ウチごはん&ソトごはん

今日なに食べた?

広島旅行(1) 「魚信」のおこぜ料理に感動!

2005-10-11 19:04:19 | 旅行記
先日、ブログに竹鶴のにごり酒のことを書きしたが、

広島竹原市「竹鶴 純米にごり酒」「竹鶴 雄町純米にごり酒」 

2003年春に、広島竹原市の竹鶴酒造に酒造りの見学に行く機会がありました。

せっかく広島の竹原市へ行ったので、ついでに尾道界隈を旅行したのですが、いまでも思い出す味の数々…。

せっかく思い出したついでに、現在でも記憶に残っていることだけ書いておきます。旅行されるときの参考になれば嬉しいです。といっても、1年半前のことになるので、だいぶ記憶があやふや、現在とは状況が変わっているかも知れませんが。

この旅行でひとつだけあげろといわれれば、

尾道市の「魚信(うおのぶ)」という料亭旅館です。もう、信じられないくらい料理が出てくる! いまでも思い出すと、すごく興奮してしまう…。



「魚信」と尾道の紹介については、魚信のHPの紹介を引用させていただきます。

-------- 「魚信」のHP紹介から ----------


   しまなみ海道の玄関口で、坂の町、文学の町、映画の町として知られ
   さらには瀬戸内の豊かな魚介類が揚がる尾道。そんな尾道で「魚信」
   は代々から受け継いだ味を守り、今に伝えております。
   オコゼの薄造り、雲丹飯等、本格派料亭ならではの料理をお出しいた
   します。
   お部屋は、目の前が尾道水道です。のんびりと行き交う舟を眺め、波
   の音を聞きながらごゆっくりとおくつろぎくださいませ。

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竹鶴酒造の見学が決まってから、即予約しました。とにかく名物のオコゼ料理が食べたい。予約してみると、1泊二食付きで1人2万円ちょっと。値段も手ごろです。

「魚信」宿泊料金&飲み物料金はコチラ

数奇屋造りの旅館は、いい感じに古びています。窓から連絡線が定期的に行きかうのが見えて、とてものんびりとした気分でお茶と銘菓「淡月」をいただきました。結構、おいしかったような…。



さて、お風呂に入ってさっぱりしたところで、いよいよ夕飯。オコゼです。



いきなり豪勢です。オコゼの薄作り、鯛の刺身が出てきました。お酒がすすんでしまう…。



この後の展開を知らない私たち、「おいしいね~」と上機嫌で余裕をかましてました。





えーっと、念のために言っておきますが写真の料理はすべて一人前です。二人でシェアとか一切ありません。もちろん、お椀や皿が小さいわけではない…。もう、この頃にはおなかぱんぱん! メインはいつ出るんだろう…と不安になってました。



これも一人前。うま~い。でも、気絶しそう…。

酒を飲んで、「おなかがいっぱいではない」と思い込もうと努力する。



ようやく、名物のオコゼの唐揚げが登場!

もうおなかいっぱいでしたが、とてもおいしかったです。

しかし、腹いっぱい。とても座っていられません。

女将さんが料理を運んで来てくれたのですが、女将さんが部屋から出て行った途端にばたんと横に倒れていたくらい、腹ぱんぱん。あ~幸せ。「幸せでおなかがぱんぱんで、つらいよお~」と叫んだことを覚えている。



そして、これまた名物のウニごはん。腹すっぱんぱんでしたが、おいしかったです。根性で食べました。もちろん、フルーツも。

これで一泊二食付き2万円ちょっとだなんて、安すぎます。

しかし、カンザワはこれでおしまいじゃなかったのでした…。


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「ご満足いただけましたか?」
お皿を下げにいらした、女将さんに聞かれ、
「はい、もちろんです。ぜんぶおいしいし、すごい量ですね。オナカいっぱいになりました」
女将さん、にこにこと私たちの話を聞いた後、
「お客さん、お酒が好きなのね」
と、一言。お客さん、というのはカンザワのことである。
「ええ、すみません。のん兵衛で…」
「そうなの。だったら、後で飲みにいらっしゃい」
へ?
どこへ?
きょとんとしているワタシに、女将さんが言った。
「片付け終わった後、私たち下で食事しているから、よかったら飲みにいらっしゃい」
「はぁ…」
このときは、胃袋に血液集中していたので、いつもより反応がだいぶ鈍かったワタシ。

