ウチごはん&ソトごはん

今日なに食べた?

奈良・三重「酒蔵めぐり」5:番外編1 蕎麦・菜食【一如庵】

2009-04-09 16:12:56 | 旅行記
どうも、カンザワです。

昨夜、たぶん今年はじめてシラフで21時に荻窪【落陽】へ。

21時になるとオネムになる早朝型のNariyanさんとも
久しぶりに会えて♪

「カンちゃんのブログ見てるとさー、
本当によく飲むよね。
いや、よく飲むのはわかってるんだけどさ、

あれ、全部は食べてないんでしょ?
「なにいってんすかー」
とイタバシ。
「ぜんぶ食べてるよな♪」

「え~~~! それでよくカラダ壊さないねぇ」


聞かれたのはワタシなのに、一言も言葉を挟むことなく
会話がすすんでました(笑)

カンザワ、あわててオナカを引っ込めてました★

ああ、痩せないと!!


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さて、久保本家酒造レポが半分終わったかな?
というところですが、本日は番外編。

蔵見学を一通りすませると、ちょうどお昼♪

酒造りの時期は忙しく、
3月ともなると疲れがたまっている頃。

なので、我々だけでタクシーで行くつもりでしたが、
専務が「クルマ出しますよ」と。

奥様のクルマで、ピアノのCDを聴きながら向かったのは


蕎麦・菜食【一如庵


イタバシマサヒロ(左)と【久保本家酒造】社長の久保順平さん(右)。

なんだか…太さは違うが、
身長、比率がすごく似てるような。

150年前の古民家で、
自家製粉の手打ち蕎麦と精進料理をいただけます♪


 
素敵~~~。
こういう雰囲気、大好き。


専務が、なにをそんなにウケていたのか…思いだせません。


  

蔵元社長の久保順平さんは、金沢大学を卒業。
大手都銀に就職し、ロンドン支店などの勤務を経て、
平成6年12月に蔵に戻る。
「小さな蔵が生き残っていくには、純米酒中心でやるしかない」と、
酒造りを大きく方向転換した蔵元さん。


酒蔵の経営、酒造りについての話を伺いました。

「こわくなかったというより、やるしかなかったと。

【神亀酒造】さん(※1)のように、ウチもできるのではないかと思ったが、渋くてキレイな酒はなかなか…。

【黒木本店(※2)】の社長とあるビジネススクールで一緒になったことがあり、
コア・コンピタンス”を得るためには、

商品力販売チャンネルストーリーが必要だなと」


※1)埼玉県蓮田市【神亀酒造(しんかめしゅぞう)】
昭和62年(1987年)、全国で最初に全量純米へ(アルコール添加をまったくしない酒造り)移行した。

※2)宮崎県の焼酎蔵【黒木本店】
「百年の孤独」(麦焼酎)、「野うさぎの走り」(米焼酎)、「きろく」「ハナタレ」(芋焼酎)、
尾鈴山蒸留所「尾鈴山 山ねこ(芋焼酎)」、「尾鈴山 山翡翠(米焼酎)」、「尾鈴山 山猿(麦焼酎」など。

そして
加藤杜氏との出会いや、

金沢大学時代の話、

久保順平社長が大手銀行に勤務していた頃の
ロンドン支店時代の話、

いつしかイギリス系ロックの話になって、

「いやー、こんなに“○×△□※”の話ができる人、
はじめてですわ。嬉しいなぁ~」と専務。

だれの音楽の話だったか忘れましたが、
なんかすごい盛り上がってた。

さすが、つまんないことまでよく知ってるイタバシ、
なんでも話をあわせるなーと感心。

っていうか、
「この人、中大時代に
アメリカン トップ40研究会”に入ってたんですよ」
というと、
「じゃあ、その頃から楽器をやってたんですか?」
と専務(社長だけど)。

ちがうんです。

音楽をやるんじゃなくて、
たとえば「カーマは気まぐれ」だと何年何月にチャートインしたかはもちろん、
そのあとの順位動向を完璧に暗記する研究会。
そういう人がいっぱいいて、「とても便利だった」らしい。


なんで例えが「カーマは気まぐれか」っていうと、

「カンザワさんは洋楽は聴かないんですか?」
と聞かれ、
「えーっと、ワタシがイギリス音楽で浮かぶのは、

カルチャークラブデビッド・ボウイワムデュラン・デュラン

くらいです」という話をしたから。
すみません、思い切りメジャー系★

でも、
「カーマカーマカマカマカマ、カメレオン♪」
なつかしー★

さて、【一如庵】さんですが、
おもてなしがとても素敵でした。

 
まずは、お茶と蕎麦せんべい。


我々は、1,600円の「精進 一の膳」を。

ちなみに
昼の「二の膳」(3,000円)と、
「夜の膳」(5,200円)は前日までに要予約です。
夜は「夜の膳のみ」です。


すみません、我々だけお酒をいただきました。
最初の1合だけ冷やで、あとは燗酒。









最後に酵素玄米が出ます。

蕎麦はもちろんおいしかったですが、
手間をかけ、美しく盛られた精進料理がおいしかった。

こういうところで食事すると、本当に時が経つのを忘れます。

こちらでは、たぶんそういう配慮だと思うけど
見える範囲に時計がなかったように記憶してます。

椀物のお出汁がおいしかったなぁ。

洗練されているけど、必要以上に気取らず、
どこか素朴さを感じられるところが
奈良らしくていいなと思いました。


これで1,600円はお得です。
桜の季節にまた訪れることができたら、幸せだな。





 

自然豊かな場所なので、
四季折々の風情が楽しめそう。

いいなぁ、こういうの。



あれ……最初の写真でも思ったんだけど、
専務ってもしかしてO脚気味?



【一如庵】
奈良県宇陀市榛原区自明1358
0745-82-0053
営業時間:11時30分~14時30分
     (※「二の膳」(3,000円)は前日までに要予約)

     夜は「夜の膳」(5,200円)のみで、前日までに要予約で17時~20時。
定休日:月曜(第1・3)、火曜
駐車場あり