪か?」

心配して声をかけてくれるのは、総帥だけだった…




このとき、気づくべきだったのだ。

死の気配が近づいていることに



さて、ありものでなんとか料理を作り、

どぶ燗宴会も盛り上がってきた頃のこと――


ここでひとつ告白しなければならない。



我々、ずっとトイレをどおしていたかというと……

野に放っておりました。

野ションです(※ウンはしてません)。


だってねー、いちいち、おまるっていうのは苦痛なわけですよ。

レバーを引いて水を流せばおしまいっていうのとは、
ワケが違う。

古いぼっとん便所も怖いけど…


で、宴会の合間に外に用を足しに行ったりするわけですが、

外から戻ったイタバシが、

「おいおい、たいへんだぞ」




「まだ9月もはじめだってのに、息が真っ白になった!!」

ひえええええ!!


その後、ぐんぐん気温は下がり……
アチチ燗にしたどぶがあっという間に冷酒に!!


Tシャツに、シャツを着て、トレーナーを着てても寒い。



あ、あり得ない。

顔がちびたくなってきた…

し、死ぬ~~~


「起きたら全員冷たくなってたりして…」

という冗談も、冗談に聞こえなかった。



イタバシは布団に入ったら最後、
「もう出られなかった」とトイレも我慢して就寝したとか。



恐るべし、天栄村。

さすが天とついているだけあって、天に近いです。



それにしても、おこぜ氏の体力に感服したというか…

生命力、強すぎ



なんで平気で短パンでいられる!?

恐るべし、おこぜ氏。

【天栄村殺人事件(未遂)】(5) 二岐温泉【柏屋旅館】 「カンちゃん、大胆だなー」

2009-10-14 16:36:45 | 旅行記
どうも、カンザワです。



【天栄村殺人事件(未遂)】(1)
【天栄村殺人事件(未遂)】(2)
【天栄村殺人事件(未遂)】(3)
【天栄村殺人事件(未遂)】(4)
の続き。



大内宿で遊んだあと、

温泉に浸かってさっぱりするべ…ということで、
おこぜ氏オススメの福島県二岐温泉の【柏屋旅館】へ。

(※柏屋旅館で検索すると、同じ群馬県の四万温泉の旅館が
  ヒットしますが、そことはべつの旅館)


入浴のみ、大人500円。



到着するなり、
「カンちゃん、あのね」とおこぜ氏。

「内風呂の脱衣所から野天風呂へ続いているから、
内風呂を突っ切って、そのまま野天風呂へ行くといいよ。
そこにも脱衣所があるから」


ふむ…。

べつに内風呂だけでもよかったのだが、

わざわざ仰るからには景色が素晴らしいとか、
理由があるに違いない…


そう思った私は、ちゃんと言われたとおりに
内風呂の脱衣所を通り抜け、
どうやら野天風呂に続いていると思われる一本橋を渡る。

渡る途中、

「カンちゃん、一緒に入るか~~~」


聞き覚えのある声にそっちを向いて、



ぎょぎょぎょぎょ~っ!
(※さかなクンじゃないです)


男連中が風呂に入るところでした。

ぎゃーーーーーー!

まぁ、裸を見ても、

べつに恥ずかしくもなんともないんだが…

(なんかもう動じない年頃なもので★)


見ちゃ悪いと思って下向いて女子の野天風呂へ。


って、あんまり離れてないんですけど~~~~!!


敷地内を流れる二岐川に架けられた橋を渡った対岸に
野天風呂があり、右手に行けば男性用、
左手に行けば女性用。


同じ道を辿るのね…。


囲いがあるとはいえ、
なんか近くて落ち着かないよ~~~~と思いながら、


ふと、振り返ると旅館の宿がそびえたつ。


景色のいい川側に部屋があるので、当然窓も川側。


……上から見えるんじゃないの??

どうも上階は宿泊客用の部屋らしく、人影があるような…!?





不安になってバスタオルを身体に巻いて脱ぎ、

絶対ここは死角のはず…というところで脱ぐ。



べつに隠すほどの代物じゃないが、

だからこそ、偶然、目にした人に悪いじゃん。

「目が腐る」とか思われたら悲しいし★



そんなこんなでようやく入浴。

したのだが、やっぱり落ち着かない


ちょっと熱めなので、ずっと入っているわけにもいかず、

休み休み入っていると(そのたびにバスタオルを巻いてた)、


……橋を渡っていく総帥の後姿が★

身に着けているのはタオル一枚である。

タオル一枚であるが……ごにょごにょごにょ。

さすが総帥だ



ほかの男性陣はどうしたのか?

もうあがったのかしら??

耳をすましても気配が伝わってこない。



う~~~アツい。

もう、あがっちゃえ!!

内風呂でゆっくり浸かるのだ。


そう決めたものの、脱衣棚に置いた洋服を見て憂鬱に。

汗がだくだくなのに、もう一度、洋服を着て橋を渡り、

脱いで内風呂に入るのか?


そうと知っていれば、楽ちんな服を持参したのに~~!


……

……

面倒だから、バスタオル巻きつけたまんまでいいや!


洋服が入った袋を肩にかけ、

バスタオルが落ちないようにスタコラサッサと橋を渡った。



「カンちゃん、大胆だなー」

そんな私を見て、おこぜ氏がそう言ったらしい。

「ヨッシイは見ないようにしてたけどな」

後日、イタバシが教えてくれた。
(つまり3人とも野天風呂にいたのだ)


夏になればもっと過激な露出してる人はたくさんいるので、

別段、大胆な格好だとは思わなかったのだが、

バスタオル一枚ってシチュエーションがやはり特殊だから?