しかし30分後――。
少し腹がこなれてきた。となると、やっぱ飲みに行っちゃおうかなぁ…なんてのん兵衛の血が騒ぐ。

「下に行って来ていい? せっかく誘ってもらったし…」
「え? 本当にいくのか? …あんまり遅くなるなよ」
「はーい」

こういうときの返事は我ながら、とてもいいなと思いつつ、下へ降りていく。下に下りて行けばわかるだろうと思っていたんだけど、しーんと鎮まりかえっていて人の気配がない。
うーん…。
もっとちゃんと聞いておけばよかったなぁ…。

仕方ない、引き返そう。
くるりと方向転換した途端に、女将さんとバッタリ。
「あら、本当に来たの?」
ふふふ、と女将さんが笑った。
「ちょうどこれから食事になるところよ。さぁ、いらっしゃい、いらっしゃい。いままでいろんな方を誘ったけど、本当に来たのはあなたがはじめてよ
(え? そうなの?)
まずいことしちゃったかしら。
「どうぞ、どうぞ」と背中を女将さんに押され、応接室みたいな部屋へ。そこには従業員女性が二名か三名いただろうか、大きな鍋がカセットコンロの火で暖められ、おかずがテーブルに載せられていた。

「お鍋、食べる?」
「いえ、もう~おなかいっぱいで」
「ちょっとぐらいなら食べられるでしょ」
他の従業員の方がお椀によそってくれたので、またまた食べるカンザワ。うー、さすがに入らん。でも気合いで一口、ふた口食べます。
「お酒は私と一緒でいい?」
銘柄は忘れましたが、女将さんのお気に入りだというお酒をいただきました。
おなかいっぱいだけど、お酒は入っちゃうんだよなぁ…不思議。

そうこうしているうちに、従業員の方たちは食べ終わった順に「お先に失礼します」と帰っていく。で、最後は女将さんと二人で飲みました。どのくらい飲んだんだろう? 遠慮せずに、いただいちゃった。最初は尾道観光について話してたのに、だんだん人生話。いろいろ話せて、すごく楽しかった。
「あまり遅くなると、ご主人が心配してるだろうから。でも、こうやって飲みに行かせてくれるなんて、いいご主人ね。大事にしなくちゃだめよ」
と、誉められて、いい気分のまま部屋に戻ったのでした。

旅館に泊まって、こんな濃い思い出ができたのは、私もはじめて。

翌日、
「あら、昨日撮影してくれたら、着物だったのに~。朝は洋服なのよ」
という女将さんと、記念撮影。



ばっちり着物姿の女将さんとも撮影させてもらえばよかったな。

ちなみに、写真とともに送った令状がHPの「ご宿泊の感想」に載ってます。旅館に令状を書いたのは、これがはじめてでした。

ワタシ、この日のことは一生覚えているだろうな…。



魚信
広島県尾道市久保2丁目27番6号
0848-37-4175
     

小布施へ(3) 「枡一市村酒造場」「小布施堂」

2005-10-09 01:12:13 | 旅行記


しかし…。
小布施堂で栗のアイスクリームを食べながら、小布施堂のパンフレットを見てびっくりした。

そこには「枡一市村酒造場」と「小布施堂」の施設地図があったのだが――

「小布施町のど真ん中じゃん」なのだ。

たとえば、レストランなど飲食スペースがある店舗を数え上げてみると、季節料理「小布施堂本店」、洋風レストラン「傘風桜」、BAR「碧漪軒(へきいけん)」、寄り付き料理「蔵部」。ほかに最初の成功となった美術館「北斎館」があり、さらに2006年春にはブティック・ホテル「枡一客殿」が完成予定。

だから、住所なんて知らなくても一番賑やかなところを目指せば、もうそこは枡一市村酒造場と小布施堂エリアのはず。

なかでも、今回、小布施に行ったら是非行ってみたいと思っていた場所がある。

それは、枡一本店の“手盃(てっぱ)”。手盃とは、居酒屋やスナックがない時代、酒屋の店先や店内にあった飲みスペースのこと。

なぜ、そこに行きたかったかというと、手盃が出来たときの面白いエピソードがあるからだ。

そのまえに、小布施について簡単に説明したい。

小布施は人口1万2千人の小さな町。そこに年間130万人もの観光客が訪れる。その経済波及効果は30億円にのぼるといわれるが、かつての小布施は、訪れる観光客もなく、名産品を直販できる体制もなかったため、酒も栗菓子も名産品は卸を通じて主に首都圏に販売。当然、町の経済状態は苦しい。

2005年の今年、創業250年を迎えた枡一市村酒造場も例外ではなく、一時は倒産寸前の窮地に陥っていた。

そんな小布施がなぜ生まれ変わることができたのか…なんだかテレビ東京の「ワールドビジネスサテライト」みたいになってますが、そのキッカケを作ったひとりの女性がいる。周囲から“台風娘”と呼ばれる、セーラ・マリ・カミングスというアメリカ人女性だ。

そのへんの経緯について書くと長くなるので端折るが、この手盃は枡一の事務所を縮小して店を広くしたことで生まれたバーだ。つまり、以前は事務所だったわけで、「事務所を縮小して、手盃を作りたい」とセーラさんが言い出したとき、周囲は反対し動こうとしなかった。その反対を押し切って彼女はどうしたか。

なんと、いきなり巨大なハンマーで壁をぶち壊しはじめたのである…。強行突破!

そんな武勇伝が残る、「手盃」。そんな話を聞いたら、酒のみの血が騒ぐってもの。是非、手盃でお酒を飲んでみたくなる

実はこの話は書物を読んだわけではない。イタバシが連載していた漫画雑誌「ビッグコミック」の取材に何度も訪れたことがあるのだ。

ニッポン元気者列伝

小学館

このアイテムの詳細を見る


原作はイタバシマサヒロ、画は岩田やすてるさんの、実話をもとにした漫画です。もし興味があったら、読んでみてください。

さて、“手盃(てっぱ)”のカウンターに座ると、枡一の法被を来た方がお相手してくれた。酒の販売コーナーの一角にあるのだが、落ち着いた雰囲気。店の一番奥に位置しているため、結構、のんびり酒を楽しむことができる。

ああ、手盃の写真を撮影するの忘れてました! デジカメじゃないと、どうも調子が狂ってしまう…。

「白酒(どぶろく)」、糯米で造った「州」などを盃で次々に飲みつつ、話しているうちに、この方が枡一の専務だということが判明。
取材のとき、専務のスケジュールと合わなかったとかで、イタバシも専務とお会いするのは初。

「にごり酒は、ミキサーにかけたりするところもありますが、ウチは一切そういうことはしていないので…」と酒の造りについても、丁寧に教えてくれるし、セーラさんの逸話も面白おかしく、本音トークで聞かせてくれた。



↑写真真ん中が市村専務。

数日前に、枡一市村酒造場の純米酒「スクウェア・ワン」と酒には、“原点”という意味が込められていると書いた。言葉に込められた願いが伝わってくるような、清々しい雰囲気がある蔵だった。

しかし、セーラさん旋風はものすごいらしい。彼女が歩いていると「セーラさんよ~」とおばちゃんたちが群がってくるので、すぐわかるんだとか。今回、残念ながらセーラさんを見かけることはなかったけど(夕方、飼い犬の散歩をするらしい)、おばちゃんが群がる様子を遠くから見てみたかったなぁ

さてさて、小布施の町を散歩してみると、町並みにすごく気を使っているのがわかる。



↑写真は小布施堂テラス脇の栗の小径。栗の間伐材が敷き詰められている。



↑「しんきん」にも暖簾が。ちょうど3時になったところで、この後、職員が暖簾を外しに出てきた。

もっともっと見たいところがあったなぁ…。

次回はもっと早起きして、小布施へ出掛けることにしよう♪ そう考えつつ、すっかり酔っ払ったカンザワはクルマのなかで爆睡

食って飲んで寝てちゃ、太るっつーの。

小布施へ(2) 「蔵部」 “寄り付き”料理&「枡一市村酒造場」の酒

2005-10-08 05:59:21 | 旅行記


小布施に到着すると、もう昼時。真っ先に向かったのが、小布施の酒蔵「枡一市村酒造場」が経営しているレストランのひとつ、「蔵部(くらぶ)」。蔵の一部を改装して作られた和食レストランだ。週末ともなると、1時間待ちは当たり前という人気ぶり。この日は平日の月曜日ということもあり、予約せずにすんなり入れたが、週末や祝日に訪れるのなら絶対に予約しておいたほうがいい。