それはともかく、

このあと内風呂でゆっくりあったまったわけですが、

鏡を見て驚いたっす。

おなかのあたりが、ぐるっと真っ赤!

ベルトみたいだった。


いままで、こんなふうに赤くなったことはなかったので、

これも暴飲暴食のツケなのだろうかと、ふと不安になったりして。



風呂上りにビールを飲みたいところであったが、

「俺が運転するんだからな~~~~」

という強固なイタバシの反対にあい、断念。


さっさと買って飲んでしまえばよかった(笑)



観光に蕎麦に温泉♪

今日はなんだかいい日だな…と思ったのが、甘かった!

【天栄村殺人事件(未遂)】(4) 任務終了→大内宿【山形屋】の打ちたて蕎麦

2009-10-14 11:27:28 | 旅行記
どうも、カンザワです。

さて、ちょっと間が空きましたが

【天栄村殺人事件(未遂)】(1)
【天栄村殺人事件(未遂)】(2)
【天栄村殺人事件(未遂)】(3)

の続きです。


酔っ払ってぐっすり雑魚寝して、目が覚めると6時30分。

見渡すと、

はれ??

どぶ総帥のふとんがもぬけの殻。


散歩かしらん…と、カンザワも朝の空気を吸いに外へ♪


よく晴れた、とても気持ちのよい朝。

どぶをしこたま飲んだのに、とても清々しい~~。

さて、総帥はというとクルマがない。
(どうやら羽鳥湖のほうへ行ってらしたらしい)


散歩といっても、周囲にはなんもない。

のどがかわいたなぁ…と思っていたら、
ヨッシイが外に出てきたので、ヨッシイのクルマで最寄りの酒屋へ行き、
自動販売機で水のペットボトルを7,8本購入。


前日、あまり睡眠時間がなかったにもかかわらず、
結局、そのまま起きてしまった。



そのうち、どぶ総帥も戻られ、朝食前に工事再開★


井戸を囲う小屋(?)は倒壊寸前で、

柱は腐食して手で崩せるくらいボロボロ。



ぶっ壊してイチから作ったほうが早そうというか、

ほとんど作り直し状態からはじまった工事は、

まず、前日、使えそうな柱だけ残して骨組みから…




なのに、翌日の9時23分には、この状態!!

すげ~~~~!!

仕事、速すぎ★

(※どぶ総帥の本業は、日本酒造りの杜氏です)




身軽なヨッシイ、大活躍★



なんでもできちゃうんだなぁ…


朝食を食べたあと、やはり睡眠が不足していた面々、

なんとなくゴロゴロしはじめる。

そのうち、ヨッシイの恋愛相談ていうか、
そもそも相手がいないようなので、
ナンパの仕方(?)をイタバシが教えはじめ…

寝ていた総帥も思わず苦笑。


当初、羽鳥湖近辺の観光をする予定だったが、
観光マップを見たイタバシが「大内宿に行こう!」と言い出し、
カンザワ「どこ、それ?」
イタバシ「知らないの? テレビの旅番組とかで紹介されてるじゃん」

みんなで出かけることに♪

どうせたいしたことないだろうな…とあまり期待してなかったのだが、

これが行ってみて大正解!!



セットのような完璧さに、てっきり移築したんだろうと
決め込んでいた我々でしたが、

なんと大内宿が形成されたのは、17世紀半ば(らしい)!

「江戸時代に下野街道の一宿場として栄え、
明治以降、交通路の変化により開発をまぬがれ、
昔の面影を今にとどめています」(パンフレットから抜粋)


まさに、奇跡。
ここだけ異空間です。


それにしても、大内宿へ向かう途中、
ほとんどクルマも人影もなかったのに…

平日だというのに、大内宿はすごい人気でした!!


行楽シーズンには大渋滞となるというのも、納得。

どおりで、途中、
「ここから先、引き返せません」という看板があったわけだ。




天気もよく、素晴らしい景色。


嗚呼、天栄村にお手伝いに来てよかった…と、
はじめて思った瞬間



サイダーときゅうりが冷えてます。



名物の栃もちも購入。

東京に戻って食べたけど、おいしかった!

さてさて、お昼はどこで食べようか。

どうも、名物は一本ネギで蕎麦をすくって食べる「高遠蕎麦」らしいのだが、

数ある蕎麦屋のなかから選んだのは、



山形屋】さん。



おばちゃんたちが、替わりばんこに蕎麦を打ちます。

「蕎麦食べてってくんなんしょ」

もちろん地粉100%の蕎麦です。


自転車でひとりでやってきた、高校生の男の子に
おばちゃんが栃もちをサービスしてあげてた。

おばちゃんの方言がまたいい味だしてました。


手前が普通のざるそば、
総帥のは大盛りです。

これが本当に大盛りで笑ってしまった。

上品な盛りの東京の蕎麦とは大違い★

なぜか写真に残ってなかったが、岩魚も絶品!



イタバシは天ぷらそば。

「カンちゃん、ここ泊まっていけるみたいだぞ。
 二人で今晩、ここに泊まっていくか」

イタバシの言葉に、

総帥がとっさに言ったひとこと。

見捨てないでぇ~~~

切実さに胸を打たれました♪
一生忘れません。


ちなみに、大内宿で泊まれる民宿は7軒あり、
蕎麦店またはおみやげ店でもあります。



コスモス越しに写真撮影する、ごきげんなおこぜ氏。

ごちそうさまでした!


あとで知ったのだが、大内宿からクルマで15分のところに
中山風穴があった。
ついでに行ってみたかった~~~


そして、帰り道、温泉へ♪