まず、目を奪われるのは、中央の土間風オープンキッチンだ。そこにはあるのは、なんと竈。料理人たちは、竈の薪と炭で、煮る、焼く、蒸すという、昔ながらの田舎料理を作っていくのだ。ごはんは毎日、籾から精米、竈で炊き上げるとのこと。





大きな蒸篭からはやわらかい湯気がこぼれ、竈の炭がパチパチと爆ぜ、薪で炊くごはんの釜はしゅーしゅーと音を立てている。網のうえで焼いた魚が、つけタレに浸した途端、じゅうう! 牛肉を焼く大きな中華鍋の底を、竈の赤い炎が包み込む。昔の台所は賑やかで、愉快な音が溢れていたんだなぁ…。

蔵部は昔ながらの“寄り付き料理”――寄り付きとは、蔵人が食事をしたり休息したりする場所のこと――をテーマにしているので、料理は基本的にシンプル、種類は大きく3つだ。

「信州牛ロース重ね焼き」と、「おまかせ海鮮」と、「焼き魚」。

それぞれに猪口一杯の「白金」のお酒、小鉢、漬物、かまどめし、汁、果物がつき、ごはんと味噌汁は料金を追加することで「栗ごはん」と「豚汁」に差し替えることもできる。

おやきとみたらし団子を食べてから、まだ30分くらいしか経っていないので、とりあえず、日本酒を飲みつつ軽くつまむことに。純米酒山廃桶仕込み「白金」を一合(1,110円)、ひたしまめ、刺身を注文した。トップの写真が、白金とひたしまめ。白金のボトルが、なんとも美しい。白金は購入すると一升瓶で10,500円と高額の商品で一合1,050円の計算だから、レストランでもほとんど同じ値段で飲める。蔵元とはいえ、これはお得といっていいと思う。

「白金」は丁寧に醸された酒だけあって、育ちのよさが伺える酒だ。育ちがいいとは弱っちいということではない。芯がしっかりしていて、まっすぐ前を見ている酒だ。素直においしいと思える酒で、するすると飲めてしまう。初心者も、飲みなれた人も、だれもが楽しく味わえる酒…。ほとんど私ひとりで飲んでいるのに、もう1合「白金」を追加し、さらに純米酒「スクウェア・ワン」を1合と、食事を注文。

カンザワは「信州牛ロース重ね焼きと栗ごはん」のセット、イタバシは「信州牛ロース重ね焼きと豚汁」のセットにすることに。どちらも、2,420円。ちょっと高いなぁと思わなくもないが、観光地だし、雰囲気がいい店は都会も田舎も若干値段が高くなる。雰囲気も値段のうちと思えば、妥当な値段だと思う。

信州牛重ね焼きもおいしかったし、意外に魚料理もおいしそうだったが(海なし県の長野県なので、どうかなぁと不安だったのです)、なんといってもおいしかったのが栗おこわ。ゴルフボール大くらいの、大きな栗がごろんごろんと3つ入っていたのが嬉しかった。

ところで、食事に「白金」が盃1杯セットになっていることに気付いていなかったので、思ったよりも飲んでしまった。とてもラッキー。すっかりいい気分♪

実はこのとき、デジカメがバッテリー切れ。充電器を東京に置いてきてしまったまま、蓼科にいるうちに切れてしまったため、どうしようもなく久しぶりにフィルムカメラで撮影。しかも、このカメラはズームがなくレンズを替えるタイプ…という本格派。まったくの宝の持ち腐れで、ぜんぜん使いこなせていないため、料理写真がいまひとつ…で、仕方なくイタバシの食事風景を参考に載せときました。ご不満を感じる方もいるでしょうが、アシカラズ。



蔵部
026-247-5300
営業時間 11:30~14:30、18:00~21:00
定休日 年中無休



―― 小布施へ③に続く ――

小布施へ(1) 途中、須坂で団子と味噌

2005-10-07 17:03:44 | 旅行記
秋といえば、栗。栗といえば長野県の小布施町が有名。

ちょっと前のことになりますが、9月26日に小布施町に行ってきました。

小布施町は長野県北部、長野盆地(通称善光寺平)の北東に位置しているのだが、長野県の真ん中、諏訪盆地生まれのワタクシは実はこれが“初”小布施。なにしろ、長野県は全国3位の面積。同じ県内といっても、ちょっと遠いのです。

小布施には、「枡一市村酒造場」という、先日のブログでも書いた、「スクウェア・ワン」や「白金」という酒を造っている蔵元さんがある。ずーっと行ってみたいと思っていたのだが、なかなか機会がなく、今回、ようやく行けたのでした。

以前のブログ記事はコチラ↓
枡一市村酒造場の純米酒「スクウェア・ワン」


当日は朝8時に蓼科の家を出発! 諏訪インターから中央自動車道、長野自動車道、上信越自動車道を通って、ようやく須坂東に到着。高速料金は片道2,600円だか2,800円だったかな。結構かかった。もちろん、昼間から飲むぞ! と意気込んでいたので、行きはカンザワが運転。高速道路といっても、所詮、山と盆地の長野県の道。ぐねぐねカーブとトンネルだらけで運転に疲れました。想像してたよりも遠かった…。

さて、ここからは一般道で須坂を抜けて小布施へと向かうのだけど、須坂も“初”。せっかくだから、なんか食べたいなと。地元雑誌に「午前中に売り切れてしまうこともある」と書いてあった、団子と手作りおやきの店「コモリ餅店」に立ち寄りました。朝食抜きで出発したので、おなかぺっこぺこです。



10時に到着したのですが、ショーケースには、すでに「売り切れ」の品物が2種類! 開店9時、田舎の町の団子屋さんで、もう売り切れがあるというのは凄い。人気があるというのは、本当なんだ~といきなり納得してしまった。

でも、名物コモリだんごはまだあったので、ほっと安心。みたらし団子2本と、おやきは“丸なす”と“ミックス野菜”の2種類お買い上げ。

創業大正八年、「泣く子もだまる」というコモリ餅店の名物団子は、石臼で挽いた米粉製。これがもう、お米の風味とコシがぜんぜん違う! あまりにおいしくて、「10本くらい食べたい!」と思ったけど、この後、まだまだ食べたいものがあるので自制。おやきもまた、うまい。素朴な味が泣けてきます。ちょっとしょっぱめで、日本酒にも合うなぁ…なんて思いながら、クルマのなかでもぐもぐ。これは一度食べる価値アリ!です。おすすめ!

えーっと、すみません。
夢中で食べてしまい、撮影し忘れました
なにしろ、腹ペコだったもんで…。

サイトに詳しく紹介されていたので、そちらをご覧ください。


コモリ餅店
長野県須坂市北横町1316-11
026(245)0528
営業時間:午前9時~売り切れ閉店
定休日:不定休
おやきは全国発送可




せっかくの須坂まで来たので、味噌&醤油屋「塩屋醸造」に寄り道。



江戸時代に塩屋として創業し、やがて味噌・醤油の醸造を始めるようになったとのことだが、歴史を感じさせる建物で、なんと9棟の蔵があるのだそう。須坂には、こういった古いお蔵がたくさんあり、町並みを眺めているだけでも楽しい。

店に入った途端、ずらりと並んだ味噌に迎えられました。




どれを選んでいいのか、さっぱりわからない…。

「すごいいっぱいあるね~」とイタバシと話していると、「はじめてでいらっしゃいますか? 味見できますよ」とお店の方。

なにしろ、味噌大好きなワタクシ。片っ端から味見させていただきました。が、しかし! どれもこれも旨くて、さらに悩みが深くなっただけ…。

しかも、お店の方によると、舐めたときにしょっぱく感じたものが、味噌汁にすると甘く感じたり、また逆に甘く感じたものがしょっぱくなったりするのだという。

うーみゅ、ますます悩む。

結局、4種類の味噌と醤油、万能つゆを購入。いきなり5,000円近い出費になってしまった。味噌については、後日、あらためてレポします♪

おいしそうな漬物もいろいろ揃っていて、こちらも味見できます。でもでも、今回の旅の目的は小布施。あまり時間をかけていらなれない…というわけで、後ろ髪をひかれつつ、店を後にしたのでした。

塩屋醸造
長野県須坂市新町537
026(245)0029
営業時間 8:30~19:00
定休日 日曜日(8月、12月は無休)
全国発送承ります



さてさて、いよいよ小布施町、「枡一市村酒造場」へ♪

―― 小布施へ②へつづく ――